ファーウェイ、北米におけるLTEラボを開設
本参考資料は2009年7月28日(現地時間)に米国、テキサスで発表されたプレスリリースの意訳です。
世界の通信事業者向け次世代通信ネットワーク分野で業界をリードするファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:Huawei Technologies Co., Ltd)は2009年7月28日、米国テキサス州リチャードソンにおいて、LTE(Long Term Evolution)ラボを開設したと発表しました。これにより、北米の通信事業者や業界パートナーは、ファーウェイが提供する最新のLTEソリューションを体感するとともに、LTEテクノロジーに関する研究開発をさらに進めることができるようになります。
同ラボには、ファーウェイのSingleRAN DBS3900 eNodeBやUSN 9810統合サービス・ノード、UGW 9811統合ゲートウェイ、M2000 EMS(Element Management System)の他、最新バージョンの商用ソフトウェアも備わっています。業界をリードするファーウェイのSingleRANソリューションは、ソフトウェア無線(SDR:Software Defined Radio)テクノロジーに基づいており、CDMA/LTEとUMTS/LTEのデュアルモードでの運用をサポートしています。SingleRANソリューションは2008年4月に米国ラスベガスで開催された国際的な技術イベント「CTIA Wireless 2008」において初めてAWS(Advanced Wireless Services)帯域を使用して公開されました。
ファーウェイは2008年秋より、ラボに設置するプロトタイプ機器に改良を重ね、ラボ環境を整えてきました。これにより、このラボにおいて、北米の通信事業者のサービスの商用展開を完全にサポートできるようになりました。最近では、北米およびカナダの通信事業者向けに、ファーウェイとしては初となる商用LTEソリューションを提供することに成功しました。LTEラボの稼働開始により、北米の通信事業者は、ファーウェイの北米地域の研究開発チ―ムと密接に連携しながら、サービスの提供前にLTEシステムを厳格にテストすることが可能になります。
ファーウェイ・ノース・アメリカの取締役副社長、カール・リュー(Carl Liu)は次のように述べています。
「今回の発表は、北米やカナダにおいてLTEサービスを展開するお客様へのサポート態勢を整えることができるという点で、ファーウェイにとって大きなステップとなります。また、ファーウェイが北米のAWS帯域で昨年実施したLTEの屋外実験を経て開発された、LTEマルチバンドの最新テクノロジーを提供することで、お客様が最先端のモバイル・ブロードバンド・サービスを展開できることを大変嬉しく思います。」
【ファーウェイについて】
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:Huawei Technologies Co., Ltd)は、次世代通信ネットワークソリューションの世界的プロバイダーです。現在では、世界のトップ50にランクされる通信事業者のうち、36社と取引実績があり、全世界で10億人以上のユーザーにご使用いただいています。革新的でカスタマイズされた製品、サービス、ソリューションを提供し、長期的な価値と成長をお客様にもたらすことがファーウェイの使命です。詳しくは http://www.huawei.com/jp/ をご覧ください。