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ファーウェイとGE、クラウドベースの予防保全ソリューションを発表

予期せぬ資産のダウンタイムと保守コストを削減するソリューションで、 シンドラーによるスマートな都市モビリティ実現に向けた 新たな取り組み「Schindler Ahead」をサポート
2017.04.28

予期せぬ資産のダウンタイムと保守コストを削減するソリューションで、シンドラーによるスマートな都市モビリティ実現に向けた新たな取り組み「Schindler Ahead」をサポート

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)とインダストリアル・インターネットをリードするソフトウェア企業である米GEデジタルは4月24日、世界最大の産業見本市ハノーバーメッセ 2017(4月24日~28日、ドイツ・ハノーバー)において、クラウドベースの予防保全ソリューションを共同発表しました。ファーウェイのエッジコンピューティングIoT(EC-IoT)とGEのインダストリアル・インターネットのオペレーティングシステムである「Predix(プレディックス)」をシームレスに統合することで、産業アセットとクラウドアプリケーション間の接続を迅速に実現し、機器の稼働状態のリアルタイム監視、データ分析と認識、保守に関するスマートな意思決定を可能とします。本ソリューションはデジタル産業時代において、製造業での保守コストの削減、機器の予期しないダウンタイム回避、さらには製造各社による製品・サービスのイノベーション向上を支援していきます。

       

ハノーバーメッセ 2017でクラウドベースの予防保全ソリューションを発表した

ファーウェイ 法人向けICTソリューション事業グループ マーケティング・ソリューションセールス部門プレジデント

袁千在とGEデジタル CTO ハレル・コディッシュ氏

今回の協業について、ファーウェイ 法人向けICTソリューション事業グループ マーケティング・ソリューションセールス部門プレジデントの袁千在(ダイアナ・ユエン)は、次のように述べています。 「デジタル産業時代の到来で既存産業にさらなる成長のチャンスが訪れていますが、膨大な数のデバイス間の相互接続、ビッグデータコンピューティング、インテリジェントなアプリケーションなどによって課題も生まれています。ファーウェイは、デジタル変革における実績と業界をリードするICTを活かし、パートナー各社と協力してインダストリアル・インターネット分野の可能性を探究しつつ、こうした課題に対処しています。ファーウェイとGEはともに『フォーチュン・グローバル500』に名を連ねる企業として、これまでもイノベーション力をテコに強力なソリューションを開発し、顧客企業がアセットのパフォーマンスを新たなレベルに引き上げ、サービス運用を最適化し、競争力を強化できるように支援してきました。両社は今後も共同でクラウドベースの産業デジタルアプリケーションの展開を加速し、産業のデジタル変革を実現していきます」

       

ファーウェイ 法人向け事業グループ マーケティング・ソリューションセールス部門プレジデント 袁千在

GEデジタル 最高技術責任者(CTO)のハレル・コディッシュ(Harel Kodesh)氏は次のように述べています。 「インダストリアル・インターネットの発展は、エコシステムの醸成と、産業のデジタル変革を加速するソリューションをともに構築することへのコミットメントにかかっています。今回発表した新たなソリューションはファーウェイとGE双方の強みを融合したもので、すでにスイス・シンドラーなどのイノベーションを重視する顧客企業において優れた成果を収めつつあります。こうしたパートナーシップこそが今後も企業によるインダストリアル・インターネット活用と、かつてない生産性向上の実現をサポートしていくことでしょう」

     

GEデジタル CTO ハレル・コディッシュ氏

ファーウェイとGEは2016年7月に戦略的パートナーシップを発表しており、今回発表した共同ソリューションはインダストリアルIoT分野における2社協業の最新成果です。このソリューションによって、ファーウェイのEC-IoTゲートウェイとアジャイルコントローラー、GEのPredix、その他パートナー各社のセンサーやコントローラー、産業アプリケーションを統合し、産業用ネットワーク間の情報チャネルと相互接続プラットフォームを構築することが可能となります。

また、この予防保全ソリューションは世界的なエレベーター/エスカレーターメーカーであるシンドラーによる導入が予定されています。シンドラーはこのソリューションによって、世界各地で稼動する数百万台に及ぶエレベーターを集中的に接続・管理することが可能となり、保守コストを大幅に削減するとともにサービスの信頼性を高め、世界中の人々にさらなる価値を提供します。

シンドラーのグループ執行委員兼チーフデジタルオフィサーであるマイケル・ナイルズ(Michael Nilles)氏は次のように述べています。 「革新的なテクノロジーと当社が長年この業界で培ってきた知見を活かし、私たちはスマートな都市モビリティ実現に向けたデジタル産業プラットフォーム『Schindler Ahead』を構築しました。ファーウェイとのパートナーシップと同社の業界をリードするコネクティビティ・ソリューションによってサービスを迅速に拡大し、お客様や当社製品の利用者の皆様にイノベーションを最大限に加速してお届けすることが可能となります」

        

シンドラー グループ執行委員兼チーフデジタルオフィサーのマイケル・ナイルズ氏

ファーウェイは現在、産業IoT分野を探究し、エコシステムの構築を積極的に進めています。産業の予防保全分野でのGEとの協業だけでなく、電力、照明、輸送・交通、ビル管理などのさまざまな垂直産業において多数のパートナーと協力し、アプリケーションの大規模な展開を進め、顧客企業のデジタル変革を加速しています。

ファーウェイのハノーバーメッセ 2017出展情報については、以下ウェブサイトをご参照ください。http://e.huawei.com/topic/hannovemesse2017-en/index.html(英語)

<ご参考>

シンドラーによる4月13日付プレスリリース:Hanover Fair 2017: Schindler launches its new digital platform Schindler Ahead

※本参考資料は2017年4月24日(現地時間)にドイツ・ハノーバーで発表されたプレスリリースの翻訳版です。