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ASEAN基金がファーウェイと提携、アジア太平洋地域のデジタル人材格差をなくす取り組み

2021.11.15

【2021年11月3日、インドネシア・ジャカルタ】ASEAN基金とファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、水曜日のアジア太平洋イノベーションデー・デジタル人材サミット2021において、デジタル人材格差をなくすための提携の覚書に署名しました。オンラインサミットでは政策立案者、研究者、業界の専門家らが一堂に会し、アジア太平洋地域でのデジタル人材育成を推進する持続可能なエコシステムを構築するためのソリューション、およびベストプラクティスを共有しました。

アジア太平洋イノベーションデー・デジタル人材サミット2021は、ロバート・マテウス・マイケル・テン(Robert Matheus Michael Tene)閣下(ASEAN政治安全保障共同体担当ASEAN副事務局長)、ダトゥ・スリ・ムハンマド・メンテック(Dato’ Sri Mohammad Mentek)閣下(ASEANデジタル高官会議議長)、チェア・バンデス(Chea Vandeth)閣下(カンボジア郵政・電気通信大臣)、ムルドコ(Moeldoko)元陸軍大将閣下(インドネシア共和国大統領府首席補佐官)、ナマル・ラージャパクサ(Namal Rajapaksa)氏(スリランカ青年・スポーツ大臣)、ホセ・サンティアゴ・サンタ・ロマナ(Jose Santiago L. Sta. Romana)閣下(駐中国フィリピン大使)、シリルル・ソンシヴィライ(Sirirurg Songsivilai)閣下(タイ高等教育科学研究イノベーション省常任書記)ら政府高官による一連の基調講演で盛大に開幕しました。彼らはスピーチで、地域のデジタル人材エコシステムの強固な基盤を構築するには、主要関係者の積極的関与が重要であることを強調されました。

ASEAN政治安全保障共同体担当ASEAN副事務局長のロバート・マテウス・マイケル・テン閣下は次のように述べました。「デジタル人材サミット2021は、ASEAN ICTにおける若手人材の必要性について議論し、対処することを目的としており、とりわけ世界的パンデミックにより、デジタルプラットフォームへの依存拡大を余儀なれる中、大いに意義があります。この幸先の良いイベントは、デジタル社会経済に参加する人々のスキルアップをめざすASEANデジタル・マスタープラン2025の目的とも非常に合致しています」

また、インドネシア共和国大統領府首席補佐官 ムルドコ元陸軍大将閣下は、次のように述べました。「本日のアジア太平洋イノベーションデー・デジタル人材サミットを通じて、インドネシアの持続可能なデジタルエコシステムを支援するファーウェイの取り組みに心から感謝します。本日の構想は、デジタル化で飛躍を遂げて国を牽引できるよう、毎年60万人のデジタル人材を育成するインドネシア政府の目標に一致します。当サミットは、国を超えた政府間の連携に、ファーウェイのような世界規模の産業が介入する成功事例であり、デジタル格差をなくし、成熟したインダストリー4.0のニーズに対応するために極めて重要です」

Catherine Chen

アジア太平洋イノベーションデー・デジタル人材サミット2021で基調講演を行ったファーウェイ取締役兼上級副社長の陳黎芳

ファーウェイ取締役兼上級副社長の陳黎芳(キャサリン・チェン)は開会の辞で、次のように述べました。「イノベーションと発展は、人材エコシステムに依拠しています。ファーウェイはパートナーと協力して、イノベーションにつながる人材開発エコシステムを構築する準備があります。当社のアジア太平洋地域におけるこの20年は、志を同じくする友を見つける行程でした。協力することで、包括的で革新的、そして活気あるエコシステムを構築し、より多くのデジタル人材を招致・育成し、地域の発展と繁栄を共に促進してゆきましょう」

