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ファーウェイ、パブリッククラウド上でブロックチェーンサービスの提供を開始

2018.12.04

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)はこのたび、同社のパブリッククラウドサービス「ファーウェイ・クラウド」(https://intl.huaweicloud.com/)上でブロックチェーンサービス(BCS)を世界のお客様向けに提供を開始しました。これは今年10月10日に開始した中国国内でのサービスに続くものです。

世界各地の企業や開発者は、「ファーウェイ・クラウドインターナショナル版」上で提供が開始された本サービスを活かすことで、「ファーウェイ・クラウド」上で迅速かつ最小コストでブロックチェーンアプリケーションを構築、展開、管理することができます。今回のグローバルローンチにより、世界規模の分散型ブロックチェーンプラットフォームの基盤が築かれました。

ブロックチェーンエコシステム構築に向けて

ブロックチェーンは非中央集権型の耐改ざん性ならびにトレーサビリティを特長とする技術で、取引参加者間の信頼を確立します。各産業に特有のシナリオにおける企業活用で真価を発揮しますが、クラウド上でブロックチェーンを展開することは容易ではありません。開発者にはブロックチェーン技術に対する深い理解が求められることに加え、展開にも時間を要します。

ファーウェイは、Linux Foundationが開始したブロックチェーン分野で最も影響力のあるオープンソースプロジェクト「Hyperledger」に2016年から参加しています。ファーウェイは同プロジェクトの2つのサブプロジェクト「Fabric」と「Sawtooth Lake」で技術とコードの両面で継続的に貢献し、Hyperledgerの主要メンテナーとして評価されているうえ、これらのサブプロジェクトでアジアで唯一のメンテナーとなっています。

今回開始したBCSは、「ファーウェイ・クラウド」上で提供するコンテナとセキュリティ技術を活用したクラウドサービスの1つです。利用が簡単で、効率性と汎用性に優れており、データアプリケーション、IoT、金融などの分野で活用でき、データ取引、身分証明、情報の証明(不動産や教育など)、遠隔医療、食品産地の追跡、IoV、IoTデバイスの管理などのシナリオが想定されます。技術エコシステム構築と産業のデジタル変革に向けた大きな力となります。

BCS主な利点

ファーウェイは現在、「ファーウェイ・クラウド」上でブロックチェーンアプリケーションやソリューションを開発する企業を技術面から支援するブロックチェーンプラットフォームの開発に注力しています。

  • オープンで使いやすい

Hyperledger Fabric 1.1とKubernetesとの互換性を備え、容易な構成、数分以内での展開、あらゆる側面からのエンドツーエンドの自動的なO&Mが可能です。

  • 柔軟かつ高効率

複数の効率的なコンセンサスアルゴリズム(5,000TPS以上)と柔軟なスイッチング、マルチロールのノードとメンバーのダイナミックな追加および削除、コンテナベースの物理リソースの管理が可能です。

  • 費用対効果

開発・展開コストの削減、従量課金の利便性確保、統合管理によるO&Mコストの削減、自動スケーリング、オンデマンドでのアップグレードとロールバックが可能です。

  • 堅牢なセキュリティとプライバシーの保護

ユーザー/キー/権限の完全な管理と分離、マルチレイヤーの暗号化とプライバシー保証により、堅牢なキュリティインフラを提供します。

ファーウェイは「ファーウェイ・クラウド」のBCSを通じて、企業にイノベーションと開発のための強固な基盤を提供することに注力し、企業と協力してより良い世界の実現を目指しています。BCSを利用することで、企業は自社のビジネスに最適なブロックチェーンシステムをわずかな時間で構築することが可能です。「ファーウェイ・クラウド」のBCSの詳細は、以下のウェブサイト(英語)をご覧ください。

「ファーウェイ・クラウド」ブロックチェーンサービス(サービスのトライアル、お問い合わせもこちら)

https://intl.huaweicloud.com/product/bcs.html