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ファーウェイ、オールシナリオ向けインテリジェントコネクティビティソリューションを発表

2020.12.29

【2020年10月14日、中国北京】本日、国連ブロードバンド委員会とファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI))は、北京で第6回Ultra-Broadband Forum(UBBF 2020)をオンラインで開催しました。今年のUBBFは「Intelligent Connectivity, New Value Together(インテリジェントな接続で新しい価値を共に)」をテーマに、インテリジェント時代の通信業界が持つ課題と好機について議論しました。

このイベントで、ファーウェイの取締役兼投資審査委員会委員長 汪濤(デビッド・ワン)は「インテリジェントな世界に向けたインテリジェントコネクティビティの構築)」と題した基調講演を行いました。また、汪は家庭および企業シナリオに向けて、ファーウェイオールシナリオ向けインテリジェントコネクティビィソリューションを発表しました。これらのシナリオによって、ホームブロードバンドはエクスペリエンス・エコノミー時代へと突入し、業界のデジタル変革は加速するでしょう。

David Wang speech

オールシナリオ向けインテリジェントコネクティビティソリューションを発表するファーウェイ取締役の汪濤(デビッド・ワン)

通信業界が体験する5つの驚異的な変化

社会は接続性のアップグレードされるたびに大きな変容を遂げてきました。今、我々はインテリジェント時代に向かっており、個人、家庭、企業は従来にも増して高度な接続性を求めており、同時にクラウドやAIなどの新技術は急速に接続性に統合されつつあります。これによって、通信業界には以下の5つの驚異的な変化が待ち受けています。

変化1:IoTおよびインテリジェントIoTからコネクテッドインテリジェントツインズへ。 これまで我々はすべての人と家庭を繋ぐことを目指していました。あらゆるものがインターネットに繋がる世界です。しかし、シームレスなAIライフ、および企業の高度インテリジェントの追求に伴い、より多くのモノをインテリジェンスに接続する必要性が生じています。これは、あらゆるものがインテリジェントに繋がる世界です。サードパーティの予測によると、世界の接続数は2035年までに1兆にのぼり、ユビキタス接続とパーベイシブ(遍在的)インテリジェンスが現実となるでしょう。

変化2:オフィスからオフィス+生産へ。 COVID-19はホームブロードバンドに対する人々の必要性を変容しました。企業シナリオにおいて接続性はオフィスでの役割を超えて、オフィスと生産の両方で使用されるようになりました。企業におけるデジタル化の焦点は、デジタルオフィスからデジタルな生産、取引、運用へとシフトしています。

変化3:ベストエフォートから差別化された確定的サービスへ。 サービスシナリオと接続性の要件は、業界によって異なります。差別化されたサービスがデフォルトであるならば、確定的な体験は不可欠です。そのため事業者は差別化された、確定的なサービスを提供することでのみ、垂直市場への門戸を開くことができます。

変化4:Mbpsから、あらゆるメディアを介するGbpsへ。 セルラー、Wi-Fi、光ファイバー技術などのマルチプルアクセス技術が存在し、サービスシナリオの多様性はこれらマルチプルアクセス技術が今後も長期にわたって共存することを意味しています。業界の協調的な取り組みによって4G、5G、Wi-Fi、ファイバーの技術は今やユビキタスなギガビット接続を実現しています。

変化5:手動O&Mから超自動化へ。 5GのネットワークO&Mは、4G以上に複雑化します。手動のO&Mはこれら新たな複雑さに対処するには不十分であるため、今後はビッグデータやAIを活用した超自動化へと移行してO&Mの意思決定が簡素化されるでしょう。

AIを活用したインテリジェント接続へ

上述の5つの変化は、接続性に新たな要件を突き付けています。これらの要件を満たして、より優れた生産性を実現するには、接続性をワンランク、アップグレードすることが求められます。

そのための第1の要件はユビキタスギガビットです。帯域幅は接続性の基盤であるからです。ユビキタスギガビットの接続性はUltra HDの動画、産業向けのVR/ARアプリケーション、AIカメラ、ドローンに必須です。

