ファーウェイ、CPEタイプの小型光伝送ネットワーク向け新製品を発表

小型設計でありながら最大10ギガビット/秒の大容量光伝送サービスに対応した「OSN1800 CPE」は、WDM/OTN装置を用いた高速専用線サービスや波長貸しサービス(※)に対して、新しいデスクトップ・ソリューションを提供します。大容量を占有する専用線サービスおよび波長貸しサービスでは、超大容量かつ低遅延の伝送ネットワーク・ソリューションが必要とされます。また、日本市場においては特にエンド・ツー・エンドの管理機能が重視されますが、従来のメディア・コンバータを用いたアクセス回線では、アクセス回線部と伝送ネットワーク間にマルチホップの接続点が必要となり、エンド・ツー・エンドの管理と低コスト化の妨げとなっていました。
ファーウェイはこうした課題を踏まえ日本の通信事業者との協力により、「OSN1800 CPE」を開発しました。このソリューションにより、高速専用線サービスや波長貸しサービスの構築においてアクセス回線をメトロ伝送ネットワークにシームレスに接続し、シンプルなネットワークを実現します。また、「OSN1800 CPE」は自然空冷方式(ファンレス)とプラグ&プレイ運用をサポートし、通信事業者の伝送ネットワークをエンド・ユーザーのオフィスにまで容易に延長可能なため、通信事業者によるエンド・ツー・エンドの管理を実現した付加価値の高いサービスの迅速な提供に貢献します。
「OSN1800 CPE」をはじめとするファーウェイの革新的な光ネットワーク向け製品・ソリューションをFOE 2015 ファーウェイ・ブース(東4ホール 31-50)にてご覧ください。
※波長貸しサービス: 通信事業者が光ファイバーをWDMなどで多重化し、その波長の一部を第3者に貸し出すこと