Global Marine SystemsとHuawei、合弁事業設立により海底通信市場に参入
[英国、チェルムスフォード/中国、深圳、2007年5月14日] 世界の通信事業者に次世代通信ネットワークソリューションを提供するリーディングカンパニーであるHuawei Technologies Co., Ltd.(以下「Huawei」)と、海中ケーブルの敷設およびメンテナンスで市場をリードする独立系企業Global Marine Systems Limited(以下「Global Marine」)は今日、合併事業設立を目的とする覚書に調印したことを発表しました。この合併事業では、信頼性の高い最先端のグローバル通信機能を備えた、競争力の高いエンドツーエンドの海底ネットワークソリューションを実現し、海底ソリューションおよびサービスの分野における世界的リーダーを目指します。
業界アナリストによると、2007年は非常に好景気となる模様で、新規の供給契約が少なくとも20件、その合計距離は2つの太平洋横断ケーブルプロジェクトといくつかの中規模(2千~1万キロ)システムを含め10万キロに及ぶものになると予測されています。こうした見通しには、インターネット業界の堅調な発展による、この市場の安定した持続的成長が反映されています。
合弁事業では、Huaweiの先進の光技術とGlobal Marineの市場トップレベルの海底エンジニアリング能力を統合して、海底ネットワークの開発者および通信事業者に、実証済みで世界最高レベルの陸上および海中テクノロジを駆使した強力なエンドツーエンドソリューションを新たな選択肢として提供していくつもりです。
「この戦略的パートナーシップは両社の長所を補完し合うものです。Global Marineは、海中通信システムの敷設とメンテナンスで150年以上の経験を持ちます。一方、Ovum-RHKHによると、Huaweiは2006年の光ネットワークの世界市場でシェア11.3%を占めて第2位にランクされており、最も急成長を遂げたベンダーです」と、Huaweiの光ネットワーク担当プレジデントであるYin Xuquanは述べました。
Global MarineのCEO、Gabriel Ruhan氏は、次のように語っています。「すべての通信ネットワーキングの最終目標は、コスト面に優れた高品質な伝送を実現することです。この合弁事業では、Huaweiの光ネットワークにおけるリーダーシップ、強力な研究開発リソース、定評ある顧客サービスと、Global Marineの海中システムの敷設およびメンテナンスに関する専門技術を統合して、それを実現します」
合弁事業案は、最終的な契約と通常の法的承認を経て実施に移される予定です。
Global Marine Systems Limitedについて
独立系の海洋エンジニアリング企業であるGlobal Marine Systems Limitedは、150年を超える事業の歴史を持ち、海底ケーブルの敷設およびメンテナンスサービスの分野で世界トップレベルのプロバイダであり続けています。海底ケーブル敷設船や海中車両の世界最大規模の船団を組んで事業にあたる同社は、通信用海底ケーブルの敷設およびメンテナンスのほか、科学研究、石油、ガス、公益事業、再生可能エネルギーの分野でも市場リーダーの地位を築いています。Global Marineは英国に本社を置き、米国とアジアに事業所を設立しています。同社は、業界の大手企業数社と戦略的同盟を結んでいるほか、合弁事業や提携事業として、中国ではSBSS(China Telecomと)、日本ではNTT-WEマリン(NTTと)、シンガポールではICPL(SingTelおよびACPLと)を展開して成果を上げています。
詳しくは、www.globalmarinesystems.com