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長い歴史と多彩な顔を持つ中国最大の都市 重慶

2018.07.06

高層ビルと伝統的な建築が混在する洪崖洞(ホンヤートン)地区

頼 元科(ライ・ユェンクー)
ワイヤレスネットワークソリューションセールス本部 
シニアプロダクトマネージャー

重慶大学で情報通信システムを学び、2005年に新卒でファーウェイに入社。無線ネットワークのソリューションセールス一筋で、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタンと深セン本社での勤務を経て2015年に来日。昨年パパになり、現在深センに住んでいる妻といたずら盛りの息子がまもなく来日するのを心待ちにしている。



入り組んだ風景の都市部と 壮大な自然が楽しめる郊外

重慶市は中国で唯一内陸部に位置する直轄市で、総人口3,000万以上、北海道よりも広く、人口と面積で中国最大の都市です。山勝ちな地形で平地が少ないため、建物や交通網が立体的に整備されており、モノレールがビルの中を走っていたり、高速道路が5層にも重なりあっていたりと、ダイナミックな風景が見どころ。長い歴史を持つ街でもあり、伝統的な中国建築と近代的な摩天楼とが混在し、幻想的な雰囲気を醸し出しています。

広大な重慶には多彩な顔があり、世界的に知られる観光地・三峡や、中国で最も高低差の大きな滝がある江津四面山、巨大なカルスト地形の天生三橋など、豊かで壮大な自然も楽しめます。

斜面に建てられたビルの中をモノレールが走る、立体的な風景

世界遺産の中国南方カルストの1つとなっている武隆区の天生三橋

なんでも激辛! 人柄も火鍋のようにホット

重慶名物といえば、なんといっても激辛の火鍋。肉や野菜のほか、食べられるものならなんでも具にし、山椒と唐辛子の強烈な麻辣(マーラー、麻は舌がしびれる感覚、辣はスパイシーな辛さ)スープで煮込みます。鍋以外の料理もほとんどすべて辛く、南京・武漢と並んで中国の「三大火炉(ボイラー)」と呼ばれる重慶の猛暑を辛さで乗り切ります。火鍋は重慶人の象徴でもあり、オープンで豪快、まっすぐで情熱的な人柄が表れていると言われています。

9つに仕切られた重慶名物の九宮格火鍋。
最も高温になる中央のマスに肉を、それ以外にその他の具を入れて食べる

朝食によく食べる重慶小麺も、もちろん激辛

海外経験で大きく成長
日本で学ぶ技術へのこだわり

無線技術を専攻した私が、当時すでに通信機器業界の大手だったファーウェイを就職先に選んだのは自然な選択でした。入社1年後には初の海外赴任でロシアへ。経験豊富な先輩たちからソリューションセールスのイロハを教わり、お客様とのコミュニケーションについて多くを学びました。次のタジキスタン、ウズベキスタンでは職責も大きくなりましたが、視野が大きく広がり、チーム一丸となってプロジェクトを成功させる達成感も味わうことができました。同時に、まだ若かったのでたくさんの友人を作り、楽しい時間を過ごせたのも良い思い出です。

その後深センに戻り、同僚の紹介で知り合った妻と結婚してまもなく、日本への赴任が決まりました。来日して3年になりますが、日本のお客様の技術に対するこだわりにはいつも感銘を受けます。お客様のご要望にしっかりと応えられるよう、さらに知識を深めてスキルアップしたいと感じます。

ファーウェイではさまざまなバックグラウンドを持った世界中の人たちと出会えて、仕事や日々の生活を通じて大きく成長しました。もうすぐ一緒に暮らせるようになる息子も、パパの背中を見てグローバルに活躍できる人間に育ってくれたらいいなと思います。