このサイトはCookieを使用しています。 サイトを閲覧し続けることで、Cookieの使用に同意したものとみなされます。 プライバシーポリシーを読む>

全産業の可能性を広げるファーウェイの革新的技術とシナリオベースのソリューション

ファーウェイが提案する、ポストパンデミック時代における
産業デジタライゼーションのためのバリュードリブンモデル
2021.03.26

【2021年3月24日、中国深圳(シンセン)】 本日ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、「New Value Together」(共に創る新たなバリュー)をテーマに、オンラインでデジタルトランスフォーメーションカンファレンスを開催しました。10以上の国と地域から50社近くのお客様とパートナーを迎え、各産業での現状を共有し、ポストパンデミック時代に向けたデジタルトランスフォーメーションの新たな価値観を模索しました。

ファーウェイ輪番会長 胡厚崑(ケン・フー)

ファーウェイ輪番会長の胡厚崑(ケン・フー)はスピーチで、デジタルトランスフォーメーションが各産業をまたぎ加速しており、完全なクラウドへの移行が予想より1~3年早く実現するであろうことを指摘しました。デジタライゼーションは、もはやインターネット企業のためだけのものではなくなったのです。その潮流は伝統産業、そしてオフィスから製造現場にも拡大を見せています。当社はテクノロジーとシナリオベースのソリューションの革新を続け、あらゆる産業がこの機会を活用できるようにしていきます。

これまでファーウェイは世界で13箇所の研究所をオープンにしており、ジョイントでのイノベーションを支援してきました。ミュンヘンやドバイなどでは、900にも上るエコシステムのパートナーと共同開発に取り組み、産業向けシナリオへの様々なソリューションを育んでいます。今日まで、スマートリテールからスマートマニュファクチャリングに至る分野で、60を超すソリューションを実現してきました。テクノロジー面では、ファーウェイはスマートキャンパス、デターミニスティック(決定論型)ネットワークサービス、ハイパーインテグレーテッドデータセンター、スマートクラウド、グリーンエナジーなどの分野でイノベーションを生み続け、よりインテリジェントな未来への基石を築いています。

産業のデジタライゼーションのためのバリュードリブンモデル:事業とシナリオに基づいた継続的改善を通しての、新たな価値の創造

アイデアとモデルは、実際のシチュエーションで検証される必要があります。長年に渡り実績を積み上げた後、ファーウェイは産業のデジタライゼーションにおけるバリュードリブンモデルを提唱しています。ファーウェイは、デジタルトランスフォーメーションは事業での実際の運用とシナリオに基づくべきであり、その上で継続的改善を通した顧客への価値提供に用いられるものであるとの考えを持ち続けています。

ファーウェイ役員兼法人事業部長である彭 中陽(ペン・ジョンヤン)はその基調講演で、デジタルトランスフォーメーションにおいて3つの原則に従うべきであることを強調しました。デジタルトランスフォーメーションの出発点として初めに挙げられたのは、顧客中心主義を貫く企業であることです。2つ目は、テクノロジーとシナリオの収束がデジタライゼーションの鍵となること、そしてデジタルの時代では継続的な最適化とバリューの創造においてクラウドが決定的な役割を果たすこと、この2つの点をしっかりと把握することです。3つ目に、事業は顧客要求に集中して取り組み、3つの側面から共生的かつ共有されたデジタルエコシステムを構築することです。3つの側面とは、シナリオの模索、キャパシティの構築、そして産業にとって新たな価値を共同で創造するための協働モデルになります。

ポストパンデミック時代には、新たな課題と不確実性が出現するでしょう。ファーウェイはよりオープンに、そして30,000のグローバルパートナーとお互いの強みを活かしあいながら、新たな課題に取り組み続けていきます。

ファーウェイ役員兼法人事業部長 彭 中陽(ペン・ジョンヤン)

新たなバリューを産業にもたらす、お客様との協働

ファーウェイは、核となる事業のシナリオを情報通信テクノロジーに統合させ、シナリオに特化した革新的ソリューションをもって産業のデジタライゼーションとアップグレードを加速するため、お客様およびパートナーとの協働に真摯に取り組んでいます。これはまた、産業のデジタライゼーションにとって不可欠なものとなります。

