武漢の火神山野戦病院（臨時医療施設）で5Gネットワークを稼働させる

2020年初頭に新型コロナウィルス感染症が感染拡大した際、中国中部の都市である武漢が最も大きな被害を受けました。このとき、さまざまな立場の人たちが、感染拡大の収束に向けて尽力しました。このような状況下では、信頼できる通信ネットワークが非常に重要でした。

1月23日、新型コロナウィルス感染症の予防と制御のための武漢緊急指令センターは、火神山野戦病院に5Gネットワークを展開するよう要請しました。ファーウェイ湖北代表事務所はこの要請に応え、直ちに通信事業者のお客様と緊急プロジェクトチームを立ち上げ、一晩かけてネットワーク計画を話し合い、必要な設備や資材を調整しました。

旧正月の大晦日である1月24日、ファーウェイと契約企業のエンジニア50人以上が各グループに分かれて、現場調査、ネットワーク構築計画、資機材の備蓄などを行いました。

1月25日、エンジニア13人がバックオフィスのサポートを受けながら、病院のネットワーク構築に向かいました。わずか1日で、5Gの緊急用基地局が稼働しました。2月4日からは患者の入院が始まるため、プロジェクトチームは人混みと騒音の中、仮設倉庫で24時間体制でネットワークの準備を進めました。2月3日には、テレビ会議システムとビデオ監視システムの設置を終え、ネットワークの最適化を完了しました。これらのシステムにより、病院は遠隔診察や遠隔監視サービスを提供できるようになりました。

1月23日に武漢が封鎖されてから2月14日までの間に、ファーウェイ湖北代表事務所は、41件の緊急ネットワーク操作を完了し、445件のライブネットワーク問題に対処し、181個の緊急スペアパーツを供給しました。合計463人日がこのプロジェクトに費やされました。

この時間との戦いで、ファーウェイのエンジニアは課題に立ち向かい、当社のお客様が人々の命を救うために不可欠な通信チャネルを構築するのを支援しました。

ファーウェイのネットワーク設備の搬入

病院内でのネットワーク最適化作業