ファーウェイ、法人向けICTソリューション事業で力強い成長を実現

ファーウェイ（中国語表記：華為技術、英語表記：HUAWEI）は、同社の経営戦略説明会である第13回グローバル・アナリスト・サミット（4月11日～13日）において、法人向けICTソリューション事業グループの2015年度業績を発表し、同事業グループの新グローバル・マーケティング・テーマ「Leading New ICT, Building a Better Connected World」に沿った2016年度のビジョンと戦略を説明しました。

ファーウェイの法人向け事業は2015年度、対前年度比43.8％増となる276億人民元（約5,120億円※）の売上を達成し、新たなICTへの需要に牽引されて力強い成長を維持しています。ファーウェイは今後も、革新的な技術でオープンかつ柔軟、セキュアなプラットフォームを開発し、持続可能なWin-Winエコシステムを構築することで、この新たなICT時代においてお客様の成功を支援していきます。

付加価値の高い業界へのフォーカスとパートナー各社との共同イノベーションにより、力強い成長を達成

ファーウェイ　法人向けICTソリューション事業グループ　マーケティング・ソリューション・セールス部門プレジデントの何達炳（デビッド・ホ）は、次のように述べています。「ファーウェイは2015年度、パブリック・セーフティ、金融、運輸、エネルギーの各セクターで急成長しました。クラウド・コンピューティング、ビッグデータ、SDN、IoTなどの革新的なICTの発展とともに、顧客企業のビジネス・モデルやエンタープライズITシステムのアーキテクチャ、産業エコシステムは大きく変化しています。顧客企業の課題と戦略目標に対応するため、ファーウェイはパートナー各社と共同イノベーションに取り組み、差別化された製品とソリューションを提供することで、顧客の成功を支援しています」

ファーウェイのセーフシティ・ソリューションは、中東、アフリカ、アジア太平洋地域の30か国、100都市以上で導入され、4億人以上の人々の生活を支えています。また、世界的な金融機関やソフトウェア・ベンダーと協力し、クラウド・コンピューティングとビッグデータを活用した次世代のITインフラを金融機関向けに開発しており、その金融クラウドならびにビッグデータ・ソリューションはこれまでに中国工商銀行、中国招商銀行などの中・大規模金融機関10社に導入されています。さらに、ファーウェイのデジタル鉄道ソリューションは総延長10万キロメートルにおよぶ鉄道網を支えているほか、エネルギー分野では世界トップ20社のうち15社にソリューションを提供し、10万か所の変電所、3万8,000キロメートルに達する石油、ガスパイプラインを支えています。

オープンな技術とプラットフォームを基盤に、Win-Winなエコシステムを構築

法人向け事業グループ　マーケティング・ソリューション・セールス部門最高技術責任者の梁永健（WKリョン）は、次のように述べています。「クラウド、IoT、ビッグデータ、SDNなどの新たな技術が企業のITシステムとビジネスモデルを再構築しつつあります。ファーウェイは『クラウド－パイプ－デバイス』アプローチにより、ハードウェアとソフトウェアを統合することで業界を牽引し、革新的で差別化されたオープンな産業エコシステムと新たなICTインフラを確立していきます。」

ファーウェイは、法人向け事業における売上の75％をパートナーやチャネルパートナー経由で達成しており、これは対前年度比47％の伸びとなっています。同社のパートナー網は、ディストリビューターおよび付加価値パートナー300社、二次チャネルパートナー8,000社以上に広がっており、このうち350社以上のパートナーと共同イノベーションを通じて各産業向けソリューションを開発しています。また、eLTE、SDN、NFV、5G、クラウドOS、スマートシティ、オープン金融プラットフォームなどの分野で、世界規模の産業アライアンスを構築しています。さらに、米ハネウェル、米アクセンチュア、独SAP、英ボーダフォン・グローバル・エンタープライズ等の業界を牽引する各社と戦略的パートナーシップを構築しています。

法人向け事業グループ　グローバル・パートナーおよびアライアンス部門プレジデントの劉維明（レイモンド・リュウ）は、次のように述べています。「『Being Integrated』戦略を掲げるファーウェイは引き続きパートナーを支援していきます。製品やロジスティクス、サービス、ビジネス、ITシステムを強化することで、新たなICT時代におけるパートナー各社の成功をサポートしていきます」

法人向け事業グループ　グローバル・エンタープライズ・サービス部門サービス・マーケティング担当バイス・プレジデントのハンク・ストクブロクス（Hank Stokbroekx）は、最近のサービス分野における進展について次のように述べています。「ファーウェイは産業パートナー、チャネルパートナーが各社の核となる競争優位を確立できるよう、効率的でセキュアかつ信頼性の高い、ライフサイクル全般を支えるサービスを提供しています。例えば、2015年は新たなプロフェッショナル・サービスやパートナー各社の認証制度を確立するなど、多くの面で進展が見られました。また、クラウド・ベースの自動化プラットフォームへの投資も増加しました。一例として、生産とサービスを統合したプラットフォーム『ターボ』の提供を開始し、サービスの迅速な見積もりや大規模な発注管理、すばやく効率的な集中型問題解決をサポートしています。今後もパートナー各社とともに成長し、業界で最も信頼されるサービス・プロバイダーとなることで、お客様により良いサービスを提供していきます」

ファーウェイは、法人向け事業で掲げる「ビジネス指向のICTインフラを構築する」という方針のもと、ICTインフラにフォーカスし、「Being Integrated（業界とともに成長する）」戦略を加速していきます。パートナーおよび顧客企業とともにイノベーションに取り組むことで、公共セクター、パブリック・セーフティ、金融、エネルギー、運輸、製造、教育、インターネット・サービスといった多岐にわたる産業のお客様のビジネス変革を促し、お客様のビジネスの成功を確かなものとすることで新たなICT時代をリードしていきます。

※1人民元＝18.55円で換算（2015年12月31日現在）

※本参考資料は2016年4月12日（現地時間）に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。