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ファーウェイとドコモ、4.5 GHz帯域を使用した 世界初の5G大規模フィールド・トライアルを日本で実施

2016-11-16

平均11.29 Gbpsの全ユーザ合計スループット、ユーザー・プレーンで片道0.5ミリ秒未満の超低遅延を実現

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、このたび、3GPPで規格化が進む第5世代移動体通信(5G)ネットワーク向け無線インターフェース「5G New Radio(NR)」の現時点での合意事項に準拠した無線インターフェース・パラメータとフレーム構造を利用して、4.5 GHz帯域では世界初の5G大規模フィールド・トライアルに成功しました。株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)と共同で日本の横浜市で実施したフィールド・トライアルは、実際の都市部での利用シーンを想定したマクロセル環境において、平均11.29 Gbpsの全ユーザ合計スループットと、ユーザー・プレーンにおいて片道0.5ミリ秒未満の超低遅延を実現しました。今回の成果は将来の5G技術を形作る上できわめて重要であり、両社が協力して取り組む5G 技術の実証実験においても大きなマイルストーンとなります。

           

横浜で実施した4.5 GHz帯域では世界初の5G大規模フィールド・トライアル。64個という多数のアンテナ素子を搭載した基地局が、マクロセル環境で、23台の受信端末と固定および移動環境で同時に通信することに成功

今回のフィールド・トライアルは日本最大の商業エリアの1つである横浜みなとみらい21地区で実施され、64個という多数のアンテナ素子を搭載した1つの基地局が、マクロセル環境で、23台の受信端末と固定および移動環境で同時に通信することに成功しました。その結果、24レイヤーで平均11.29 Gbpsの全ユーザ合計スループットを記録したほか、周波数利用効率は最大79.82 bps/Hz/cellに達しました。また、5G NRの現時点での合意事項に準拠した新しいフレーム構造と無線インターフェース・パラメータ(numerology)を用いることで、ユーザー・プレーンでLTEの約10分の1に相当する片道0.5ミリ秒未満の超低遅延を実現しました。

ファーウェイとドコモは2014年12月に、5Gに関する共同フィールド・トライアル実施に合意した後、翌2015年10月に中国・成都市において、Massive MIMOを検証する世界初の大規模フィールド・トライアルに成功しました。現在、両社は大規模トライアルの場を日本に移し、Massive MIMO、高信頼性と超低遅延、filtered-OFDM(f-OFDM)による異なる無線インターフェース・パラメータの混在、およびSparse Code Multiple Access(SCMA)、Polar Code、f-OFDMを組み合わせて利用した際のパフォーマンスなど、5Gの中核技術に対する体系的な検証を進めています。

ドコモ 先進技術研究所 5G推進室長 中村 武宏氏は、今回の共同フィールド・トライアルの成果を踏まえ次のように述べています。「今回の4.5 GHz帯域における大規模フィールド・トライアルの成功は2020年の5G商用化に向けて業界全体をさらに一歩近づけるものとなりました。2014年12月から始まったドコモとファーウェイの5Gにおける協業は研究開発から、5G向け周波数の国際的協調に向けた取り組みにも広がっており、今後も両社はともに技術・環境づくりの両面で5Gを推進していきます」

ファーウェイ・フェローであり、同社ワイヤレス・ネットワーク部門最高技術責任者である童文(トン・ウェン)は、次のように述べています。 「ファーウェイは現在、5G NRの基礎となる技術の開発、市場開発、製品開発に対して多くのリソースを投入し、精力的に取り組んでいます。ファーウェイとドコモの協業は両社の専門家で構成されたチームによって順調に進んでおり、大変心強く思います。今回の成果は将来の5G技術の基礎を形成する上できわめて重要なものです」

3GPP における5G NRに関する標準化プロセスは、業界内のグローバル標準に向けた機運の高まりを受けて大きな進展を見せています。現在、5Gに関わる業界は5Gソリューションの実際の開発に向けて、統合と集中に向かっています。ファーウェイとドコモは今後、5Gネットワーク実現の最も重要な要素となるモビリティや広範なカバレッジなど、5G NRに関する共同フィールド・トライアルの範囲をさらに広げていきます。