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ファーウェイ、独クーカとの提携によりスマート・マニュファクチャリング分野でビジネス・チャンスの創出を加速

2016.03.16

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は3月14日、世界最大級のIT見本市であるCeBIT 2016(3月14~18日、ドイツ・ハノーバー)において、ロボット技術の世界的リーダーである独クーカ(KUKA)と、欧州と中国の産業向けスマート・マニュファクチャリング・ソリューション分野における提携に関する覚書に調印しました。

覚書調印式における両社経営陣。ファーウェイ専務取締役兼プロダクト&ソリューション グループ プレジデント 丁耘、ファーウェイ法人向けICTソリューション事業グループ プレジデント 閻力大、クーカ財務担当執行役員 ピーター・モーネン氏、クーカ・ロボターCEO ステファン・ランパ氏ほか

近年、インテリジェントで相互に接続されたシステムを起爆剤として、スマート・マニュファクチャリングは急速に進化しており、製造業の生産システムにおけるロボットの活用方法を一変させています。こうした製造業の新時代において、製造業各社が時代の変化に俊敏に対応し、成長を加速させていく上でロボットが果たす役割はますます重要になると予測されています。ファーウェイとクーカは、今回の合意により、クラウド・コンピューティング、ビッグデータ、モバイル技術、産業用ロボット分野で協業し、製造業のお客様によるビジネス変革とスマート・マニュファクチャリングの実現を支援していきます。

また、今回の提携の核となるスマート・マニュファクチャリング・ソリューションの研究開発においては、製造業と工場におけるスモールセルIoT、無線ならびに第5世代移動体通信(5G)ネットワーク、ビッグデータ・ソリューションの活用に加え、ホステッド型クラウド・ベースのスマート・マニュファクチャリング・サービスを提供するファーウェイのIaaS(Infrastructure as a Service)ソリューションの展開を重要分野として協業を進めていきます。さらに、直感的ロボットのプログラミング・チームを共同で設立し、先進的な製造環境で人間の情報処理を模したディープ・ラーニング(深層学習)の活用を模索しています。

ファーウェイ専務取締役兼プロダクト&ソリューション グループ プレジデントである丁耘(ライアン・ディン)は次のように述べています。 「近年、製造業は大きな変革期を迎えており、ロボットは工場の変革や新たなビジネス・チャンスを実現する上できわめて重要となります。クーカはドイツや世界各国におけるスマート・マニュファクチャリング・ソリューションの推進や展開で中心的な役割を担っています。クーカとの戦略提携により、ファーウェイはグローバルな製造企業の工場変革、さらにはスマート・マニュファクチャリングの実現による高い競争力の確保をいち早く支援できるようになると確信しています」

クーカでCFOを務めるピーター・モーネン(Peter Mohnen)氏は次のように述べています。 「世界有数のグローバルICTソリューション・プロバイダーであるファーウェイとの提携を嬉しく思います。デジタル化とインダストリー4.0の実現により工業生産に抜本的な変化がもたらされ、製品、ソリューション、コンセプトのあらゆる面で新しいものが求められるでしょう。インダストリー4.0のグローバル・イノベーション・リーダーとして、クーカはこうした発展を推進しています。中国では経済の多くの分野で大きな変革の可能性が残されており、また電子産業は増え続ける新製品や加速する開発ペース、製品ライフサイクルの短縮化といった課題に直面しています。こうしたなか、当社はロボットによるソリューションの大きな可能性があると見ています」

クーカ・ロボター CEOであるステファン・ランパ(Stefan Lampa)氏は次のように付け加えています。「電子産業各社は、イノベーションと成長の重要な牽引役として、ロボットを活用した先進的なオートメーション・ソリューションに期待しています。グローバルなテクノロジーやIoTソリューションで定評のあるファーウェイとの新たなパートナーシップにより、スマート・マニュファクチャリング分野のイノベーションを推進する新たなチャンスが生まれます」

今回の提携は、ファーウェイとクーカがドイツ、中国両国の国家的課題への対応に取り組み、IoTが実現する革新的な産業ソリューションの活用を通じてインテリジェントな製造を推進・発展させていく姿勢を示しています。

ファーウェイ CeBIT 2016特設サイト(英語):

http://enterprise.huawei.com/topic/2016Cebit/

※ 本参考資料は2016年3月14日(現地時間)にドイツ・ハノーバーで発表されたプレスリリースの翻訳版です。