ファーウェイ・テクノロジーズ、世界初の4T4R型商用WiMAX分散基地局を発表
本参考資料は、2009年6月9日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの意訳です。
世界の通信事業者向け次世代通信ネットワーク分野で業界をリードするファーウェイ・テクノロジーズ(中国語表記:華為技術、英語表記:Huawei Technologies Co., Ltd)は、2009年6月9日、4送信・4受信(4T4R:4 Transmitters and 4 receivers)内蔵の世界初、商用WiMAX分散基地局(DBS)を発表しました。
新しい4T4R型 のWiMAX DBSは、1基地局あたりのカバーエリアの拡大と性能の向上により、通信事業者は、特定のエリアにおける基地局設置数と総所有コスト(TCO)を削減することができるようになります。また、複数規格のコンバージェンスを可能とし、運用効率を向上させることができます。さらに、4T4R型を2つの2T2R型基地局として構成することが可能なため、異なるエリアのカバレッジ構成に対応することもできるようになります。ファーウェイの第4世代基地局プラットフォームを基盤としているこの4T4R型のWiMAX DBSは、自然冷却や高効率パワー・アンプといったグリーン・テクノロジーを採用しています。これにより、4T4R型WiMAX DBSのエネルギー消費量を大幅に抑えられるようになるだけでなく、コスト効率も向上させることができるようになります。
ファーウェイのCDMA およびWiMAX 製品事業部のバイス・プレジデント、タン・シンホン(Tang Xinhong)は次のように述べています。
「この世界初のWiMAX分散基地局によって、通信事業者はWiMAXネットワークのカバーエリアを拡大するとともに、パフォーマンスを大幅に改善することができるようになります。ファーウェイは、業界をリードするパイオニアとして、WiMAXの発展に貢献していくとともに、今後もこのような新しいソリューションを提供することで、通信事業者が効率性と費用対効果の高いネットワークを構築できるようサポートしてまいります。」
2009年度第1四半期時点で、ファーウェイは全世界における商用WiMAX 802.16eの契約を41件獲得しています。この中には、フィリピンのグローブ・テレコム(Globe Telecom)、サウジ・アラビアのサウジ・テレコム(STC)、パキスタンのモビリンク(Mobilink)、オーギア(Augere)、およびモロッコのメディテル(Méditel)が含まれます。