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ファーウェイ、チャイナ・モバイルとともに主要なTD-LTE-Advanced技術のフィールド・テストを実施

2014.04.28
ファーウェイ、チャイナ・モバイルとともに主要なTD-LTE-Advanced技術のフィールド・テストを実施

世界有数のICTソリューション・プロバイダーであるファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は2014年4月21日、チャイナ・モバイルと共同で、成都電子科技大学で実施されたフィールド・テストでTDD/FDDキャリア・アグリゲーション、MSA、256QAM、サイト間CoMP、MU-MIMOなど、複数の主要なTD-LTE-Advanced技術を検証しました。この検証はTD-LTEネットワーク性能とユーザーの最大スループット全体の向上という点で1つのマイルストーンとなりました。

チャイナ・モバイル、ファーウェイ、成都電子科技大学が共同で構築した今回のフィールド・テストは、新しいTD-LTE-Advanced技術の検証、進化、イノベーションにとって非常に重要な基盤となります。3GPP R12標準化プロセスの商用化前の検証として、今回のテストはTD-LTE-Advanced業界の発展を加速し、TD-LTE-Advanced技術の商用利用の拡大を促進します。

LTE TDD/FDDキャリア・アグリゲーションは3GPP R12標準で最も重要な技術の1つです。今回のチャイナ・モバイルとファーウェイによる試験では、LTE TDDがプライマリ・セル、LTE FDDがセカンダリ・セルという環境において、キャリア・アグリゲーションの最大スループットを検証しました。 無線インターフェースの試験結果は、250Mbpsというネットワーク設定で理論上の最大値となるデータ通信速度に達しました。

3GPP R12標準のもう1つの主要な技術はLTE MSA(Multi-Stream Aggregation:マルチストリーム・アグリゲーション)です。LTE TDDとFDDの双方のサイト間でMSAの試験を実施し、ネットワーク・カバレッジ、負荷、干渉に基づいて柔軟なハンドオーバーやユーザー・トラフィックの並列処理が実現できることが示されました。

フィールド・テストの一部として、チャイナ・モバイルとファーウェイは8つのアンテナ・ネットワークによる4つのデータ・ストリームでMU-MIMOを検証した結果、最大データ通信速度が100%向上しました。また、PTNベースのネットワークではサイト間のCoMPに対する試験結果において、セルエッジ・ユーザーのスループットが30%向上しました。

また、ファーウェイはTD-LTEの試験を256QAMで屋内と屋外において実施し、高次変調試験に世界で初めて成功しました。64QAMと比較すると、256QAMでは最大データ通信速度が33%向上し、屋内の試験環境においてセルの平均性能が20%以上向上しました。

ファーウェイは通信事業者、法人、コンシューマーに競争力のあるICTソリューションとサービスを提供することで、お客様に最大の価値を創出し、エンドユーザーに最高のユーザー体験をもたらすべく尽力しています。

※本参考資料は2014年4月21日(現地時間)に中国・成都で発表されたプレスリリースの翻訳版です。