ファーウェイ、米クラウド・セキュリティ・アライアンスの エグゼクティブ・コーポレート・メンバーに就任
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は1月24日、クラウド・コンピューティングにおけるセキュリティ実現に向けたベストプラクティスの推進と資格・認証活動を行う米クラウド・セキュリティ・アライアンス(CSA)の9社目のエグゼクティブ・コーポレート・メンバーに就任したことを発表しました。エグゼクティブ・コーポレート・メンバーには、アドバイザリー・グループであるエグゼクティブ・メンバー評議会を通じてCSAのリーダーシップ・チームや理事会との意見交換などが認められます。
ファーウェイは2012年にCSAに加盟後、仮想化ワーキング・グループなどの複数のワーキング・グループに参加してきたほか、CSA発行のホワイトペーパー「Best Practices for Mitigating Risks in a Virtualized Environments(仮想化環境におけるリスク軽減に向けたベスト・プラクティス)」への貢献や、CSAを代表したISO/IEC JTC1仮想化セキュリティ標準の策定のサポートも行いました。2014年にはCSAや業界への貢献が評価され、CSA内で標準化に向けたあらゆる側面の調整を進めるCSA国際標準化評議会(CSA International Standardization Council、ISC)のメンバーに就任しています。
今回のCSAエグゼクティブ・コーポレート・メンバー就任が示すように、ファーウェイはクラウド・コンピューティング・ソリューションにおけるリーディング企業として、よりオープンかつ協調的で、安全なクラウド・エコシステムの構築に注力しています。今後もCSAや他のメンバーと協力して、クラウド・コンポーネントの仕様策定やクラウド・セキュリティ・サービス管理に関するワーキング・グループなどで革新的な取り組みを進め、利用者が情報セキュリティに安心感を持ってクラウド・サービスを利用できるようにしていきます。また、自社の専門知識を活用するとともに、多くのCSAメンバーと協力してクラウド・サービスにおけるセキュリティ向上に向けて尽力していきます。
ファーウェイ グローバル・サイバー・セキュリティおよびプライバシー保護責任者であるジョン・サフォーク(John Suffolk)は次のように述べています。 「ファーウェイは、チャイナ・テレコム(中国電信)、ドイツ・テレコム、テレフォニカなど、世界各地で通信およびクラウド・サービスを提供する事業者とのパートナーシップを通じて、クラウド分野での情報のセキュリティや管理において実践的な経験を培ってきました。今後はエグゼクティブ・コーポレート・メンバーとしてCSAと協力し、クラウド・コンピューティング産業の発展に向け自社の知見を共有していけることを楽しみにしています」
CSA 共同創設者兼CEOであるジム・リービス(Jim Reavis)氏は次のように述べています。
「私たちは2012年、ファーウェイを業界リーダーの一員としてCSAに迎え入れました。今回、世界を牽引する多くの通信事業者が信頼するパートナーであるファーウェイの専門知識や貢献を、現在進めている研究や新たな研究に活かし、クラウド・コンピューティングにおけるセキュリティをさらに向上できることを嬉しく思います」
CSAアジア太平洋担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであるアロイシャス・チェン(Aloysius Cheang)氏は次のように述べています。 「ファーウェイはCSAにとり、長年にわたる重要パートナーです。ファーウェイがエグゼクティブ・コーポレート・メンバーに就任し、CSAとさらに緊密な関係を築く意思を示してくれたことを嬉しく思います。我々が共同で進める予定の2つの新研究プロジェクトを通じて、クラウド化に向けてのセキュリティ保証における重大な問題を解決していきたいと願っています」
このほかのファーウェイのサイバー・セキュリティに対する取り組みについては、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.huawei.com/jp/cyber-security
※本参考資料は2017年1月24日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。