ソーラー＋メトロ＝上海メトロのグリーンパワー

浦東の龍陽路地下鉄車両基地は上海メトロの2号線と7号線に運行しており、毎日列車が出入りしています。この地下鉄格納庫が隠れた発電所だということを多くの人は知りません。格納庫の屋上はソーラーパネルで覆われており、地下鉄の電車に環境に配慮したクリーンな電力を供給しています。

ファーウェイのスマートPVソリューションを搭載した太陽光発電所の設備容量は3.66MWで、年間平均約340万kWhの電力を生成します。これにより、約1,200トンの石炭に相当する量を節約するか、3,390トン¹の二酸化炭素排出量を削減することができます。格納庫の屋上にある太陽光発電所の総面積は50,000平方メートルで、これはサッカー場の5つまたは6つ分に相当します。約13,000の280ワットモジュールがインストールされています。ソーラーパネルは、接続するメトロラインに給電する地下鉄車両基地の変電所に接続されています。太陽光発電所が1年間に発電する電力は、8両の2号線で約20万kmの走行をサポートできます。これは、2号線の往復1,560回以上に相当します。

上海メトロ龍陽路車両基地のPV太陽光発電所（Mはメトロを、緑の草は環境に優しいことを表しています）

2020年末現在、上海メトロの10の車両基地にグリッド接続されたPVシステムがあります。これらを合わせると、総設備容量は約24MWあり、毎年平均約2,300万kWhを発電します。今後、より多くの上海メトロシステムが太陽光発電に移行するでしょう。

地下鉄システムでPVを使用することは、グリーン電力がグリーン輸送にどのように貢献できるか、そして上海が炭素排出量をより早く削減し始めるのにどのように役立つかを示す完璧な事例です。