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ファーウェイとボーダフォン、3GPP Release 15 NSA規格を使用した 世界初のデュアル接続通話試験に成功

2018.03.01

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)とボーダフォンは2月22日、共同で3GPPのノンスタンドアローン(Non Stand-Alone、NSA)5G New Radio(NR)と6GHz未満の周波数帯を使用した世界で初めての通話試験に成功しました。試験ネットワークを利用して実現したこの4Gから5Gへのデュアル接続通話試験は、2月26日からスペイン・バルセロナで開催されているMobile World Congress(MWC) 2018に先駆けて同国内で行われました。

3GPP準拠の商用5Gシステムを用いた世界初となる5G通話

3GPPは、2017年12月に発表されたRelease 15において、5GのNSAに関する通信規格に合意しました。

今回の試験では、試験機を使用して4Gから5Gへのデュアル接続によるライブ通話に成功しました。VoIP接続を4Gで開始した後、5Gでデータ通信を確立します。また、両社のエンジニアは同じ方法でライブHDビデオ通話の試験にも成功しました。

この試験に向けて、3.7GHz帯を使用した5G NRによるエンドツーエンドの試験ネットワークが構築されました。ファーウェイの無線アクセスネットワークとコアネットワーク装置を展開し、マイクロサービス中心のアーキテクチャ、コントロールプレーンとユーザープレーンの分離、統合アクセス、ネットワークスライシング技術によって同試験に対応しました。

ボーダフォンのネットワーク戦略およびアーキテクチャ担当責任者であるサンティアゴ・テノリオ(Santiago Tenorio)氏は次のように述べています。 「今回の試験はボーダフォンの5G導入に向けた重要なマイルストーンであり、昨年12月から粘り強く取り組んできたファーウェイとボーダフォン両社のエンジニアの功績です。試験の成功を受けて、当社は2018年内に欧州各地で5Gのトライアルを拡大していきます」

ファーウェイ5Gプロダクトラインプレジデントの楊超斌(ヤン・チャオビン)は次のように述べています。 「ファーウェイはエンドツーエンドの5Gネットワーク技術のさらなる発展に全力を傾けています。今回の試験結果は3GPP標準規格に基づく5Gシステムがすでに成熟していることを示しています。当社はボーダフォンとの協業を継続し、商用トライアルに移行する準備が整っています」

NGMNアライアンス CEO兼理事であるピーター・マイスナー(Peter Meissner)氏は、次のように述べています。 「今回の世界初となる5G通話は、3GPPがNSA NR規格の策定を完了してわずか2か月後という、業界の大方の予想を大きく上回る早さで実現されました。これにより、業界は5Gサービスをお客様に順次提供していく準備が整っているという明るいメッセージを世界に発信することができました」

MWC 2018は、2月26日~3月1日までスペイン・バルセロナで開催されています。ファーウェイは、Fira Gran Via のホール 1(ブース番号1J50、通信事業者向けネットワーク製品・ソリューション)、ホール3(ブース番号3130、スマートデバイス製品)、ホール4 Innovation Cityゾーン(ワイヤレスXラボ)で展示しています。

詳細は、MWC 2018 特設サイト(英語、www.huawei.com/mwc2018)をご覧ください。

※本参考資料は2018年2月22日(現地時間)にスペイン・バルセロナで発表されたプレスリリースの翻訳版です。