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中国自動車メーカー13社、2020年からのセルラーV2X対応車両の量産に 向けた商用化ロードマップを共同で発表

2019.04.23

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)と上海汽車は4月15日、上海ブルーパレスホテルでC-V2X技術のイノベーションと応用、商用化プロセスを共同で推進する「セルラーV2X(C-V2X)協業エコシステム」とともに「Human-Car-Road Industry Collaboration」フォーラムを開催し、本フォーラムで、上海汽車集団、中国第一汽車集団、東風汽車集団、長安汽車、北京汽車、広州汽車集団、比亜迪汽車、長城汽車、江淮汽車、東南汽車、衆泰汽車、江鈴汽車、宇通客車の中国自動車メーカー13社が共同で2020年下半期から2021年下半期のC-V2X対応車両の量産に向けた商用化ロードマップを発表しました。

今回のロードマップの発表は、対応車両の普及率向上という課題がまさにブレークスルーを迎えようとしていることを示しています。C-V2Xの普及率向上に向けた中国の今後の施策を推進するだけでなく、路側の設備の投資展開も促進します。中国が世界の自動車大国の1つとなるなか、今回の発表が世界のC-V2X産業にも影響を与える可能性があります。

C-V2X商用化ロードマップを共同で発表した中国自動車メーカー13社

車車間協調および路車間協調を実現するためには、2つの前提条件が存在します。1つ目は、C-V2Xモジュールを搭載した車両の普及率を増加させることであり、2つ目は該当エリアや都市全体をカバーする十分な路側設備を展開することです。この双方が実現されてはじめて、私たちはインテリジェントなネットワークによってもたらされるスムーズかつ安全な運転の価値を実感することができます。これらの2つの前提条件を満たすには、業界のすべてのステークホルダーがエコシステム全体を推進する必要があります。現在、中国のC-V2X産業は急速に発展しており、さまざまな地域でデモエリアがフル活用されています。無錫市では、都市レベルでC-V2Xアプリケーション向けのデモエリアの構築と中国初のスマートハイウェイの延伸が継続的に進められています。また、中国では20以上のプロジェクトが開発されており、道路ネットワークが急速に発展するなか、C-V2X車の量産が求められていました。

ファーウェイはこうしたなか2018年9月に、C-V2X産業のエコシステム発展を促するために、C-V2X技術のイノベーションと応用、さらに商用化プロセスを共同で推進する「C-V2X協業エコシステム」の創設に着手していました。

中国自動車メーカー13社ならびにファーウェイのC-V2X対応車両の量産に向けた商用化ロードマップ発表にあたってのコメントは、以下の英語または中国語プレスリリースをご参照ください。

13 Auto Makers Jointly Published Commercial Roadmap: Launching Mass Production C-V2X Car From 2020

13家车企共同发布商用路标:2020年启动量产C-V2X汽车

上海汽車集団 先端技術リサーチ部門マネージャー 劉志鋒(リウ・ジーフォン)氏: 今後も引き続き業界パートナーと緊密に連携して5GおよびC-V2X技術の推進を加速し、より効率的で利便性の高い移動サービスをユーザーの皆様に提供していきます。

中国第一汽車集団インテリジェントネットワーク開発研究所 所長 李豊軍(リー・フォンジュン)氏: 中国第一汽車集団はエコシステムパートナーと連携し、新時代のインテリジェントネットワークにおいて消費者のニーズに応える革新的な新しいV2Xおよび5Gアプリケーションを共同で開発し、調和の取れた美しい生活を実現していきます。

東風汽車 インテリジェントネットワーク部門 副部長 兪斌(ユウ・ビン)氏:東風汽車集団はエコシステムパートナーと協力し、イノベーションと連携を進めていきます。相互の連携を通じてインテリジェントなネットワークで接続されたエコシステムを構築し、美しいカーライフを実現します。

長安汽車 インテリジェント輸送技術研究部門責任者 李增文(リー・ジェンウェン)氏: 本協業エコシステムによるC-V2X商用化ロードマップの発表は、業界の発展にとって大きな意義を持ちます。長安汽車は引き続き、エコシステムにおける研究・取り組みに積極的に参加し、長安汽車とファーウェイの総合的な深化戦略を推進していきます。協力はすでに実現しつつあります。

北京汽車 新エネルギーエンジニアリング研究所 副所長である尹颖(イ・イン)氏: 北京汽車は、インテリジェントなネットワークで接続されたエコシステムの構築に向けてアライアンスパートナーと連携していきます。

広州汽車研究所 インテリジェントドライビング技術部門責任者 郭継舜(グォ・ジシュン)氏: C-V2X技術は、自動運転のR&Dと商用化の過程における多くの問題を大幅に解決できます。広州汽車集団はパートナーと協力し、将来的にスマート輸送を実現していきます。

比亜迪汽車企画研究所 低電圧アプライアンス製品担当マネージャー 楊見星(ヤン・ジイエンシン)氏: 比亜迪汽車はC-V2Xエコシステムの構築に向けてアライアンスパートナーと協力していきます。

長城汽車 インテリジェントドライビングシステム開発部門のディレクターである張瀛(チャン・イン)氏のコメント: 長城汽車はC-V2X技術産業の促進を加速し、消費者の新たなスマートライフを創出するために、上流および下流の企業と協力していきます。

安徽江淮汽車の社長で、インテリジェントネットワーク連盟自動車研究所ディレクター 李衛兵(リーウェイビン)氏: 安徽江淮汽車はエコシステムパートナーと連携してC-V2X産業の発展と普及を共同で推進していきます。

東南汽車の商品企画担当ディレクターである尚雲鵬(シャン・ユンボン)氏のコメント: 路側協調システムに対してアライアンスパートナーと連携し、スマート移動の早期実現を促進したいと考えています。

衆泰汽車研究所の副所長である宋立彬(ソン・リビン)氏のコメント: 衆泰汽車はインテリジェントネットワークの関連技術を積極的に活用し、エコシステムと連携しながらユーザーの皆様にスマートなカーライフを提供していきます。

江西江鈴集団新能源汽車集団のインテリジェントエレクトロニクス開発部門の副部長である陳立偉(チェン・リーウェイ)氏のコメント: 江西江鈴集団新能源汽車集団はエコシステムパートナーと協力するとともに、ファーウェイのリーダーシップとサポートを通じてV2Xおよび5G業界の発展を加速していきたいと考えています。各種スマート運転技術の相乗効果を完璧に組み合わせることで、早期にスマート移動を実現することができます。

宇通客車の自動運転R&D部門責任者である朱敏(ズゥ・ミン)氏のコメント: 宇通客車はエコシステムパートナーとの連携、接続、協業を通じて、C-V2Xの商用化をともに促進していきます。

ファーウェイ C-V2Xプロダクトライン ジェネラルマネージャー 呂暁峰(リュ・シャオフォン)のコメント: ファーウェイはC-V2Xに基づいたテクノロジーの標準化と産業エコシステムを積極的に推進しており、研究開発向けの製品ソリューションを開発し、自動車メーカーやパートナーと緊密な協力を進めてきました。ファーウェイは産業パートナーにサービスを提供し、産業とエコシステムの繁栄に貢献していきます。

※本参考資料は2019年4月17日(現地時間)に中国・上海で発表されたプレスリリースの翻訳版です。