ファーウェイ オプティマスがポルトガルで展開する商用LTEサービスにSingleRANソリューションを提供
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は8月30日、ポルトガルの通信事業者オプティマス(Optimus)が開始する商用LTEサービス構築において、ファーウェイがパートナーとして選定され、あわせて同社のSingleRANソリューションが採用されたことを発表しました。
ブロードバンド分野のイノベーションを牽引するオプティマスは、LTE技術によるモバイル・ブロードバンド(MBB)サービスの提供に当たり、商用LTEなど高品質なネットワーク構築における優れた実績を踏まえ、ファーウェイを同プロジェクトの主要技術パートナーとして選定しました。
ファーウェイのSingleRAN LTEソリューションを導入することで、オプティマスでは、最大150Mbps(理論値)の高速通信サービスの提供が可能になります。これにより、テレビ会議や高精細コンテンツ配信のほか、動画の高速ダウンロードやソーシャル・ネットワークの快適な更新など、大容量のマルチメディア・アプリケーションの利用を通じて、これまでにないモバイル・ブロードバンド・エクスペリエンスが実現されます。また、エンド・ユーザーは、既存のGSM/UMTSネットワークと今回新たに構築するLTEネットワークをまたいで、シームレスなモバイル・サービスを利用できます。
オプティマスのCTO、ホセ・ピント・コレイア(José Pinto Correia)氏は、今回のSingleRAN LTEソリューション導入に際し、次のような期待を寄せています。「ポルトガルで商用LTEサービスを展開するにあたり、ファーウェイと戦略的パートナーシップを締結できたことを大変嬉しく思います。オプティマスは、最高のモバイル・ブロードバンド・エクスペリエンスをユーザーに提供すると同時に、最新技術を活用し、効率的、持続的なネットワーク運用を実現することに注力しています。今回のプロジェクトでは、豊富な導入実績を誇るファーウェイの革新的ソリューションを活用することで、他社にはないモバイル・ブロードバンド・エクスペリエンスをユーザーにお届けできると確信しています。」
また、ファーウェイのGSM/UMTS/LTEネットワーク担当プレジデント、イン・ウェイミン(Ying Weimin)は次のように述べています。「今回のオプティマスとのパートナーシップは、SingleRANソリューションの有効性が高く評価されていることを示す一例です。ファーウェイのSingleRAN LTEは、GSM、UMTS、LTEといった複数ネットワークの共存を実現し、モバイル・ブロードバンドのさまざまなニーズに同時に対応できるソリューションですが、今後もこうしたソリューションとともに、世界各地の顧客の最良のビジネス・パートナーとして、お客様志向のイノベーションに貢献していきます。」
ファーウェイは5月、スペインのバルセロナで開催されたLTEワールドサミット2012において、「Most Significant Development for Commercial LTE Network - Vendor(商用LTEネットワークの発展に最も貢献したベンダー)」賞と「Best LTE Core Network Element(最も優れたLTEコア・ネットワーク構成要素)」賞の2部門を受賞しました。これは、LTE業界を牽引し、その発展に貢献してきたファーウェイの実績が認められた結果です。
【オプティマスについて】
ソナエコム(Sonaecom)グループのオプティマスは、約400万人のユーザーに向けて移動通信と固定通信の両サービスを提供するポルトガル唯一の総合通信事業者です。UMTSやHSPA、光ファイバ-、LTEなど複数ネットワークを融合する独自の最新ネットワークを通じ、音声通信やテレビ放送、各種電子サービス、次世代インターネットの最先端ソリューションを提供しています。
※本参考資料は2012年8月30日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。