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ファーウェイ、2015年度世界接続性指標報告書を発表 世界主要50か国におけるデジタル社会への変革に基準を示す

2015.04.23

2015年度版では、評価対象となるICT指標数と国の数を2014年度版の2倍とし、より包括的な評価の枠組みと方法を取り入れることで、政府機関やその他のステークホルダーが投資目標を立案する際に求められる相関図を提供することが可能となりました。同報告書が他の指標と異なるのは、接続性をより広範に定義し、ネットワーク、コンピューティング、ストレージを網羅するとともに、サービスへの需要、Eコマースなど、デジタル経済の一端を担うICTインフラ以外の要素も重視している点にあります。

ICTサービスの堅調な需要と供給、先進的な活用などを強みとする米国が評価対象50か国の中でトップとなり、スウェーデン、シンガポール、スイス、英国といった経済が成熟した国々が上位5か国に入りました。

発展途上国市場では、チリ、中国、アラブ首長国連邦が上位となり、3か国とも総合では10位台前半から20位台後半に食い込みました。これらの国々はモバイルの普及と全体的な接続環境において進んでおり、ほぼ先進国と肩を並べる一方、データセンターへの投資といったICTインフラストラクチャーの中核的要素においては遅れをとっています。先進国でのデータセンターへの投資は発展途上国と比較して3倍であり、クラウド・コンピューティングの中核をなすデータセンターに投資することがクラウドの普及を促す主要な触媒となっていることがわかります。

また、今回の報告書ではICTへの投資が20%伸びることで国のGDPが1%上昇することが示されました。さらにデジタル化に向けた変革を実現する5つの要素として、データセンター、クラウド・サービス、ビッグデータ、ブロードバンド、IoTを挙げ、デジタル社会における経済成長を最も効率的に実現するにはこれらの技術に投資目標を定めるべきであることを提案しています。

今回の報告書は、世界規模でデジタル化が進むなか、先頭を切る国や遅れをとる国はどこか、その理由は何なのか、また今後発展の可能性が高い国や追い抜かれる可能性のある国はどこかといったことを知る指針となるものです。ファーウェイのコーポレート・マーケティング部門プレジデントである張宏喜(ケビン・チャン)は次のように述べています。「世界接続性指標報告書は単なる国の順位付けではありません。これは、政策当局やトップ企業と協力し、新たなデジタル経済におけるビジネス・チャンスを発見、活用、創出することで、より“つながった”世界を構築するためのプラットフォームであると考えています」

2015年度 世界接続性指標報告書(英語)は、以下のホームページからご覧ください。
http://www.huawei.com/minisite/gci/en/index.html

<ご参考>
ファーウェイ・ジャパン広報誌「HuaWave 第16号」
Better Connected World:ICTが変える未来 ~世界接続性指標から探る「より“ つながった” 世界」の可能性(PDF)

2014年度 世界接続性指数報告書をもとに、早稲田大学大学院 アジア太平洋研究科 三友仁志教授へのインタビューなどを加え、より“つながった”世界の可能性を探りました。