ファーウェイ、2009年度決算報告を発表前年度比売上増を達成、さらなる経営効率の改善を目指す
売上高は対前年比19%増の218億米ドル、純利益は27億米ドル
本参考資料は2010年3月31日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。
世界の通信事業者向け次世代通信ネットワーク分野で業界をリードするファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:Huawei)は3月31日、2009年会計年度通年の監査済み決算報告を発表しました。総売上高は前年比19%増となる1,491億人民元(218億米ドル)、純利益は183億人民元(27億米ドル)に達し、純利益率は12.2%となりました。2009年会計年度通年決算報告書は、国際会計事務所のKPMGによって監査が行われました。
通信ネットワーク事業者の設備投資全般が減少したこの1年の間、ファーウェイの全体的な成長率は緩やかになりました。しかしながら、試練に満ちたマクロ経済環境にも関わらず、ファーウェイは2009年度に好調な業績を残すことができました。ファーウェイでは、通信事業者が抱える経営課題を解決するための高品質かつスケーラブルな最新ネットワーク・ソリューションを提供するという、顧客中心のイノベーション戦略の実現に注力してきました。たとえば、複数のネットワーク・システムを1つのプラットフォームに統合する当社のSingleRANワイヤレス・ソリューションは、世界中の通信事業者30社で採用されています。
ファーウェイの最高マーケティング責任者(CMO)、ケン・ホー(Ken Hu)は次のように述べています。
「通信事業者の皆様がファーウェイをパートナーとして選んでくださる理由は、お客様の経営課題に対処する堅牢なソリューションを迅速に提供できるという当社独自の価値を認めていただいているからです。当社のソリューションの目的は、通信事業者のネットワークの『将来を保証』し、ネットワークの品質向上、維持費削減、およびお客様の投資収益率の保護を実現する点にあります。パートナーとして当社を選択した通信事業者は現在、世界のトップ50社中45社に達し、2008年の36社から増加しています。当社は、モバイルおよび固定ブロードバンド・ネットワークの展開や本格的なマネージド・サービスに対する需要、また、カスタマイズされたスマート・デバイスに対する消費者の関心がそれぞれ増すことで、2010年もこの勢いが続くものと見ており、売上高については前年比20%増を見込んでいます。」
ファーウェイでは、プロセスの効率化と、コスト管理を実現するために2009年に掲げた包括的戦略により、総経費率(総事業費と雑所得を収益の割合として計算した値)は前年比で1.4%減少しました。ファーウェイは、IBMの「Integrated Financial Services」やアクセンチュアの「Lead to Cash」といった組織変革プログラムを推進していく中でプロフェッショナルなベスト・プラクティスを採用し、経営効率を引き続き改善していく予定です。また、ファーウェイは、顧客要件に対する対応を改善するため、お客様にサービスを直接提供する社員に柔軟性の高い権限を与える分権的な体制への移行を進めています。
2010年3月31日に公開されたファーウェイの2009年年次報告書(英文)は、下記のリンクからご覧いただけます。
http://www.huawei.com/ar2009
なお、リリース中の人民元と米ドルの換算レートは、6.8255人民元=1.00米ドル、で計算しています。