金融分野でファーウェイは、パートナーとのジョイントイノベーションを通し、東アフリカ地域で最大の商業銀行である NCBAバンクケニアに新たなデジタルコアシステムを提供しました。このシステムは、ケニアの1,800万以上の人々にインクルーシブな金融サービスを提供するもので、実体経済を活性化させサステナブルな社会環境構築を促進しています。NCBAデジタルサービスの取締役であるエリック・ムリウキ・ンジャギ(Eric Muriuki Njagi) 氏は、「ファーウェイとの協働により、現状抱える問題を解決するのと同時に、次世代のサービスがもたらす新たな機会を掴むことを狙いとしています」と述べています。

運輸分野では、センター・フォー・リサーチ&テクノロジー・ヘラス(CERTH)のヘレニック交通研究所(HIT)所長代理、インテリジェントインフラストラクチャーネットワークモビリティロジスティクス部門研究主任であるジョージア・アイファントプーロー(Georgia Ayfantopoulou )博士は、ヨーロッパを例に取り港湾建設におけるデジタルトランスフォーメーションの状況を共有しています。ヨーロッパ連合(EU)内の港湾は、グローバルに海運船舶へのサービスを提供しています(例えばギリシャは、2020年の世界船舶のシェア17%で世界一)。港湾および海運産業はEU経済にとって重要な存在ですが、構造的な処理能力のギャップ、高品質なインフラストラクチャーの欠如、その他処理能力の低いサービスなどの課題を抱えています。これに対応するため、EU はグローバルな競争力を高めるための海運インフラストラクチャー構築に焦点を当て、ヨーロッパの港湾に関する戦略的課題解決手段を策定しました。

このような背景で、CERTH とファーウェイの協働による Green Port 提案がまとめられました。アイファントプーロー博士は、次のように述べています。「Green Port プロジェクトは、港湾のエコシステムのトランスフォーメーションプロセスと密接に関わってきます。自治体、港湾管理者に加え港湾利用者がアクセシビリティ、効率、運営の最適化、環境への影響の問題解決に取り組むことになります。未来の港湾はサステナブル、スマート、マルチモーダルであり、相互接続したものとなります。ファーウェイのようなパートナーから提供されるテクノロジーソリューションは、多くの課題を効率的に解決することに役立つでしょう」

教育分野では、蘇州大学がファーウェイと提携し、デジタルかつインテリジェントな「クラウドベース蘇州大学」を協働で構築しました。このプロジェクトでは、キャンパスでの学術的及び文化的活動と共にすべての人々、環境、研究目標がデジタル化された上でクラウドにミラーリングされ、授業、科学研究、運営管理でのデジタルインテグレーションを実現します。

蘇州大学 学長である熊 思東(ション・スードン)氏は、基調講演で次のように述べています。「蘇州大学とファーウェイは、クラウドベースのキャンパスの計画および構築に当たり、情報交換とデータ共有においてAIビッグデータ、クラウドコンピューティング、IoTなどの最先端テクノロジーを活用しました。未来のテクノロジーを採用し現実とバーチャルでの交流を統合する、大学の新たな在り方を形作ることを目指しています」

エネルギー産業では、CIGRE研究委員会D2 の常任メンバーであり、グローバル・エナジー・インターコネクション研究所(Global Energy Interconnection Research Institute)の副会長でもある高 昆侖(ガオ・クンルン)氏により、AIは近年設備メンテナンス、送電、顧客サービスなど多くの分野で採用されつつあることが指摘されています。これにより送電の効率が効果的に改善されると同時に、技術的な制約も見えています。AIによる理論とテクノロジーの発展に伴い、AIによる電力システムでは複雑な環境下での知識の学習および自律的な意思決定の最適化が可能になり、自律的発電および自律的送電計画などの核となるサービスにおける重要な役割を果たしています。

3月24日~26日にかけ、ファーウェイは産業デジタルトランスフォーメーションカンファレンス 2021 をオンラインで主催し、活気あふれるイノベーティブなデジタルの世界を事業、テクノロジー、エコシステムの3つの観点から模索しました。ファーウェイはデジタルトランスフォーメーションについての洞察を共有し、事業戦略、人材育成プログラム、支援するエコシステムについて紹介します。当社の事業が近年、政府、教育、運輸、金融、エネルギー分野などで展開した事業の実践詳細をお伝えします。また、コネクティビティ、クラウド、AIに関する最新の開発について事例を紹介します。詳細(英語)は、https://e.huawei.com/en/events/industry-digital-transformation/2021にてご確認いただけます。

※ 本参考資料は2021年3月24日(現地時間)に中国深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。