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ファーウェイとBTグループ、 戦略提携を延長し、英国の5Gリーダーシップを強化

2018.03.09

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)とBTグループは2月28日、両社の戦略的パートナーシップを延長することに合意しました。BTグループとその移動体通信事業者であるEEの5Gにおけるリーダーシップを確かなものとすることに重点を置き、5G New Radio(NR)、コアネットワーク技術、ユーザー宅内設備(CPE)などを含む、5Gの商用展開に向けたテストを多様な環境で実施し、実際の性能を評価していきます。

BTグループとEEは、ファーウェイと長期的かつ戦略的なパートナーシップを結んでおり、英国全土で世界トップクラスのネットワーク接続を提供してきました。2012年にはEEと英国で初となる4G LTEネットワークを稼働させ、それ以来、緊密なパートナーシップの下で協働し、LTE-AdvancedおよびLTE-Advanced-Proへの進化の過程でもいくつもの業界記録を達成してきました。直近では、ウェンブリースタジアムにおけるEEのネットワーク上で、ファーウェイのスマートフォンMate 10 Proを使用して実施されたテストで、商用ネットワークでは過去最速となる970Mbpsの通信速度を達成しています。

BTグループのCTIO(最高技術情報責任者)であるハワード・ワトソン(Howard Watson)氏は次のように述べています。 「当社は5G研究においてきわめて有望な成果を出しており、ファーウェイとの今回のパートナーシップによって、こうした研究成果が現実のものとなります。EEのネットワークはすでに通信速度とカバレッジにおいて英国のリーダーとなっていますが、さらにBTグループの研究開発とパートナーシップを活かすことで、世界トップクラスの5G体験を実現し、EEの主導的地位を揺るぎないものとすることが可能となります。EEの4Gネットワークの進化を支えてくれたファーウェイは、5Gの可能性の追求においても理想的なパートナーです」

ファーウェイ 5Gプロダクトライン プレジデントの楊超斌(ヤン・チャオビン)は次のように述べています。 「ファーウェイにとって、BTは世界で最も重要なお客様のうちの1社です。今回の合意は、5G分野におけるファーウェイの主導的な地位が認められた結果です。両社のパートナーシップがさらに緊密なものとなることで、ネットワークからデバイスまでをつなぐエンドツーエンドの5Gソリューションで業界をリードすることができると確信しています。また、ファーウェイがお客様の5G商用ネットワークの展開をサポートする遂行力を有していることの裏付けでもあります」

2016年から続くファーウェイとBTの5Gの研究開発における協業は、幅広い分野の研究を対象としています。2017年11月には、英国で初となる5Gのエンドツーエンドのラボ試験を完了し、一貫した2.8Gbpsのスループットと5ミリ秒未満の遅延を達成しました。

両社はさらに、英国・ロンドンで開催された「グローバルモバイルブロードバンドフォーラム 2017」(11月15日~16日、英国・ロンドン)で5Gの上り/下り分離に関する概念実証実験を会場で披露しました。これは、Cバンドのカバレッジを向上するとともに、Cバンドと1.8GHz帯のサイトとカバレッジを共存して展開できるようにすることで、5Gネットワークの初期の展開において高周波数帯で課題となる上りのカバレッジの制約を解消し、通信事業者の5Gネットワーク構築における新たなサイト要件を大幅に削減するものです。

※本参考資料は2018年2月28日(現地時間)にスペイン・バルセロナで発表されたプレスリリースの翻訳版です。