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ファーウェイ Ethernet-over-OTNの相互運用性デモをKDDI研究所、ドイツテレコムと共同で実施

2012.03.26
ファーウェイ Ethernet-over-OTNの相互運用性デモをKDDI研究所、ドイツテレコムと共同で実施

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は3月9日、KDDI研究所ならびにドイツテレコム(DT)と実施したEthernet-over-OTN相互運用性テストのデモンストレーションに成功したことを発表しました。光インターネットワーキング技術推進団体Optical Internetworking Forum(OIF)を運営主体とする今回のテストは、マルチキャリア環境下で、光伝送ネットワーク Optical Transport Network (OTN)をベースとしたイーサネット・サービスにおける、マルチベンダー間の相互運用性を実証するものです。同デモンストレーションは、データ・プレーン技術と制御プレーン技術の有効性に焦点を当てて行われました。

KDDI研究所とDTの試験ネットワークでは、次世代伝送ネットワーク向けOTNおよびデータ・ソリューションを実現するファーウェイのテラビット級OSN(光スイッチ・システム)製品が採用されています。今回のテストで評価したのは、GE/10GEのEPL(イーサネット専用線)/EVPL(イーサネット仮想専用線)サービスの相互運用性、ODUkとODUflexのマッピングとカプセル化、ODUkとODUflexのオーバーヘッドの相互運用性、ODUk SNCPのドメイン間セキュリティ保護機能、そしてOTUk ENNIの相互運用性です。

GMPLS/ASONの制御プレーン機能をOTNに組み込むことで、帯域幅の利用効率改善、運用・保守の簡素化、サービス提供の迅速化に加え、ネットワークの信頼性向上が可能になります。ファーウェイは、光レイヤと電気レイヤの両方でGMPLS/ASONの制御プレーン機能をサポートするOTNソリューションを他社に先駆け発表しています。ファーウェイがこれまでに構築したOTNベースの商用GMPLS/ASONネットワークは、全世界で70件を超えています。

伝送ネットワーク分野の草分けであるファーウェイは、WDM/OTN/MS-OTN、MSTP/ハイブリッドMSTP、マイクロ波製品、エンドツーエンドのネットワーク・ソリューションなど、高水準を誇る各種製品を提供しています。2011年第3四半期には、光ネットワーク、WDM/OTN、40ギガ・ネットワークそれぞれの世界市場で売上トップを記録しました。また、100ギガ・ネットワークについては、現在までに商用16件以上、トライアル50件以上を構築しています。

【OIF Interoperability 2012について】

光インターネットワーキング技術推進団体Optical Internetworking Forum(OIF)は、ファーウェイ・テクノロジーズをはじめとする12の通信事業者と通信ベンダーで構成され、マルチキャリア環境におけるマルチベンダーの取り組みを発表する「OIF Interoperability 2012 -Enabling High-Speed Dynamic Services(高速な動的サービス実現へ向けて)」を開催します。マルチキャリア環境でOTNベースのイーサネット・サービスをサポートするシステムにおいて、複数のベンダーが提供するデータ・プレーンと制御プレーンの相互作用デモを、ヨーロッパ、アジア、北米の3地域で同時に実施します。

相互運用性テストの公開デモは、3月6日から3日間、米国カリフォルニア州ロサンゼルスで開催されたOFC/NFOEC 2012展示会のOIFブース(#713)で披露されました。詳細については、http://www.oiforum.com/public/OIF_at_OFC2012.html をご覧ください。

※本参考資料は2012年3月9日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。