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天津港グループとファーウェイ、 港湾のデジタルツイン構築に向けて協力関係を深めていくことを発表

2023.01.30

【2023年1月19日、中国・天津】天津港グループ(天津港集団)とファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は今週、両社が港湾のデジタルツインを構築し、より一層の自動化とインテリジェント化を実現するために協力を深めていくことを発表しました。天津港グルーのバイスプレジデントである楊傑敏(ヤン・ジエミン)氏は、この計画が、新しい自動化ターミナルの建設、従来のターミナルのアップグレード、包括的なデジタルトランスフォーメーションの3つの要素で構成されていることを説明しました。

天津港北江港区のセクションCターミナルは、世界初のスマートなゼロカーボン港湾ターミナルとなりました。2021年10月に大規模商用運用を開始し、それ以来安定稼働しています。5GとL4の自律運用技術を応用し、より安全で効率的な運用を実現しています。ターミナルではコンテナクレーンが自動で動作し、水平搬送システムのインテリジェントロボットが頻繁に行き来します。遠隔操作の岸壁クレーンが貨物船から積み込んだコンテナを吊り上げ、インテリジェントロボットに載せて水平搬送します。北斗(ベイドゥ)ナビゲーション衛星システムにより、ロボットは自動施解錠ステーションに誘導され、コンテナの解錠を行い、リアルタイムに計算された最適な走行ルートにそってコンテナヤードに向かいます。すべての工程がスムーズに行われます。

楊傑敏氏は、5GとL4自律運用技術を組み合わせた新しいソリューションが、セクションCターミナルで一部公開されたシナリオで初めて大規模な商用アプリケーションになったことを説明しました。これは世界中の既存の伝統的なコンテナターミナルをアップグレードし、変革するための新しいモデルを提供するものです。「天津港で利用されているこれらのイノベーションは、港湾業界に大きな影響を与え、運営環境の改善、グリーンで低炭素な開発の推進、業務効率の向上により、港湾に新しい価値を生み出しています。こうした取り組みが世界の港湾業界のインテリジェントな発展を促進すると信じています」と楊氏は述べています。

ファーウェイの道路・水路・港湾ビジネスユニットのCTOである岳坤(ユエ・クン)は、「港は海上輸送において、世界中の貿易と供給市場を結ぶ重要な架け橋となります。より効率的なスマートポートの構築は、世界のサプライチェーンにとってますます喫緊の要件となっています。天津港のセクションCターミナルは現在、1年以上にわたって安定的に稼働しています。これは、5GとL4自律運用がすでに中国の業界で導入に成功し、真の商業的、社会的価値を生み出していることを証明しています」と述べています。岳は、この進歩がさまざまな業界に恩恵をもたらし、5GやAIなどの次世代デジタル技術が組み合わされ、業界の問題を解決し、デジタルな業界の変革とアップグレードを促進し、社会的価値を生み出すと考えています。

天津港は近代的な主要港として、水深22mの30万トン級のターミナルを誇っています。また、さまざまなタイプの213のバース(荷役を行う港湾施設)を備えています。2022年には、コンテナ処理能力は2100万TEU(20フィートコンテナ換算単位、Twenty Foot Equivalent Unit)を超え、世界の港トップ10内にランクされています。
 
 

(参考動画)

天津港グループについて:
天津港は中国の天津市浜海新区の保海湾の西端に位置し、北東アジアと中央アジアと西アジアを結ぶ役割を果たしています。また、新ユーラシア大陸経済回廊の重要な中継地であり、中国の対外開放の国際的な拠点でもあります。

2022年には、コンテナ処理能力は2100万TEUを超え、世界の港トップ10内にランクされています。天津港は近代的な主要港として、水深22mの30万トン級のターミナルを誇っています。さまざまなタイプの213のバースがあり、主に北彊、東彊、南彊、大沽口、高沙嶺、大港の6つのエリアで構成されています。 天津港は、世界の180以上の国と地域にまたがる500以上の港との貿易を維持しています。天津港グループの詳細については、https://www.ptacn.com/をご覧ください。

※本参考資料は2023年1月19日(現地時間)に中国・天津で発表されたプレスリリースの翻訳版です。