第2の要件は確定的体験です。これは在宅勤務やオンライン学習などの家庭におけるシナリオ、そして安全で信頼性の高い生産などの企業向けのシナリオには不可欠です。

第3の要件は超自動化です。ネットワークの複雑化と規模の拡大に伴い、ビッグデータとAIを活用した超自動化の実現が求められています。

インテリジェント時代におけるインテリジェント接続は、ユビキタスギガビット、確定的体験、超自動化の3つの特徴を持つでしょう。

ファーウェイのオールシナリオ向けインテリジェントコネクティビティソリューション

今回のイベントにおいて汪は、ファーウェイのオールシナリオ向けインテリジェントコネクティビティソリューションを発表しました。これには家庭向けのインテリジェント分散型アクセスソリューション、企業向けのインテリジェントキャンパスネットワーク、インテリジェントプレミアムプライベートライン、インテリジェントクラウドネットワークソリューションが含まれます。

  • インテリジェント分散型アクセス:このソリューションでは、ホームデバイス、ローカルエンド、ネットワーク管理を総合的にアップグレードしています。インテリジェント分散型アクセスの室内全体に及ぶギガビットWi-Fiカバレッジ、高品質なサービス体験、正確なユーザー認識により、事業者はユーザー基盤以上にネットワーク体験から恩恵を得ることができます。
  • インテリジェントキャンパスネットワーク:インテリジェントキャンパスネットワークは、LANとWANの集中管理、Gbpsのアクセス、AIによるインテリジェントO&Mを特長としており、事業者は企業がクラウドへの移行時に、企業向けのワンストップ・ネットワークソリューションを提供することができます。
  • インテリジェントプレミアムプライベートライン:このソリューションはオールオプティカル・スイッチング技術により、遅延を大幅に低減でき、事業者は1msの超低遅延と究極の体験をハイエンドな企業ユーザーに提供できます。Liquid OTN技術に基づいたフレキシブルなハードパイプは、2Mbpsから100Gbpsに及ぶ柔軟な帯域幅アクセスと、ロスレスなサービス調整をサポートします。また、インテリジェントプレミアムプライベートラインは、専用波長、あるいはサブ波長リソースを介して企業顧客を波長レベルのプライベートネットワークに接続します。
  • インテリジェントクラウドネットワーク:このソリューションは、クラウド時代におけるクラウドとネットワークの相乗効果を生み出すことを目的としています。インテリジェントなIPネットワークに基づいたインテリジェントクラウドネットワークは、高品質なクラウドプライベートネットワークを構築し、企業は複数のクラウドにアクセスできます。

汪は次のように述べています。「ファーウェイは過去30年に渡り、顧客およびパートナーと協力し、すべての家庭にシームレスなAIライフを創出し、あらゆる業界のインテリジェントなアップグレードを推進してきました。当社の究極の目標は、デジタルエコノミーを活性化し、人々の生活をより良いものにすることです」

「ファーウェイは5G、光ネットワーク、IPv6エンハンスト・イノベーションへの継続的な投資を経て、オールシナリオ向けインテリジェントコネクティビティソリューションを本日、発表致します。これらのソリューションは超広帯域ネットワークをより環境に優しく、効率的にし、さらにインテリジェントな世界を創造するでしょう。ファーウェイは今後も基礎研究への取り組みの倍加、次世代ネットワークへの投資の強化、そしてあらゆる利害関係者との協力により、さらに低炭素で効率的、そしてインテリジェントな世界を築いてまいります」

UBBFはICT業界向けのグローバル規模の主要イベントです。今年のイベントにはチャイナモバイル、欧州FTTH委員会、TechUK、アーンスト・アンド・ヤング・アドバイザリー、IPv6フォーラム、SAMENA Telecommunications Council、オーバムからのゲストが講演を行いました。

4つのシナリオ固有のソリューションの詳細については、以下のQRコードよりご確認ください。

QR code

※2020年10月14日(現地時間)に中国北京で発表されたプレスリリースの翻訳版です。