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ファーウェイのAAUソリューション、世界での大規模展開が進む

2016.04.12

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は4月6日、同社の革新的なアクティブ・アンテナユニット(AAU)ソリューションの商用ネットワークでの導入がグローバルで100件に達したことを発表しました。同ソリューションは、ファーウェイが今年のMobile World Congressで1ギガビットクラスの通信速度を実現する4.5世代移動体通信向けソリューションとして発表した「GigaRadio」ソリューションにおいても重要な役割を果たし、今後大規模導入が進んでいく見込みです。

ファーウェイのAAUソリューションは従来のソリューションに比べ、次の2つの点で優れています。1点目は、同ソリューションが複数周波数帯、複数通信方式(マルチモード・マルチバンド)に対応することです。2点目は、コンパクトなため、都市部における電柱やビルの外壁、公共施設などに迅速に設置可能であり、基地局の設置密度を高めることができる点です。これは移動体基地局のアンテナと遠隔無線ユニット(RRU)を統合した設計を採用することで可能となっており、設置に必要となるサイト・スペースや賃料を削減できると同時に設置作業が簡素化されるため、通信事業者はより環境にやさしく、効率性の高いモバイル・ブロードバンド(MBB)ネットワークを構築することができます。

現在、このAAUソリューションは、各通信事業者による良好なトライアルを経て、すでにラテンアメリカ、欧州、アフリカ、中東、南太平洋、中国などの地域において大規模に商用展開されており、MBB時代における同ソリューションの競争力の高さを示しています。

ファーウェイ ワイヤレス・ネットワーク部門 最高マーケティング責任者である楊超斌(ヤン・チャオビン)は次のように述べています。 「ファーウェイは革新的な技術ソリューションの提供を通じて通信事業者が直面するさまざまな課題への対応を支援し、お客様にご満足いただけるよう尽力しています。AAUソリューションはMBB時代におけるサイト構築という課題に対処するために開発されました。このソリューションが世界各国の通信事業者に大規模に導入されはじめたことで、無線基地局の新たな時代が幕を開け、将来のRRUの革新に向けた道筋が示されたと言えます」

楊はまた、同社のAAUソリューションとRRUソリューションは優れた通信サービスを実現し、通信事業者各社が今後数年間MBBネットワークを構築していくうえで、最適なソリューションとなるだろうと述べています。

ファーウェイがベースバンド・ユニットが無線ユニットから分離している革新的なRRUを商用展開し、従来の屋内マクロ基地局構築のあり方を変えたのは2005年にまで遡ります。このソリューションにより、通信事業者は基地局設置に必要なスペースと賃料を削減すると同時に、RRUとアンテナの間の距離を近づけ、基地局を柔軟に展開することが可能となりました。以来、同RRUソリューションは世界各地で展開され、運用コスト削減とネットワークのパフォーマンス向上を実現し、世界各国の通信事業者から高い評価を受けています。

さらに2011年には、ファーウェイは新たな基地局向けにAAUソリューションを正式に発表しました。同AAUソリューションは、無線ユニットをアンテナ・システムと統合しただけでなく、小型化と軽量化を実現し、より優れた環境性能を実現しました。この結果、AAUソリューションは基地局で使用されるハードウェア数を削減すると同時に、TCOを低減し、優れたネットワーク・パフォーマンスを提供しています。

※ 本参考資料は2016年4月6日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。