このサイトはCookieを使用しています。 サイトを閲覧し続けることで、Cookieの使用に同意したものとみなされます。 プライバシーポリシーを読む>

ファーウェイ、2014 IMSワールド・フォーラムにて「Most Innovative Virtualised IMS Solution(最も革新的な仮想IMSソリューション)」と「Best VoLTE Product(ベストVoLTE製品)」賞を受賞

2014.05.14
ファーウェイ、2014 IMSワールド・フォーラムにて「Most Innovative Virtualised IMS Solution(最も革新的な仮想IMSソリューション)」と「Best VoLTE Product(ベストVoLTE製品)」賞を受賞

世界有数のICTソリューション・プロバイダーであるファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は2014年5月6日、スペイン・バルセロナで開催された2014 IMSワールド・フォーラムで、同社のCloud IMSソリューションが「Most Innovative Virtualised IMS Solution(最も革新的な仮想IMSソリューション)」賞を、またエンド・ツー・エンドのV2oLTE(voice and video over LTE)ソリューションが「Best VoLTE Product(ベストVoLTE製品)」賞を受賞したと発表しました。今回の受賞は、V2oLTEソリューションにおけるリーダーシップをはじめとした世界的なLTEネットワークの展開におけるファーウェイの貢献に加え、コア・ネットワーク仮想化における戦略とその実現において着実かつ顕著な進展を実現したことが評価されたものです。

Cloud IMSソリューション
ファーウェイのCloud IMS(IP Multimedia Subsystem:IPマルチメディア・サブシステム)ソリューションは、ファーウェイのCOTS(Commercial Off-The-Shelf)サーバー『FusionEngine』と標準的な他社ハードウェアをサポート可能な仮想化アプリケーションです。ファーウェイの『FusionSphere』クラウドOSによるIaaS(Infrastructure as a Service:サービスとしてのインフラストラクチャ)上で稼働することが可能で、さまざまなネットワーク機能を実現します。

ソフトウェアをハードウェアから分離することで、通信トラフィックの変動にあわせた動的スケーリング、リソースのオン・デマンド割り当て、新サービスの展開時間の短縮を実現しつつ、通信ネットワークに求められるリアルタイム性、高い信頼性とパフォーマンス、高度な安全性などの要件を満たします。また、業界標準であるNFV(Network Functions Virtualization:ネットワーク機能仮想化)アーキテクチャとOpenStackをサポートするとともに、さまざまなIaaS、仮想マシン、ハードウェアに対応可能で、既存の管理監視機能を継承し、オーケストレーション機能も有しています。

また、本ソリューションの特徴の1つに、豊富なHA(High Availability:高可用性)構成、異常検出、リソース監視などにより、通信事業者が求める99.999%の信頼性を実現していることがあげられます。同時に、複数のプラットフォームをサポートすることで、通信事業者の投資収益最大化も後押しします。たとえば、COTSと既存ATCA(Advanced Telecom Computing Architecture)アーキテクチャの共存も可能です。

ファーウェイは2014年の第1四半期末までに、複数の通信事業者と共同でコア・ネットワーク仮想化のデモを行い、PoC(Proof of Concept:概念実証)テストを完了しています。Mobile World Congress 2014では、スペインのテレフォニカ、チャイナ・モバイル(中国移動)とともにMANO(Management and Orchestration:管理およびオーケストレーション)を採用したクラウドIMS VoLTE通話のデモを成功させました。

エンド・ツーエンド V2oLTEソリューション
ファーウェイのV2oLTEソリューションは、モバイル・ネットワークにおける音声・画像コミュニケーションの進化のあらゆる段階を考慮した上で、現行の回線交換方式によるネットワークからクラウド・ベースのVoLTE(IMS)ネットワークへの自然な移行を促すものです。このマイグレーションの過程で、通信事業者は、4Gから3Gネットワークへの音声通信のシームレスなハンドオーバーを実現するeSRVCC(enhanced SRVCC)や、HD音声・ビデオ通話、RSC(Rich Communication Suite)、ユニファイド・コミュニケーションなどの機能を追加し、ユーザー体験のさらなる向上を目指すことも可能です。また、VoLTEソリューション導入による周波数利用効率の向上に加え、ネットワークをオープン化するCaaS(Communications as a Service:サービスとしてのコミュニケーション)を導入することで、外部のサービス提供者との連携を実現し、VoLTEを用いてさらなる収益機会を得ることができます。

これまでにファーウェイのエンド・ツー・エンドのV2oLTEソリューションは40以上のCSFBフェーズ(LTEと回線交換の共存段階)のネットワークで導入され、さらに21以上の完全なVoLTEフェーズ(IMSベース)のネットワークで導入が進められています。ファーウェイは、欧州において複数の主要通信事業者とともにクラウド・ベースのVoLTEネットワークに関するPoCテストに成功した数少ないベンダーであり、本年中の商用化を予定しています。さらに、チャイナ・テレコム(中国電信)と初のCaaSプロジェクトに成功しており、新サービスの市場投入期間を1か月に短縮しました。

ファーウェイのコア・ネットワーク事業部門担当バイス・プレジデントである毛玉敏(マオ・ユーミン)は受賞にあたり、次のように述べています。「このたびの受賞を光栄に思います。ビジネスにおける成功だけでなく、世界の通信業界における貢献も評価されたことを意味するからです。今後もファーウェイはこれら2つのソリューションの提供を通じて、通信事業者による現行のモバイル・ネットワークの変革と新たな収益機会の実現、ユーザー体験の向上を支援していきます」

インフォーマ・テレコム&メディア(Informa Telecoms and Media)が主催するIMSワールド・フォーラムは通信業界で高い影響力を持つイベントです。同社は世界的な展示会を主催する世界最大の上場企業であり、同社が開催する数多くの注目イベントは20年以上にわたり業界標準となっています。

GSMA テクノロジ シニア・ディレクター ダン・ウォレン(Dan Warren)氏からトロフィーを授与されるファーウェイ コア・ネットワーク事業部門 プリンシパルVoLTE/IMSソリューション・アーキテクト 姜青松(ジャン・チンソン)(上段)と同バイス・プレジデント 毛玉敏(マオ・ユーミン)(下段)

※本参考資料は2014年5月6日(現地時間)にスペイン・バルセロナで発表されたプレスリリースの翻訳版です。