チャイナ・ユニコム、ファーウェイのフェムトセル・ソリューションを利用した3G Innサービスを開始下り最大通信速度150Mb/sを実現

本参考資料は2009年12月15日（現地時間）に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。

世界の通信事業者向け次世代通信ネットワーク分野で業界をリードするファーウェイ（中国語表記：華為技術、英語表記：Huawei）は12月15日、チャイナ・ユニコム（China Unicom）の「3G Inn」サービスに、ファーウェイのフェムトセル・ソリューションが採用されたと発表しました。これにより、3G Innサービスのユーザーは、最大下り通信速度7.2 Mb/sの高速インターネットを利用して、屋内における優れた3Gネットワークを体験できるようになります。なお、チャイナ・ユニコムは同サービスを最初に北京にて展開し、その後中国全土に展開する予定です。

フェムトセル・ソリューションは、3G携帯端末を既存の固定ブロードバンド・ネットワークに直接接続して使用することのできる持ち運び可能なワイヤレス・デバイスです。特に、高速インターネット・アクセスが制限されている地域や、利用できない地域において大変有用です。このファーウェイの汎用的なソリューションによって、ユーザーは自宅やオフィスからの広帯域幅のデータ伝送を楽しむとともに、ビデオ・ストリーミング、IPTV、ビデオ会議、モバイル・ブロードバンドといった帯域を多く必要とするアプリケーションを使用することができるようになります。

ファーウェイのワイヤレス・プロダクト部門のプレジデント、ワン・ビャオ（Wan Biao）は次のように述べています。

「ファーウェイのフェムトセル・ソリューションを導入することで、チャイナ・ユニコムなどの通信事業者は、FMC（Fixed Mobile Covergence）分野における競争力を向上させることができます。また、通信事業者の顧客は優れたモバイル・ブロードバンド・サービスを、自宅を含むどこにおいても楽しむことができるようになります。」

ファーウェイは40のフェムトセル・ネットワークを、チャイナ・ユニコム、ボーダフォン（Vodafone）、ヨーロッパの主要通信事業者と協力しながら、世界中に展開しています。また、2008年12月には、世界初の3Gフェムトセルの商用ネットワークをシンガポールに構築しました。