ファーウェイ、サステナビリティレポート2019を発表
【2020年7月7日、中国深圳(シンセン)】ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は7月7日、2019年度のサステナビリティレポートを発行しました。今年で12回目の発行となる本レポートでは、「安全性と信頼性の高いネットワーク運用」、「二酸化炭素排出削減で地球温暖化対策」、「デジタルインクルージョンを目指すイニシアチブTECH4ALL」、「国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成の支援活動」のテーマを軸に、過去1年間のサステナビリティの取り組みについて報告しています。
ファーウェイは、安全性と信頼性の高いネットワーク運用の確保を重要な社会的責任と使命としてきました。 これまで、幾度もの地震や台風、津波の自然災害並びに武力紛争などの非常事態が発生した際に、安定した通信環境を確保するために最前線で復旧支援活動に注力してまいりました。 2019年もファーウェイは世界各地で200以上の大型イベントや被災地において、通信インフラの安全確保の重責を担いました。 ファーウェイ取締役会会長の梁華(リャン・ファ)は次のように述べています。
「2019年、ファーウェイは厳しい外部環境に直面しながら、 事業の継続、お客様への製品の出荷、納入、サービスを確保するため、社員一同は様々な困難を克服し、献身的に努力しました。 このように、170カ国以上の数千億ドル規模のネットワークの安定稼働を支え、世界の30億人以上の人々に最先端のICT製品とサービスを提供することは、ファーウェイにとって最大の社会的責任です」
また、レポートでは、二酸化炭素排出削減、循環型経済社会の実現、再生可能エネルギーに関する中長期目標、および2019年の進捗状況を明らかにしています。
二酸化炭素排出量の削減において、ファーウェイの主力製品のエネルギー効率は最大22%向上しており、57万トンの二酸化炭素排出量削減に相当する12.5億kWhの電力をクリーンエネルギーから調達しました。
循環型経済において、製品のライフサイクルにおける資源利用効率の改善に取り組んでいます。 例えば、返品再利用率は86%に達し、電子部品廃棄物の埋立て率は1.24%まで低減しています。
再生可能エネルギーに関しては、ファーウェイは自社のオフィスエリアに19.35MWの太陽光発電所を建設し、2019年には1,357万kWhの電力を発電しました。また、ファーウェイはスマートソーラー・ソリューションのグローバル展開を積極的に推進しています。 その一例はアルゼンチンのフフイ州に導入されている300MWの太陽光発電所です。この発電所は、年間6億6000万kWhを発電し、16万世帯にクリーンな電力を供給することができます。
ファーウェイは、テクノロジーの普及を推進し、人間味あふれるテクノロジーの恩恵を誰もが実感できるデジタルインクルーシブ社会の実現を目指しています。 2019年に発表したRuralStar Liteソリューションは、通信基地局構築コストを大幅に削減し、平野や高原、砂漠、離島などにまたがる接続を可能にし、遠隔地の4,000万人にのぼる人々の通信環境の整備を支えました。 また、ファーウェイとパートナーは、デジタルスキルトレーニングを提供する移動式のデジタル教室プログラム「DigiTruck」を運用しており、ケニアの遠隔地にいる約800人を対象に実施しました。2019年9月、ファーウェイは東アフリカの国連教育科学文化機関(ユネスコ)と覚書を締結し、「DigiTruck」をより多くのアフリカ地域の国々で広め、一人でも多くの人がデジタルのメリットを享受できるよう支援していきます。
ファーウェイは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成にICTが重要な役割を果たすと示したうえで、経済、環境、社会の調和のとれた発展を促進し、人々の暮らしをいっそう豊かにするために、産業界の協力を強力に進める必要があると呼びかけました。
ファーウェイ 取締役兼コーポレートサステナビリティ発展委員会委員長 陶景文(ケビン・タオ)は次のように述べています。「ファーウェイは一貫してオープンな協業、ウィンウィン関係の経営基本理念のもとで、サプライヤーを含むサプライチェーンのパートナーと手を携え、調和のとれたエコシステムを築くことに全力をあげています。 未来に向けて私たちは必ず困難を乗り越え、お客様や社会にさらなる価値を生み出していくことができると確信しています」
2019年度サステナビリティレポート(英語)は、以下からご覧ください:
www.huawei.com/en/sustainability/sustainability-report
※本参考資料は2020年7月7日(現地時間)に中国深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。