産業のデジタル化を推進するIoT - ファーウェイのソリューション

IoT(Internet of Things)は、情報技術によって従来の産業を再構築します。物理的世界とデジタル世界が統合されたIoTは、産業に変革をもたらし、ビジネスプロセスの効率化、生産性の向上、より良い製品やサービスの提供を実現するだけではなく、未来の産業を一変させる大きな可能性を秘めています。それと同時に、技術の進歩と市場の成熟を経て、これまで手付かずであったICTの可能性を掘り起こそうとしており、巨大なエコシステムであるIoTの接続数は、2025年までに1000億にものぼると予想されています。

こうしたIoTによる膨大な接続の1つ1つには独自の要件があるため、インテリジェントなセンサーがなければ、デバイスはクラウドに接続することはできません。1つのネットワーク技術だけでは、多種多様の大量接続を伴うすべてのシナリオに対応することは難しくなります。ネットワークアプリケーションは分断化され、市場投入までの時間もかかります。エンドツーエンド(End-to-End、E2E)のネットワークセキュリティ、AI、ビッグデータ分析がなければ、データから価値を引き出すことは非常に困難です。こうした課題に対し、今後はICTパートナーとして、製造メーカー、通信事業者、ICTベンダー、アプリケーションソフト開発メーカー、研究所および政府機関が、広く手を取り合い、共創していくことが必須です。

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IoT産業の展望

Sam Lucero, Sr.Principal Analyst, IHS Markit Technology

IoTプラットフォームとは、本質的にIoTの仮想オペレーティングシステムです。IoTアプリケーションの開発者は、それぞれの分野の特徴を生かし、新しいアイディアをもって開発を進めることができます。

Tobin Richardson, President & CEO, ZigBee Alliance

エコシステムの最大の価値とは、複数の企業、サービスプロバイダー、ベンダーが1つにまとまり、同じ言語を使ってコミュニケーションや開発を行うことで、ビジネスと市場の両方の発展を促進できることにあります。

Vernon Turner, SVP, Enterprise Systems and Follow for IoT, IDC

IoTの時代が今まさに到来し、産業も新たな発展を始め、そこにはまだまだ大きな可能性が秘められています。しかし、ここからはどのように戦略を練るかが鍵となります。

エリック・シュー(徐直軍):より多くの人やデバイスを接続するために通信事業者が提供する基本サービスがユビキタスネットワークです。

IoTユーザー数の急増に伴い、通信事業者の成長と収益増加の機会が増えます。

ケン・フー(胡厚崑):技術的に高度なIoTの時代が到来し、業界全体に大きな商機をもたらします。

現在わかっているIoTのニーズに対応するだけでも大量の接続が必要となり、その接続数は人対人の接続数を大幅に上回ることになるでしょう。IoTは、ウェアラブル、スマート家電、スマートシティ、物流管理など各分野でのデジタル化を実現し、社会全体の革新的変化をもたらすでしょう。

グォ・ピン(郭平):人対人の接続は全体のわずか10%。残りはデバイス対デバイス、または人対デバイス間の接続です。

接続数は、2025年までに1000億にのぼると予測されます。そのうちの55%はビジネス分野で、45%はコンシューマー分野になるでしょう。この大量のネットワーク接続によって、企業と個人の生産性が大幅に向上するはずです。

業種別ソリューション

IoTが変える私たちの生活

スマートウォーター

NB-IoTスマートウォーターソリューションは、深いカバレッジと低消費電力を実現します。既存の通信事業者のネットワーク上で動作するため、信頼性が高く、保守も不要です。このソリューションにより、水道の検知・監視サービスを短期間で大規模にスマート化することが可能です。漏水を最小限に抑え、ユーザーの不満を減らし、管理効率を改善します。

スマートガス

NB-IoTスマートガスソリューションは、深いカバレッジと低消費電力を実現します。既存の通信事業者のネットワーク上で動作するため、信頼性が高く、保守も不要です。ガス会社は、予防的保守や利便性の高いサービスを提供することで、ユーザーの不満を減らし、収益増加へとつなげることができます。NB-IoTによって、スマートガスサービスを短期間で大規模に展開することができます。

スマートパーキング

ファーウェイのNB-IoTスマートパーキングソリューションは、リアルタイムでパーキングデータを収集・照会が可能です。料金徴収システムの改善、人件費の削減、駐車場を探すドライバーが引き起こす交通渋滞の緩和を実現します。

シェアサイクル用スマートロック

ファーウェイのシェアサイクル用ロックソリューションは、低消費電力やカバレッジの深さと広さ、低コストといったNB-IoTの強みを十分に生かしたソリューションです。シェアサイクルのサービス提供者は、IoTを活用したシェアリングエコノミーの可能性を模索することが可能です。

スマート街灯

ファーウェイのスマート街灯ソリューションは、IoTとLED照明の両方の技術を統合し、各街灯の正確な制御と保守を実現します。このソリューションにより、節電と街灯のO&Mコストの削減が可能です。

スマート煙検知

ファーウェイのNB-IoTスマート煙検知ソリューションは、無線通信を利用します。煙検知器は、プラグアンドプレイで配線が不要なため、防火、経済的損失の防止、火災による物理的損害の抑制に効果的です。

スマートコールドチェーン

ファーウェイのNB-IoTスマートコールドチェーンソリューションは、通信事業者のNB-IoTネットワーク上で動作します。広いネットワークカバレッジと端末の低消費電力化を実現し、国際ローミングにも対応します。また、リアルタイムでのレポートを可能とすることで、医療品のような取り扱いに注意を要する品物の長距離輸送を監視できるようになります。

