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ファーウェイ、SingleMetroプラットフォームでトリプルプレイからマルチプレイへのブロードバンドの進化をサポート

2009.09.14
ファーウェイ、SingleMetroプラットフォームでトリプルプレイからマルチプレイへのブロードバンドの進化をサポート

通信事業者に3GおよびLTEサービスのバックホールを提供し

柔軟な新しいビジネス・モデルの構築を可能に

本参考資料は2009年9月9日(現地時間)にフランス、パリで発表されたプレスリリースの翻訳版です。

世界の通信事業者向け次世代通信ネットワーク分野で業界をリードするファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:Huawei)は9月9日、通信事業者によるトリプルプレイ・サービスからマルチプレイ・サービス※へのスムーズなアップグレードをサポートするソリューション、SingleMetroプラットフォームを発表しました。このプラットフォームはファーウェイのIPTime(IP Transport Infrastructure for Multi-play Experience)ソリューションに改良を加えた最新版で、最適化されたサービス体験や収益性を生むネットワーク機能を提供するとともに、通信事業者のTCO(総所有コスト)の削減をサポートします。なお、ファーウェイはSingleMetroプラットフォームを実現する最初の製品として、Metro Services Platform(MSP)CX600 V6を発表しました。2009年内には、これに続く複数の製品のリリースも予定しています。

HDTV(高解像度テレビ)や高速インターネット接続、モバイル・ブロードバンドに対する需要が拡大している現在、通信事業者はマルチプレイを実現するメトロネットワーク(地域内通信網)を構築する必要に迫られています。こうした通信事業者に向けて、ファーウェイのSingleMetroプラットフォームは、これまでにないユーザー体験を提供するとともに、ネットワーク機能の収益性を向上させる新しいビジネス・モデルの柔軟な構築を可能にします。また、通信事業者はQoE(Quality of Experience)やROI(Return on Investment)の向上、およびOAM(Operation Administration Maintenance)の簡略化によるメリットを享受することができます。

通信事業者は、SingleMetroの精度の高いパケットベースのクロックディストリビューションによって、より高度な3GおよびLTE(Long Term Evolution)サービスを提供することができるようになります。統合付加価値サービス・エンジン(iVSE: integrated Value-Added Service Engine)は、分散キャッシュによって利用帯域幅を大幅に抑えることができるため、スムーズなHDTVデータの送信を実現します。このプラットフォームはユーザー中心の運用モデルであるインライン・リアルタイム・サービス・モニタリング(iRSM:inline Real time Service Monitoring)を採用しており、ネットワーク・パフォーマンスを視覚化し、リアルタイムのモニタリングや迅速なトラブルシューティングを行うことができます。また、このプラットフォームには、IP/MPLS転送、サービス・ルーティング、インテリジェント・エッジ、加入者管理、ビデオ・エンジン、コンテンツ・キャッシュ、セキュリティ、DPI(Deep Packet Inspection)およびPSコア・サポートなどのインテリジェント機能の技術が統合されています。

通信/IT分野の調査会社、Current Analysisの通信事業者インフラストラクチャ部門主席アナリスト、グレン・ハント(Glen Hunt)氏は次のように述べています。

「サービス・プロバイダーは現在、マルチプレイ・サービスの展開を効率良くサポートするため、統合メトロサービス・アーキテクチャへと急速に移行しています。ファーウェイの新しいSingleMetroプラットフォームには、エッジ・ルータが持つ従来のサービス・ルーティング機能、ビデオ画質モニタリングなどの複数の特殊ネットワーク機器、そしてコスト効率に優れたメトロイーサネットの集約機能などが単一プラットフォームに統合されており、新しいサービス・モデルに十分に対応できる柔軟性を備えています。これからのサービス・モデルには、通信事業者が既存のネットワーク・インフラストラクチャを利用しながら収益性を生み出すための、革新的かつ新しい方法が必要です。」

ファーウェイのネットワーク製品部門のバイスプレジデント、ダニエル・タン(Daniel Tang)は次のように述べています。

「トリプルプレイからマルチプレイへのアップグレードには、新サービスの追加以上に大きな意味があります。このアップグレードによって、革新的な技術やサービス、ビジネス・モデルに対応できる未来志向のネットワーク・インフラストラクチャが構築されることになります。SingleMetroプラットフォームは、ファーウェイのオールIPコンバージェンス戦略の一環として、世界中の通信事業者が抱える課題や問題を解決するべく長年にわたり取り組んできた努力の結果です。」

ファーウェイは、世界中のお客様のオールIPネットワーク化を完全にサポートするパートナーとして、チャイナ・テレコム(China Telecom)、シンガポールテレコム(SingTel)、テレフォニカ(Telefónica)、Tモバイル(T-Mobile)など世界の通信事業者のメトロイーサネット・ネットワークを構築しており、構築実績は現時点までに600件を超えています。

※トリプルプレイとは、IPを通じて、データ通信(インターネット)、音声通話、テレビの3種のサービスを提供するサービスです。また、この3種にモバイル・ブロードバンド通信を加えたのがマルチプレイです。マルチプレイ・ネットワークを利用する通信事業者は、あらゆるFMC(Fixed Mobile Convergence:固定電話と携帯電話の融合)サービスを提供することができます。