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ファーウェイ、イタリアの通信事業者TIMとFastwebによる 3GPP標準準拠の5G基地局商用化を支援

2018.10.04

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、イタリアの大手通信事業者TIMとサービスプロバイダーFastwebが9月25日に開始した3GPP標準準拠の5世代移動体通信(5G)基地局商用化を、エンドツーエンドの5G機器によって支援しました。3社は同時に、5Gを活用した10種類のユースケースに関するデモも披露しました。

5G基地局の商用稼働を記念する式典にはルイジ・ディマイオ(Luigi Di Maio)伊副首相兼経済開発・労働・社会問題相も参加し、基地局稼働のスタートボタンを押しました。TIMおよびFastwebは今後2018年末までに、同国南部プーリア州の州都バーリと世界遺産の洞窟住居で知られる町・マテーラで、5Gの商用展開(人口カバー率75%)を実現する計画です。

初の5G基地局稼働のスタートボタンを押すルイジ・ディマイオ伊イタリア副首相兼で、経済開発・労働・社会問題相

TIM、Fastweb、ファーウェイの3社は、バーリ市内のフィエラ・デル・レヴァンテで、5Gをスマートシティや交通、環境・遺産、ヘルスケア、港湾、AR/VR、文化・観光、道路、農業などの分野に応用した10種類のユースケースに関するデモを共同で実施しました。TIMの戦略およびイノベーション・カスタマーエクスペリエンス担当執行役を務めるマリオ・ディ・マウロ(Mario Di Mauro)氏は次のように述べています。 「5Gは今後、多くの革新的なサービスを実現する最も重要なイネーブラーとして、人々の生活やビジネスに革命をもたらし、ギガビット社会を築いていくでしょう。バーリ・マテーラ5Gプロジェクトとともに今回披露した新たなユースケースのデモでは、当社がイタリアのデジタル化加速に向けて開発している革新的なソリューションの幅広いポートフォリオの一端をご覧いただきました」

また、Fastwebの最高技術責任者であるアンドレア・ラザーニャ(Andrea Lasagna)氏は次のように強調しています。 「5Gの可能性は無限であり、私たちの生活に大きな変革をもたらすことができます。今回、バーリで3GPP標準に準拠した基地局を初めて稼働したことは、バーリ・マテーラ5Gプロジェクトにおけるイノベーションに向けた道程の重要なマイルストーンとなりました」

TIMとFastwebの長きにわたるビジネスパートナーであるファーウェイは、コアネットワークやアクセスネットワークの構築を支援するエンドツーエンドの各種5G商用機器に加え、ユーザー宅内装置(CPE)を提供しました。ファーウェイ・イタリア社長 ルイジ・デ・ベッキス(Luigi De Vecchis)は次のように述べています。 「イタリアでの研究や投資に加え、パートナーエコシステムにおける協業はファーウェイの基本理念であり、フィエラ・デル・レヴァンテで示したユースケースは当社のイタリアでの最も大きな成果の1つです。今回の商用化がデジタルサービス創出に向けた重要な一歩であるとともに、プーリア州だけでなく、イタリア全土に発展の機会をもたらすと確信しています」

※本参考資料は2018年9月25日(現地時間)にイタリア・バーリで発表されたプレスリリースの翻訳版です。