ファーウェイとグループPSA、 両社提携による初のコネクテッドカーをハノーバーメッセで披露

ファーウェイ（中国語表記：華為技術、英語表記：HUAWEI）と仏グループPSAは、今週開幕したハノーバーメッセ 2018（4月23日～27日、ドイツ・ハノーバー）で、グループPSAのすべてのコネクテッドカーを対象とする2017年11月に発表された提携の最初の成果として、「DS 7クロスバック」を披露しました。同イベントのファーウェイ・ブースで展示された「DS 7クロスバック」は、グループPSAのコネクテッドビークルモジュラープラットフォーム（CVMP）を用い、ファーウェイのOceanConnect IoTプラットフォームとファーウェイによるクラウドサービスを基盤とすることで、お客様に新たなサービスを提供します。

ハノーバーメッセ2018のファーウェイ・ブースで初披露された「DS 7クロスバック」は、

ファーウェイのコネクテッドカー技術を活用

グループPSAは、ファーウェイのOceanConnect IoTプラットフォームを活用して同社グループのコネクテッドカー向けにCVMPを構築し、ファーウェイが支えるクラウドサービス上でをグローバルに展開しています。「DS 7クロスバック」はこのCVMPを搭載する最初の自動車で、今月から中国で販売が開始されます。この自動車ではコネクテッドナビゲーションや自然言語による音声認識、車内のダッシュボードからのコネクテッドサービスポータルへのアクセスが可能となるほか、手元のスマートフォンから自動車のメンテナンス状態や運転履歴、運転のスタイルなどを確認できるようになります。

これらの機能に加えて、一般車と商用車双方のお客様向けの新しいサービスが定期的に追加されます。例えば、インフォテイメントサービス、遠隔ソフトウェアアップデート、ナビゲーション地図、パーソナルアシスタント、遠隔からの車両診断およびメンテナンス機能や、レンタカー会社、商用車の運行事業者、カーシェアリングサービス事業者に役立つ各種サービスなどです。

ファーウェイのOceanConnect IoTプラットフォームを基盤としたコネクテッドカーソリューションは、コネクテッドカーのほかスマートホーム、スマートシティの開発を支援し、ユーザーに日々の生活を支える多様なサービスへのアクセスを提供します。自動車とクラウド間のデジタル通信はセキュアであり、顧客と自動車のデータは暗号化され、その完全性、真正性、機密性を保証します。

ファーウェイは、自動車のライフサイクル全般を管理できるよう拡張可能なオープンで柔軟なコネクテッドカーインフラプラットフォームを構築し、自動車という物理資産をセキュアで高い信頼性と効率性を両立した方法でクラウドにつなげ、ドライバーと企業にデジタル時代における新たな可能性をもたらします。また、グループPSAのコネクテッドカーを展開するすべての地域で、ファーウェイがサポートするクラウドサービスが活用される予定です。

グループPSA コネクテッドビークルおよびサービスアーキテクチャ戦略担当シニアバイスプレジデント ジャン・ルフロール（Jean Leflour）氏は次のように述べています。「グループPSAは自動車をIoTにつなぐ新プラットフォームを展開することで、サービス展開を強化し、モビリティをすべてのお客様にとって簡単なものにしていきます。今日、イノベーション力で知られるファーウェイとともに、CVMPで新たな体験の提供を目指す両社提携の最初の成果を示すことができ嬉しく思います。『DS 7クロスバック』はこの共同プロジェクトから生まれた最初の自動車ですが、その成果は最終的にはグループすべての自動車に展開されていきます」

ファーウェイ法人向けICTソリューション事業グループ 自動車産業ビジネスユニット責任者 何利揚（レオン・フー）は次のように述べています。「自動車メーカーがデジタル変革に成功するうえでカギとなるのは、デジタルプラットフォームの構築です。このプラットフォームを基盤に、自動車メーカーやエコシステム開発者、産業アプリケーションパートナーが協力し、世界市場で国境を越えて自動車製品やサービスを販売して、パーソナライズされた移動サービスを自動車オーナーや利用者に提供していきます」

ハノーバーメッセ2018は4月23日から27日までドイツのハノーバー国際見本市会場で開催され、ファーウェイは会期中、ホール6 D18で展示を行います。詳細は以下のハノーバーメッセ2018特設サイト（英語）をご覧ください。

http://e.huawei.com/topic/hannovemesse2018-en/index.html