持続可能な発展におけるデジタル人材の重要性は、ユネスコ、国際電気通信連合(ITU)、リー・クアンユー(Lee Kuan Yew)公共政策学院、およびマクシスの著名な講演者が参加する仮想円卓会議で強調されました。

当サミットのもう1つの主な活動は、ファーウェイの2022年アジア太平洋デジタル人材インサイトのプレゼンテーションです。国家デジタル人材開発 シニアコンサルタントのアレックス・リーが提示したホワイトペーパーは、テクノロジー企業であるファーウェイが、アジア太平洋地域でデジタル人材を育成するための取り組みと歩みについて記録しています。

Jeffery Liu

アジア太平洋イノベーションデー・デジタル人材サミット2021で基調講演を行ったジェフリー・リュー

ファーウェイアジアパシフィック担当プレジデントのジェフリー・リューは基調講演で次のように述べました。「革新的なICT人材エコシステムの構築がデジタル変革の基盤となります。ウィンウィンな成果をもたらす共通イノベーションを活用すれば、ICTスキルの力でデジタルな未来に飛躍することができます。ファーウェイはパートナーと協力して、今後5年で5,000万ドルを投資し、アジア太平洋地域で50万人のデジタル人材を育成します」

アジア太平洋地域、とりわけASEANでデジタル人材格差をなくす取り組みは、ASEAN基金とファーウェイASEANアカデミー間における覚書の調印式でさらに強化されました。今回の合意は2008年以降、世界各地の若者に国際レベルのデジタルスキルトレーニングを提供するファーウェイのグローバルCSR旗艦イニシアチブ「未来の種(Seeds for the Future)」のスケールアップ版、「ASEAN未来の種」を実施する準備が双方で整ったことを示しています。ASEAN基金および、ファーウェイASEANアカデミーは、「ASEAN未来の種」を通じて、ASEAN加盟10カ国の若者がデジタル経済時代に活躍できるよう、若者のデジタルスキルの構築に取り組みます。

当式典には、ASEAN基金 常務理事のヤンミー・エン(Yang Mee Eng)博士および、ファーウェイ インドネシア バイスプレジデントのアルバート・ヤン(Albert Ynag)が出席し、ヤエップ・サムナン(Yeap Samnang)閣下(駐ASEANカンボジア王国大使)、 ロバート・マテウス・マイケル・テン閣下(ASEAN政治安全保障共同体担当ASEAN副事務局長)、エリザベス・テー(Elizabeth Te)氏(駐ASEANフィリピン次席代表)、タン・ボーツィエン(Tham Borg Tsien)氏(駐ASEANシンガポール次席代表)、そしてファーウェイ アジアパシフィック バイスプレジデントのジェイ・チェンが立ち会いました。

ASEAN未来の種は、地域の若者がスキルを高めてデジタル経済に参加することで、ASEANにデジタルインクルーシブな社会を構築するというASEANデジタル・マスタープラン2025の目標達成にも貢献します。ASEAN未来の種は2022年初頭に発足予定で、ASEANの15歳から30歳の若者が招かれ、リーダーシップとデジタルスキル強化に向けた仮想的な行程に集中します。

ASEAN基金 常務理事のヤンミー・エン博士は次のように述べました。「ASEAN未来の種の実施にあたり、ファーウェイとの覚書に署名ができることを嬉しく思います。この素晴らしい地域プログラムは、ASEANの若者がデジタル経済時代に活躍するために不可欠なスキルを身に付け、地域のデジタル人材格差をなくす上で重要な役割を果たすものと考えます。また、ファーウェイとのパートナーシップは民間企業から献身的パートナーを招き、ASEANの若手人材の育成に貢献するということに関し、ASEANにとって極めて重要な意味を持ちます」

ASEAN基金の詳細は、次のウェブサイトをご確認ください。
www.aseanfoundation.org

※ 本参考資料は2021年11月3日(現地時間)にインドネシア・ジャカルタで発表されたリリースの翻訳版です。