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ファーウェイ、欧州における特許権および商標権保護に向け法的措置を実行

2011.04.28
ファーウェイ、欧州における特許権および商標権保護に向け法的措置を実行

本参考資料は2011年4月28日(現地時間)に中国深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。

世界の通信事業者向け次世代通信ネットワーク分野で業界をリードするファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:Huawei)は4月28日、ドイツ、フランスおよびハンガリーにおいて、特許権および商標権の侵害でZTE(中国語表記:中興通迅、英語表記:ZTE Corporation)に対して訴訟を起こしたことを発表しました。同訴訟は、ZTEがデータカードおよびLTE技術に関連するファーウェイの特許権を侵害したこと、また、ZTEがファーウェイの登録商標のひとつを違法に自社データカード製品に使用したことに対し起こしたものです。

ファーウェイの最高法務責任者であるソン・リウピン(Song Liuping)博士は、次のように述べています。「欧州における当社のイノベーションと知的所有権を保護するために、このような法的措置を取らざるを得ませんでした。当社の知的所有権の違法使用を阻止し、話し合いを通してこの問題を解決したいと考えております。最終的に、ファーウェイの技術が合法的に使用されるようにしたいと思います。」

今回の申し立ては、ZTEが侵害行為の停止を求める警告状に応じなかったことを発端としております。また、ファーウェイはZTEに対して特許のクロスライセンス契約に関する交渉を何度も求めましたが実現しませんでした。ファーウェイは、ZTEから今回の侵害行為の停止に向けた実質的回答や対応が得られず、自社の権利を保護するためには法的手段を取る以外の選択肢はないと判断し、ZTEに対し、ファーウェイの商標権および特許権の継続的な侵害を直ちに停止するように裁判所に訴えました。

ファーウェイは、全ての知的所有権保持者の権利を尊重しており、自社のイノベーションや知的所有権の保護に注力しています。これまでに同社は、主要通信ベンダーやその他の知的所有権保持者とクロスライセンス契約を交わしており、2010年には、特許ライセンス料として2.21億ドルを支払いました。また、年間売上高の相当部分を研究開発に投じており、その費用は2010年だけで165億5,600万元(25億ドル)に上りました。

また、ソン博士は、「知的所有権はファーウェイにとって最も重要な資産のひとつです。従って、世界のいかなる国においても、これらの資産を保護するために尽力することが当社の顧客および株主に対する責務と考えています。当社の知的所有権が国際的水準で合法的に使用されることを担保するために、侵害が行われた場合は、あらゆる手段を取る所存です。」と述べています。