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ファーウェイ、アジャイル・ネットワーク3.0アーキテクチャを発表

2015.05.29

ファーウェイは、2025年までに世界のネットワーク接続数は1,000億に達し、1時間ごとに200万個のセンサーが新たに稼動するようになると予測しています。しかし、今日のネットワークではこれを支えるネットワーク接続を実現することはできません。こうした課題に向けてHNC2015で発表されたのが、アジャイルIoTゲートウェイ、アジャイル・コントローラーおよび軽量なIoTオペレーティング・システムLiteOSの3つの中核コンポーネントからなるアジャイルIoTソリューションです。ファーウェイの最高戦略マーケティング責任者である徐文偉(ウィリアム・シュー)は同イベントにおいて次のように述べています。「ファーウェイはICTインフラの標準化がIoTアプリケーションを含むインターネット・アプリケーションの開発を促進すると考えています。これに取り組むために、IoT向けOSとしてLiteOSを開発しました」

LiteOSはわずか10Kバイトの世界最軽量のIoT向けOSで、ゼロ・コンフィギュレーション、自動検出、自動ネットワーキング機能をサポートします。スマート・ホーム、ウェアラブル、コネクテッド・カーなど幅広い産業分野に適用可能です。LiteOSはスマート・ハードウェアのシンプルな開発を実現し、IoTの拡大を加速します。ファーウェイはさらに、LiteOSをすべての開発者に向けてオープンにすることも発表しました。これにより、開発者は独自のIoT製品をすばやく開発できるようになります。

ファーウェイは、IoTを支えるインフラストラクチャ製品・ソリューションの開発に注力すると同時に、バリューチェーン内のあらゆるパートナー企業と協力して産業用ソリューションを開発し、各産業での活用に対応したIoTエコシステムを確立すべく取り組んでいます。これは、ビジネス指向のICTインフラを開発し、提供するというファーウェイのアプローチの一環です。ファーウェイ 法人向けICTソリューション事業グループ  プレジデント兼ファーウェイ・ジャパン 代表取締役会長である閻力大(エン・リダ)は、HNC2015の基調講演において次のように述べています。「ビジネス指向のICTインフラの開発・提供には、パートナー企業と緊密な協力のもとにイノベーションを創出する努力が不可欠です。当社はこれまで、さらなる業界の発展に向けて、業界内アライアンスやIoT分野の標準化団体への参画、革新的な研究センターやオープン・ラボ、開発者コミュニティの設立に取り組んできました」

また、ファーウェイ 法人向けICTソリューション事業グループ スイッチおよびエンタープライズ・コミュニケーション製品部門プレジデントである劉少偉(リュウ・シャオウェイ)は次のように述べています。「ファーウェイはこの3年間、IoT分野で世界各地の業界パートナーと技術面でのコラボレーションに深く携わってきました。当社が開発したIoTソリューションは、ビル、電力メーター、自動車、フィットネス・ジム、工場、小売店、街灯など、さまざまな用途ですでに活用されています。ファーウェイはビジネス指向のICTインフラの開発・提供と合わせて、今後もさらに多くのパートナーと協力しながら、当社のアジャイル・ネットワーク・アーキテクチャを基盤とする各種垂直産業向けソリューションを開発していきます」

ファーウェイはHNC 2015において、アジャイルIoTソリューションの発表に加えて、データセンター、企業向け無線キャンパス・ネットワーク、WAN、ネットワーク・セキュリティの各分野で新製品や技術を発表しました。主なものに、100テラビット/秒対応のデータセンター・スイッチ、Wi-Fi・LTE 統合アクセス型アジャイル・モバイル・ソリューション、伝送効率を向上したハイ・スループット・ルーター、「デバイス、ネットワーク、クラウド」のすべてをカバーするエンド・ツー・エンドのセキュリティ・ソリューションなどがあります。

HNC 2015は、世界43か国から6,000名を超えるお客様、チャネル・パートナー、報道関係者、アナリストが集うイベントです。出展企業には、米インテル、独SAP、米IBM、米ヴイエムウェア、印インフォシス、中国電信(チャイナ・テレコム)が含まれます。同イベントでは7つの技術テーマと8つの業界テーマをカバーする約200のフォーラムや講演も開催され、、IoT時代のネットワーク構築とアジャイル・ビジネスの未来について活発な議論が行われました。