ファーウェイのWiMAX基地局と端末、業界最多となる3件のWiMAX Forum Wave2認証を取得
本参考資料は、2008年10月9日(現地時間)に深圳で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
世界の通信事業者向け次世代通信ネットワーク分野で業界をリードするHuawei Technologies Co., Ltd. (以下、ファーウェイ)は、同社製WiMAX基地局のWiMAX DBS3900および端末製品のBM325とBM625が、WiMAX Forumより「Wave2認証」を取得し、業界最多となるWave2認証を取得した通信機器メーカーとなったことを明らかにしました。これらの製品はいずれもIEEE 802.16e標準に準拠しています。今回、業界最多となる3件の認証を取得したことは、ファーウェイの提供する包括的なE2E(エンド・ツー・エンド)のWiMAXソリューションが優れた相互接続性と高いパフォーマンスを持つことを証明するものといえます。 厳格なWave2認証テストはWiMAXフォーラムの認定認証機関である、AT4ワイヤレス社のラボラトリーによって行われました。
ファーウェイのCDMA/WiMAXプロダクトライン担当プレジデント Zhao Ming は認証取得に際し、「基地局と端末製品の両方でWave2認証を取得したことを喜ばしく思います。これは、ファーウェイのE2E WiMAXソリューションのもつ相互接続性と品質の高さ、そして完成度の高さが証明されたということです。ファーウェイは通信技術の発展に不可欠な要素である相互接続性の向上に重点的に取り組み、この分野で業界をリードしております」と述べています。
ファーウェイのWiMAX DBS3900はWiMAXやGSMなどに対応可能なマルチモード機能をサポートする同社の最新の基地局統合プラットフォームである「LGBS」をベースに開発されました。DBS3900は、Wave2検証試験の最新版であるCRS2.5.0に基づいた5Mおよび10Mチャネル帯域幅でのテストに合格しており、通信事業者がモバイルWiMAXネットワークを導入する際に多彩な選択肢と柔軟性をもたらします。また、複数のアンテナでデータの送受信を同時に実行することにより、カバレッジ、データ伝送速度、信頼性を向上させるIO-MIMOを完全にサポートします。そのため、MIMO機能を搭載したWiMAX DBS3900は、通信事業者の設備投資費用(CAPEX)や運用コスト(OPEX)の大幅な削減を実現します。
BM325は先進的なWiMAX USBデータカード、そしてBM625はWiMAX CPE(宅内機器)の一つで、エンドユーザーのモバイルブロードバンドサービス体験をサポートします。いずれの製品も他社製品より迅速にすべてのWave 2検証項目をクリアしました。また、同時に2種類のWiMAX端末を認証テストに合格させることに成功したベンダーは、ファーウェイが初めてです。ファーウェイの3種類の製品が他社のWave 2認証WiMAXデバイスと完全な互換性を持つことが公式に認定され、通信事業者は確信を持って商用WiMAXサービスを展開することが可能です。
Wave2認証はWiMAXフォーラムが策定した最新版のWiMAX標準で、各メーカーが開発する多数のWiMAX製品の標準化と効率化を推進することを目的としています。Wave2認証を取得した製品は、同認証検査に合格した他社のWiMAXアクセスポイントやデバイスとの相互接続が可能になります。
WiMAXフォーラムについて
IEEE 802.16標準に準拠したブロードバンドワイヤレス製品の認証、相互接続性、互換性を推進するNPO法人です。業界を代表する世界各地の通信機器メーカー、デバイス・ベンダー、ソフトウェア・プロバイダ、サービス・プロバイダによって構成されています。
AT4 Wireless社について
AT4 wirelessは無線技術向けテストソリューションを提供するグローバル企業で、世界を代表する無線認証試験ラボであると同時に、テレコム技術向けの最先端の測定器メーカーです。