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ファーウェイ・ピープル

ファーウェイは世界的に、多様な人材が活躍できる職場作りに取り組んでいます。女性の技術職への採用や管理職への登用を積極的に行い、いきいきと働き、ビジネスの成功に貢献できる環境整備に努めています。現在、ファーウェイ・ジャパンにおける女性採用率は全体の3分の1以上(派遣社員を除く)。部門を統括する管理職に就く社員のうち、女性は約20%を占めています。今季号のHuaWaveではファーウェイ・ジャパンに勤務する3名のワーキング・ウーマンにインタビューしました。

カルチャーギャップを埋めるべく、コミュニケーションに努力を惜しまない

郭新心(カク・シンシン / Tracy Guo)

端末本部長

【プロフィール】 2004年4月にファーウェイに入社し、インドネシアでのサービス・マネージャー職を経験した後、ヨーロッパへ赴任。欧州13ヵ国を7ヵ月でまわり、ファーウェイのサービス体制を整える。その後、アジア・パシフィック地域16ヵ国の端末サービス業務に携わる。2007年よりセールスに転身し、日本へ単身赴任。10歳の娘がいる。休日はバドミントンと水泳を楽しむ。

Q 働く女性として、ファーウェイという会社をどう思いますか?

ファーウェイは、性別や年齢に関係なく、やる気のある社員にはどんどんチャンスを与える企業です。実績のある女性社員を積極的に管理者ポジションに登用しています。実際、ファーウェイの取締役会長の孫亜芳氏も女性です。

私は仕事で今まで世界数十ヵ国を飛びまわり、ファーウェイの世界的事業の展開に関われたおかげで見聞が広がりました。大変貴重な体験です。会社に期待されている分、プレッシャーは大きいけれど、やりがいもあります。

Q 単身赴任だそうですが、ご家族とのコミュニケーションは?

家族の100%のサポートなくして私のキャリアは語れません。本当に感謝しています。娘が2歳の頃から私は海外への単身赴任が続き、深圳の自宅で過ごすのは年間100日にも及びません。夫にも娘にも迷惑をかけています。だからこそ、深圳に戻っている時は、妻と母親の本分を全うするように心がけています。あとは、時間が許す限り、毎日電話かSkypeで話すようにしています。

Q 日本で仕事をする上でのチャレンジは?

言葉の壁はもちろんひとつの大きなチャレンジですが、さまざまなコミュニケーション方法を通じて、文化の違いからくる根本的な価値観の違いを理解し、お客様の本当のニーズを正確に把握することが、私が日本に赴任して以来の重要な課題です。部下に対しても同様です。私にとって人との『絆』を強くするにはコミュニケーションを怠らないことが大前提です。『郷に入れば郷に従え』。日本式の『飲みニュケーション』も活用していますよ(笑)。

体感速度100キロの世界――カートでスカッと!

粕川佐恵子(かすかわ さえこ)

人事部担当部長

【プロフィール】 人事畑に13年、採用からエンプロイー・リレーションズまで幅広い業務経験を持つ。「耳を傾ける」ことを人事担当者の絶対条件とし、応募者と面接する際、自身の企業の『ブランド・マネージャー』としての役割も強く意識する。やわらかい物腰と対照的に、カートレースにのめり込むアクティブ派でもある。

Q ファーウェイ・ジャパンに入社したきっかけは?

テレビで、ファーウェイのケニアレポートを見た際に、初めてこの会社の存在を知りました。その後、WEBで調べて、世界の通信業界を牽引する中国企業であることがわかり、そのダイナミックな成長ぶりに興味を持ちました。程なくして、偶然にもある人材紹介エージェントからこのポジションのお話をいただきました。タイミングの良さに驚愕すると同時に、「縁」を感じましたね。

Q 入社後、意外だったことは?

