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ファーウェイとチャイナ・モバイル、TDD - FDD LTEネットワーク間で世界初となるVoLTE国際ローミング・トライアルに成功

2013.12.03
ファーウェイとチャイナ・モバイル、TDD - FDD LTEネットワーク間で世界初となるVoLTE国際ローミング・トライアルに成功

HD品質の音声/ビデオ通話を実現

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、このたび、チャイナ・モバイル(中国移動)と協力し、中国の成都市および杭州市に敷設されたチャイナ・モバイルのVoLTE(Voice over LTE)トライアル・ネットワークと韓国内の商用VoLTEネットワーク間で、HD品質の音声/ビデオ通話の国際ローミング接続に成功しました。

世界初のVoLTE国際ローミング・トライアルにあわせて開催されたセレモニー

TDD LTE(TD-LTE)ネットワークとFDD LTEネットワーク間では世界初となる今回のVoLTE国際ローミング通話は、チャイナ・モバイルの副社長である李正茂(リー・ジョンマオ)氏を迎えて開催されたセレモニーで披露され、同社のVoLTEサービス商用化とTD-LTEサービス国際化に向けた取り組みがさらに一歩前進したことを示しました。

2国間・3都市を結んで実施された今回の国際ローミング・トライアルは、杭州市にあるチャイナ・モバイルのVoLTEトライアル・ネットワークと韓国内の商用VoLTEネットワークをつないで行われたもので、成都市に設置されたファーウェイのマルチメディア会議システムを介してセレモニー参加者が見守るなか、高品質な音声通話とスムーズなビデオ・ストリーミングが行われました。

チャイナ・モバイルの李氏は次のように述べ、VoLTEサービスの発展に期待を表明しました。「チャイナ・モバイルはVoLTEサービスの開発を重視しており、今年6月に当社社長の李躍(リー・ユエ)が発行したVoLTEに関する白書では、2014年末までに同技術の商用化を終える見込みであると述べています。今回のVoLTEによる音声/ビデオ通話国際ローミング・トライアルは重大な戦略的意義を持っており、世界の通信事業者におけるVoLTEソリューションの採用を促進すると確信しています」

チャイナ・モバイルと韓国の通信事業者の幹部の間で実施されたビデオ通話の様子

現在、チャイナ・モバイルによる中国でのTD-LTEサービスの展開が急速に進んでいますが、同サービスの国際的な運用においては、音声通話やデータ通信の国際ローミングやVoLTEサービスの相互運用性の確保などの諸課題が残されています。今回、VoLTE国際ローミング・トライアルが成功したことで、チャイナ・モバイルのTDDによるVoLTEネットワークは国境を越え、異なる通信アーキテクチャを採用する通信事業者のネットワークとの間においても相互に運用可能であることが確認されました。同社は今後も各分野を牽引する企業と連携し、TD-LTEサービスの国際対応を加速させていく予定です。

ファーウェイはチャイナ・モバイルのVoLTEソリューションにおける戦略的パートナーとしてエンド・ツー・エンドのソリューションを提供し、同社のVoLTEサービスの開発を支援しています。今年7月26日には、両社共同で世界初のTD-LTEネットワーク上でのeSRVCC(enhanced SRVCC)ハンドオーバー試験に成功したのに続き、9月22日には世界初のTD-LTEネットワーク上でのVoLTE音声通話を実現しました。そして今回、中国と韓国を結ぶVoLTE国際ローミング・トライアルに成功しました。

ファーウェイは2013年11月現在、14のVoLTEネットワークを含む172のIMS(IP Multimedia Subsystem:IPマルチメディア・サブシステム)ネットワークを世界各地に展開しています。今後も世界各地の通信事業者との緊密な連携のもと、4Gネットワークにおける音声通話技術の開発を進め、より高品質な通話体験を世界中のエンド・ユーザーに提供していきます。

※本参考資料は2013年11月26日(現地時間)に中国・成都で発表されたプレスリリースの翻訳版です。