スマートロック

NB-IoTスマートロックソリューションは、優れたネットワークカバレッジと待機時間の長さが特徴で、展開と保守が容易です。ホテルの部屋の予約、チェックイン、チェックアウトは、すべてこのソリューションを基盤とするクラウドロックを使用して行えるため、受付が不要になり、運用コストを削減できます。

スマート白物家電

ファーウェイのNB-IoTスマート白物家電ソリューションは、優れた屋内カバレッジを実現し、家電製品のオンライン接続率を向上させます。白物家電の使用状況や状態の遠隔監視が可能になり、保守要員は遠隔から確認・保守を実施できます。

スマートホーム

ファーウェイが提供するE2Eのスマートホームソリューションには、自宅のモニタリングや監視、家族とのコミュニケーション、家族のヘルスケア、環境に配慮した住宅などが含まれ、通信事業者のサービス収益の向上をお手伝いします。

コネクテッドカウ

NB-IoTコネクテッドカウソリューションでは、5年の端末バッテリー寿命、最大5kmのカバレッジを実現し、牛専用の情報収集端末を効率的に設置することが可能です。牛の発情検知率を向上させ、酪農場の収益増加に貢献します。

コネクテッドカー

ファーウェイのコネクテッドカーソリューションは、ファーウェイが提供するOceanConnect IoTプラットフォームとパブリッククラウドを基盤として、全世界に展開されています。このソリューションによって、何億台もの自動車のネットワーク化と業界横断的な相互接続を実現し、コネクテッドカーサービス、スマートホーム、スマートシティの共同開発を支援します。エンドユーザーは、革新的なモビリティサービスおよび人、自動車、生活、社会を含めた統合サービスを利用できるようになります。

関連ソリューション

OceanConnect IoTプラットフォーム

デバイス間の接続によって、革新的な産業アプリケーションの開発を促進します。このソリューションによって、ユーザーはデータ、接続、操作、セキュリティの管理が可能になり、APIを開放できます。

EC-IoT

スマート街灯やスマートビルにスマートエッジデバイスを広く展開することで、産業インターネットの要求に応えます。インターフェースとプロトコルの対応強化でコンピューティング能力とストレージが大幅に増大します。

NB-IoT

NB-IoT対応のユビキタスなネットワークはメーター検針、駐車、物流追跡、スマートシティ向けソリューションなど新しいビジネスチャンスを創り出します。


成功事例


エコシステムに対する取組み

IoT分野において、ファーウェイは従来のデバイス-パイプ-クラウドといった枠組みを外して、業界エコシステムを構築します。ファーウェイは、IoTソリューションと業界を結び付け、パートナーとともにIoT業界の発展を加速します。

ファーウェイのIoTソリューションパートナーシッププログラムでは、パートナー向けに3つのプラットフォーム(開発者コミュニティ、オープンラボ、マーケットプレイス)を提供し、IoTソリューションの設計、開発、統合、認定、販売をサポートします。また、ファーウェイは開発者支援のために10億米ドル(約1,100億円※)を投資しました。開発者コミュニティは、5つの製品シリーズに関するソースコード、API、開発ドキュメント、ツール、学習ガイドをパートナーに提供し、開発者がネットワークアプリケーションを迅速に開発できるよう支援します。ファーウェイは、世界中に多数のオープンラボを設立しています。深圳、西安、上海、東京、シンガポール、デュッセルドルフに14のラボを擁し、その他にもボーダフォン(Vodafone)のような世界的な通信事業者向けに8つのラボを設立しました。ここでは、ソリューションにおける共同検証を始めとするオープンラボサービスをIoTパートナーに提供すると同時に、その成果のオンライン/オフラインプロモーションまで行っています。

ファーウェイは、IIC、AIOTI、oneM2M、IEEE、OMAといった様々なIoT団体に加入しています。これまで300を超える標準化組織、業界団体、オープンソースコミュニティに参加し、280を超える要職を担ってきました。ファーウェイは、ICT標準とICT業界に対する重要な貢献、主要な国際規格の策定と推進を通して、パートナーと連携した共存共栄のエコシステムを構築します。2016年のグローバルモバイルブロードバンドフォーラムにおいて、ファーウェイは、GSMA、ボーダフォン(Vodafone)、チャイナモバイル(中国移動)、チャイナユニコム(中国聯通)、クアルコム(Qualcomm)、GTI、インテル(Intel)、LG U+、エリクソン(Ericsson)、ノキア(Nokia)、テレコムイタリア(Telecom Italia)、テレフォニカ(Telefonica)などの主要な企業、団体とともに「NB-IoTフォーラム」を設立し、NB-IoT産業の発展を促進してきました。このフォーラムには、2017年10月時点で既に72社の会員企業が参画しています。ファーウェイは、さらにIoTイノベーションセンターと専任のエキスパートチームを欧州で立ち上げ、インダストリー4.0への参加とAIOTIへの加盟によって、欧州の一流企業と共同でのイノベーションを目指しています。ファーウェイは、中国で最初のテストベッドプロジェクトをIICの会員でもあるハイアール(海爾集団)、チャイナテレコム(中国電信)、中国信息通信研究院と共同で開始しました。工業互聯網産業聯盟(Alliance of Industrial Internet、AII)の副議長として、ファーウェイはIoT産業の推進を目指します。ファーウェイと業界パートナーとの共同によるこうした産業界での取組みのすべてが、IoT産業の商用化を促進しています。

※1ドル=110円で換算(2018年2月2日現在)


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