ファーウェイとテリアソネラ、5G技術の革新に向けて提携
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は2月19日、スウェーデンとフィンランドに拠点を置く移動体通信事業者であるテリアソネラと第5世代携帯電話(5G)技術の研究開発において戦略提携することに合意しました。
両社のコラボレーションは、未来の消費者、垂直産業に向けたサービスを探求する新世代の通信事業者を目指すテリアソネラの戦略をさらに具体化するものです。両社はこの戦略提携により、テリアソネラの市場に対する理解とファーウェイの強力な技術開発力を融合し、ビジネスを推進する技術の実現を目指します。
テリアソネラとファーウェイはまた、ネットワークの高速化と遅延の低減を実現する無線インターフェース技術の共同研究に加え、さまざまな垂直産業のニーズに応える将来のサービス・シナリオを検証し、リソースのダイナミックな割り当てを可能にするオープン・プラットフォームを提供していきます。
テリアソネラ バイス・プレジデント兼ネットワークおよびインフラストラクチャ責任者であるマッツ・スヴァルド(Mats Svärdh)氏は次のように述べています。「テリアソネラは、デジタル社会においてお客様にベストなネットワークと通信サービスを提供するべく、継続的なイノベーションに取り組んでいます。当社事業の中核市場である北欧諸国は、3G、4Gの時と同じように、5G時代を切り拓く技術的、社会的素地を有しています。ファーウェイとの提携により、5G技術の商用化に向けた技術とエコシステム、ビジネス上の価値の確立に一歩近づいたと言えるでしょう」
ファーウェイのワイヤレス・ネットワーク担当プレジデントである汪涛(デビッド・ワン)は、次のように述べています。「移動体通信は、過去20年の間に人々、企業、そして社会に必要不可欠な基本的なサービスとなりました。ファーウェイは今後も、日々変化するお客様のニーズに応えるべく、無線技術の研究開発に継続的に投資していきます。ファーウェイとテリアソネラは2009年にノルウェーで世界初のLTEネットワークを稼動させましたが、5G技術でもよりつながった北欧諸国の実現に貢献できることを楽しみにしています」
5G技術は、IoTの推進、治安の向上、より優れたモビリティの実現など、多彩なサービスでの活用が見込まれており、通信事業者各社には既存のモバイル・ブロードバンド・サービスによる収益に加え、新たな収益源をもたらすことが期待されています。

<ご参考>
ファーウェイ MWC 2016特設サイト(英語):http://www.huawei.com/en/mwc2016
※本参考資料は2016年2月19日(現地時間)にスペイン・バルセロナで発表されたプレスリリースの翻訳版です。