ファーウェイとドイツ・テレコム、5GにおけるE2Eネットワーク・スライシング技術をデモ
ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、バルセロナで開催中のMobile World Congress (MWC) 2016初日となった2月22日、ドイツ・テレコムと共同で世界初となる第5世代携帯電話(5G)向けネットワーク・スライシングのエンド・ツー・エンドのデモを実施しました。ドイツのボンにあるドイツ・テレコムのラボ「5G:haus」で実施された今回のデモは、多様な活用シナリオが期待される5G向けに、柔軟かつ効率的にシナリオに合わせてオンデマンドでネットワークのスライスを作ることができるネットワーク・スライシング技術の検証を目的としています。
今回検証した5G向けネットワーク・スライシングはファーウェイのサービス指向のアーキテクチャに基づいており、コア・ネットワークのモジュール化、コントロール・プレーンとユーザー・プレーンの分離によってエンド・ツー・エンドのスライシングを実現しています。コア・ネットワークとRANインターフェースをスライスごとに特定・実装するとともに、双方の管理機能によりスライスのライフサイクル管理と監視を行います。
今回の共同デモにより、「1つの物理ネットワークで複数のサービスに対応する」というイノベーションの可能性が示されました。こうした柔軟で効率性の高い5Gネットワーク・アーキテクチャは、さまざまなパートナーとの協業を通じたビジネスを成功に導く重要なイネーブラーの1つとなります。
ファーウェイのワイヤレス・ネットワーク担当プレジデントである汪涛(デビッド・ワン)は次のように述べています。「ファーウェイは、5G実現の鍵となる技術革新に向け、多大な投資を実施しています。5Gのネットワーク・スライシングにより、単一の物理的なネットワーク・インフラストラクチャで、モバイル・ブロードバンドや垂直産業など複数の産業向けサービスに対応することが可能となります。今後も先進的なイノベーション技術を生み出し、優れたユーザー体験をお客様に提供する努力を続けてまいります」
ドイツ・テレコムの最高技術責任者であるブルーノ・ヤコブフォイアボルン(Bruno Jacobfeuerborn)氏は次のように述べています。「ネットワーク・スライシングは5Gにおいて汎用性の高いネットワークを効率的に実現する技術です。このような汎用性は異なる産業同士を結びつけるとともに、将来的にお客様が望む膨大なモバイル・ブロードバンド接続を提供するためにも不可欠です。今回のデモにより、こうした能力が多様なユース・ケースに向けオンデマンドのネットワーク・サービスとして実現できることが確認されました」
ドイツ・テレコムとファーウェイは、無線インターフェースやネットワーク・アーキテクチャなどの分野における5G技術の共同イノベーションと検証で協働しています。ファーウェイは2009年から5Gの研究開発に取り組んでおり、研究とフィールド・テストで豊富な経験と実績を蓄積しています。今後もより多くのパートナー企業と協力し、新たな5Gエコシステムの確立と、5Gの発展を推進していきます。
<ご参考>
- l ドイツ・テレコムによる発表プレスリリース(2月22日付):
DT shows world’s first end-to-end multivendor 5G system
※本参考資料は2016年2月22日(現地時間)にスペイン・バルセロナで発表されたプレスリリースの翻訳版です。