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ファーウェイ、米マイクロソフトとともに「Microsoft Azure Stack」向けオールフラッシュソリューションを発表

2018.10.23

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、同社最大規模のICT業界向けの年次イベント「HUAWEI CONNECT 2018」(10月10日~12日、上海エキスポセンター)において、米マイクロソフトとともに「Microsoft Azure Stack」向けオールフラッシュソリューションを発表しました。これにより、エンタープライズハイブリッドクラウドのサービスレベルとデータの信頼性を向上し、最良のエクペリエンスをお客様に提供します。

「Microsoft Azure Stack」向けオールフラッシュソリューションを共同発表したファーウェイとマイクロソフト

今回発表した共同ソリューションには「Microsoft Azure Stack」向けソフトウェアに加え、ファーウェイのエンタープライズグレードのラックサーバー「FusionServer 2288H V5」、「ES3000 V5 NVMe SSD」、データセンタースイッチ「CloudEngine(CE) 6865」、管理ソフトウェア「eSight」が含まれます。

ファーウェイのサービス指向ラックサーバー「FusionServer 2288H V5」は最大24基の「ES3000 V5 NVMe SSD」を構成可能で、NVMe SSD オールフラッシュ構成では、SSD-HDDハイブリッド構成およびオールHDD構成に比べてはるかに高いIOPS性能と読み取り/書き込み帯域幅を実現できます。また、「ES3000 V5 NVMe SSD」には、ファーウェイの子会社であるHiSilicon(ハイシリコン)が設計する新世代のSSDコントローラーASIC Hi1812Eを内蔵し、NVMe PCIe 3.0とSAS 3.0ポートに対応します。「ES3000 V5 NVMe SSD」は14マイクロ秒の低遅延性能に加え、最大3.5Gbpsの読み取り帯域幅と3.2Gbpsの書き込み帯域幅、825,000/300,000の読み取り/書き込みIOPS性能を提供し、それにより最高のサービスエクスペリエンスを実現します。

またデータセンター向けに設計された高性能、高密度、低遅延の次世代25GEスイッチ「CE6865」は、1Uのスペースに48個の25GEポートと最大8個の100GE高性能アップリンクポートを収容し、業界最高のポート密度と3200MppsのL2/L3フォワーディング性能を提供します。また、各種のデータセンター向け機能を備え、ノンブロッキングかつ柔軟なネットワーキングプラットフォームを実現し、クラウド時代のデータセンターのネットワーク要件に対応します。

今回発表したソリューションに含まれるファーウェイの管理ソフトウェア「eSight」は、サーバーやスイッチの効率的な統合管理を実現します。同ソフトウェアはファーウェイ独自開発の障害診断管理(FDM)により、CPU、メモリ、PCIeカードの障害をインテリジェントに自動診断・分析できることに加え、対処方法に関するヒントを提供することで、O&M全体の効率を向上します。

ファーウェイ ITサーバーソリューション部門ジェネラルマネージャーの張小華(ケネス・チャン)は次のように述べています。 「マイクロソフトはファーウェイと同様に革新的な技術とお客様を軸とした企業であり、ファーウェイの重要なパートナーでもあります。『Microsoft Azure Stack』向けオールフラッシュソリューションは、両社の強力なパートナーシップを改めて裏付けるものです。ファーウェイの最新の『ES3000 V5 NVMe SSD』で構成されたラックサーバーを土台としたハイブリッドクラウドサービスの理想的なプラットフォームを実現し、高速かつ安定したサービスエクスペリエンスをお客様にもたらします。ファーウェイはコンピューティングの限界を越える技術革新に注力するとともに、産業パートナー各社と連携して、柔軟性と信頼性を兼ね備えた高性能なハイブリッドクラウドソリューションをお客様に提供していきます」

マイクロソフト中国地域 OEM部門ジェネラルマネージャー アダム・オウィー(Adam Owee)氏は次のように述べています。 「当社はAzure Stackを統合した高性能なシステムにおいてファーウェイと協力できたことを非常に嬉しく思います。業界をリードするこのハイブリッドクラウドソリューションによって双方のお客様がデジタル変革の商機を獲得できるようになると確信しています。マイクロソフトが世界をリードするクラウドサービス事業者として先進的なクラウド技術と運用経験をAzure Stackに統合することで、お客様は最新のAI、IoT、エッジテクノロジーを使用して自身のデータセンターでイノベーションを実現できます。中国から世界まで、マイクロソフトはファーウェイを含むより多くのパートナーとの協業に注力し、クラウドエコシステムの発展を強化していきます」

「HUAWEI CONNECT 2018」は「インテリジェンスをアクティベートする(Activate Intelligence)」というテーマのもと、10月10日~12日まで上海エキスポセンターで開催されました。詳細は特設サイト(英語、http://bit.ly/2ON36ZI)をご覧ください。

ファーウェイのMicrosoft Azure Stack向けハイブリッドクラウドソリューションに関する詳細は、以下をご覧ください。

(英語)http://e.huawei.com/en/solutions/business-needs/data-center/azure-stack

(日本語)https://e.huawei.com/jp/solutions/business-needs/data-center/azure-stack

本参考資料は2018年10月15日(現地時間)に中国・上海で発表されたプレスリリースの翻訳版です。