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ファーウェイ、特許侵害で米ベライゾンを提訴

2020.02.07

【中国、深圳(シンセン)、2020年2月6日】ファーウェイは米国テキサス州東部および西部地区の地方裁判所に米ベライゾン(Verizon)に対する特許侵害訴訟を起こしました。ファーウェイは、米国で保護されている自社の12の特許技術をベライゾンが使用していることに対する補償を求めています。

「ベライゾンの製品とサービスは、ファーウェイが長年の研究開発によって開発した特許技術の恩恵を受けています」とファーウェイの最高法務責任者である宋 柳平(ソン・リウピン)は述べています。

業界をリードする通信機器およびスマートデバイスのメーカーとして、ファーウェイは毎年収益の10%〜15%を研究開発に再投資しています。過去10年間で研究開発に700億ドル以上を費やしており、その結果として世界中で80,000件以上の特許を取得しており、そのうち米国だけでも10,000件以上の特許があります。これらの技術革新は、ファーウェイの成功の礎であるだけでなく、そうした技術は世界中の企業で広く使用されており、米国およびその他の地域で価値を生み出しています。

テキサスで訴えを起こす前、ファーウェイは相当期間ベライゾンと交渉を行ってきました。その間、当社はベライゾンがファーウェイの特許を使用しているという事実に基づく証拠と詳細な特許リストを提供しました。両当事者は、ライセンス条件について合意に達することができませんでした。

「私たちは顧客に可能な限り最高の通信ソリューションを提供したいので、研究開発には多額の投資をしています」と、最高法務責任者の宋は続けました。「ライセンス契約によってこれらのイノベーションをより広範な業界と共有しています」

「ここ数年多くの企業との特許ライセンス契約交渉は成功を収めてきています。残念ながら合意に達することができない場合は法的救済を求める以外に選択肢はありません」

「これは業界の常識です。ファーウェイは、ベライゾンが当社の研究開発に対する投資を尊重し、ファーウェイに特許使用料を支払うか、製品やサービスでの特許使用を控えるよう求めています」

ファーウェイは知的財産権を尊重および保護し、クロスライセンス契約または有料ライセンス契約を通じて特許技術の合法的な共有を主張しています。ファーウェイは20年以上にわたり、電気通信業界の主要特許保有者と広範なクロスライセンス交渉を行っており、米国、欧州、日本、韓国の主要ICTベンダーと100以上のライセンス契約を締結しています。

2015年以来ファーウェイは14億ドル以上の特許ライセンス料を受け取っています。現在までに、同業他社が開発した特許技術の合法的な使用に対して60億ドル以上を支払っています。これらのライセンス料の80%は、米国企業に支払われています。

技術革新と知的財産の保護はファーウェイの成功の礎です。2018年にファーウェイの研究開発の支出は150億米ドルに達し、年間収益の15%近くに達しました。ファーウェイは、欧州委員会が発表した2019年のEU産業研究開発投資スコアボードで5位にランクされています。

ファーウェイは主要な研究開発の成果を業界全体および社会全体と共有し続けたいと考えています。このなかには米国の企業と消費者の両方が含まれています。イノベーションをより広く共有することが業界を前進させるものだからです。

※本参考資料は2020年2月6日(現地時間)に中国・深圳(シンセン)で発表されたプレスリリースの翻訳版です。