立場上、さまざまな部署の方々とお話しする機会があります。日本人社員にも、中国人社員にも気さくな方が多く、コミュニケーションが取りやすいと感じています。新参者を受け入れてもらうのに、もう少し時間がかかるかと考えていましたが、意外と早く溶け込むことができました。会議での中国人社員同士の白熱した議論にも目を見張りましたね。

中国の方は日本人よりも自分の意見を主張するようで、中国語がわからないから、最初はけんかしているのかと思いました(笑)。

でも、会議が終わると、皆さんは何事もなかったかのように冗談を言い合ったりします。そのサバサバしたところがいいですね。

Q ファーウェイ・ジャパンが求めている人物像とは?

ファーウェイ・ジャパンは急成長している企業です。また、社員の平均年齢も35歳という若さで、活力にあふれた会社です。弊社は、速いスピードで変遷する会社の中で、すばやく順応し、柔軟な発想と行動力で新しい挑戦に立ち向かうことのできる芯の強い人材を求めています。また、積極的にローカル化を進めていますので、ローカル採用社員数は全社員の60%以上を占めています。

Q 趣味のカートについて聞かせてください。

自動車会社に勤めていた頃から、数人の同僚と大井松田のサーキット場でカートレースに明け暮れていました。女性なのに、と考えられる方もいらっしゃると思いますが、最近は女性も多く参戦し、6時間耐久レースに出ている方も多いのです。

時速60キロぐらいなのですが、体感速度は100キロ以上です。乗っている間は終始緊張しますが、終わった後の達成感と爽快感がたまらないです。是非皆さんも一度体験してみてください。

憩いのひと時に~お茶で会話もはずむ

志自岐裕美(しじき ひろみ)

デリバリー・サービス本部カスタマーサポート部

テクニカルアシスタンスセンター

【プロフィール】 2008年9月入社。製品のサポート窓口(テクニカルアシスタンスセンター)のコーディネーターとして、お客様のサポートリクエストの進捗管理からレポート作成までを担当する。

ファーウェイ・ジャパンに入社する前は、長年の夢だった中国語と中国茶の勉強のため、2005年にそれまで10年間勤めていた外資系通信企業を退社し、北京へ留学。卒業後、北京在住の日本人や来訪の観光客に中国茶の魅力を知って欲しいと、中国茶講座や中国茶葉市場への案内ツアーを自ら手がけた。

追記:取材のこの日も、本誌記者を香りの高い「龍珠香片」(やわらかい芽で作られた珠状ジャスミン茶)でもてなしてくれた。

Q 中国茶の魅力とは?

中国茶の種類は千種類以上あるといわれます。それぞれのお茶は色、香り、味が違い、飲茶後の余韻や心へ響くものまで異なります。それぞれのお茶の歴史や産地のことを思いながらお茶をいただくと、現実を離れて優雅な旅をしているような気分にさえなります。そしてお茶を前に会話をするとどんな人とも垣根がなくなり、打ち解けた話もできるようになるのです。ファーウェイのミッションとお茶には共通のバリューがあり、それは Enrich life through communication ということでしょうか。(笑)

Q 好きなお茶は?

好きなお茶はいろいろありますが、安徽省産の六安瓜片(ろくあんかへん)というお茶がとくに好きですね。日本人にはまだなじみが薄いかもしれませんが、茶葉がひまわりの種の形に似た緑茶です。清らかな味わいの多い中国緑茶の中で、香り深くこく味があり、中国緑茶と日本緑茶のよいところをあわせたような感じです。

Q ファーウェイ・ジャパンでの貴重な体験をひとつ教えてください。

入社当時、テクニカルアシスタンスセンターを開設するという大きなミッションを与えられました。初めての経験で、手引きもマニュアルもない中で自分から上司に提案し、試行錯誤しながらセンターを開設しました。そのプロセスには大変なこともありましたが、大きな達成感を味わうことも出来ました。

Q 中国企業ならではの意外なことはありますか?

北京で生活していたときにすでに感じていたことですが、中国社会では男女の境界がないことです。ファーウェイ・ジャパンでも、年齢や男女の違いを意識しません。その一方で、男性は女性に優しく、重いものを女性に持たせることに抵抗があるような感じさえします。お客様のところに行くとき、中国人の上司がノートブックの入った私のバッグをいつも持ってくれるので、恐縮しつつも感謝しています(笑)。