ファーウェイ、アメリカ国内で数万件の雇用維持につながる契約を発表
総額60億ドルに及ぶ米国での部品調達がカリフォルニアのハイテク企業の活性化に一役
世界有数のICTソリューション・プロバイダーであるファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は2月18日、アメリカのカリフォルニア州を拠点とする大手通信技術企業、クアルコム、ブロードコム、アバゴと総額60億ドル(1ドル78円計算、約4,680億円)のOEM(納入先商標による受託製造)契約を締結することを発表しました。この度の発表において、ファーウェイは今後もアメリカ市場に深く関わっていくことを強調しており、3年間のOEM契約を通し、アメリカ国内で数万件の直接および間接的な雇用創出効果が期待されます。また、カリフォルニア州のハイテク産業をはじめ、ICT業界全体の成長、発展にも貢献します。
ファーウェイの上級副社長、チェン・リーファン(Chen Lifang=陳黎芳)は次のように述べています。「今回の調達契約は、地域経済への貢献という約束を履行していくファーウェイの決意の再確認であると当時に、現地ハイテクパートナー企業と長期に渡り築いてきた関係に対する信頼の表明でもあります。アメリカ市場は、ICT業界でトップの地位を有しています。そのような市場で長期的な研究開発に取り組むことにより、ファーウェイは人材の多様性、バランス、健全性という面でより優れたグローバルなICTエコシステム(収益構造)を実現します」。
ファーウェイはアメリカでの事業活動を2001年に開始し、以来、280社の技術プロバイダー企業と提携し、調達契約の総額は300億ドルを超えています。契約対象もソフトウェア、各種部品、チップセット、サービスなど多岐にわたり、アメリカという重要地域での2011年の調達量は前年比8%増加しました。
アバゴ・テクノロジーのワイヤレス半導体部門バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャー、ブライアン・イングラム(Bryan Ingram)氏は次のように述べています。「ICT業界の牽引役であるファーウェイとの連携拡大は大変な栄誉です。アバゴは、モバイル端末のアプリケーションやインフラ機器をサポートするパワーアンプ、フィルタ、RFフロントエンドモジュールなどワイヤレス製品のラインアップの拡充に貢献してきました。アバゴの技術は、お客様に優れたパフォーマンスと価値を提供します」。
クアルコムの上級副社長クリスティアーノ・アモン(Cristiano Amon)氏は次のように述べています。「クアルコムにとってファーウェイは、世界規模で活躍する重要な顧客であり、ワイヤレス業界でもリーダーとしての地位をますます高めています。クアルコムが誇るSnapdragonモバイル・プロセッサ・ファミリーやマルチモード対応ブロードバンド・モデムをファーウェイへ納入できることを大変光栄に存じます。今後も、ファーウェイのますますの発展を期待しています」。
テキサス州プラノに拠点を置くファーウェイの米国支社は、アトランタ、シカゴ、サンディエゴなど13の主要都市に地域オフィスを構え、7カ所で先進技術研究開発センターを運営しています。1700人以上の専門スタッフとサポート・スタッフを擁し、うち、技術主任や上級マネージャー、重役を含む1300人以上が現地で採用されました。ファーウェイ米国支社の詳細については、http://www.huawei.com/us/ をご覧ください。
※本参考資料は2012年2月18日(現地時間)に米国カリフォルニア州・ロサンゼルスで発表されたプレスリリースの翻訳版です。