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ファーウェイ、2018年度サステナビリティレポートを発行 インクルーシブなデジタル社会の実現で、すべての人に平等なアクセスを

2019.07.17

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は7月12日、2018年度サステナビリティレポートを発行しました。今年で11回目の発行となる本レポートでは、「インクルーシブなデジタル社会の実現」「安全性と信頼性の高いICTインフラの提供」「環境保護の推進」「健全で調和のとれたエコシステムの構築」というファーウェイのサステナビリティ戦略を支える4つの柱について報告しています。

ファーウェイは過去1年、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、パートナー各社とともに持続可能でインクルーシブなエコシステムを構築を進めると同時に、当社独自のサステナビリティ戦略を推進してきました。

ファーウェイ取締役会長 梁華(リャン・ファ)は次のように述べています。「ファーウェイはイノベーションを通じてお客様に価値を創造してきました。デジタル格差を解消し、世界がインターネットでつながるために全力で取り組んでいます。私たちは今後も、デジタルサービスをより安価ですべての人々が平等にアクセスできるものにし、社会・経済の発展に貢献するという責任を果たしていきたいと考えています」

ファーウェイ 取締役会長 梁華


梁は、環境保護の推進はファーウェイの持続可能な発展のカギを握っているとしたうえで、「エネルギー効率の向上は今後の通信ネットワークにとってきわめて重要なテーマとなっており、今後はより多くのデータをより少ない消費電力で伝送すると同時に、電力システム全体のエネルギー消費を減少させなくてはなりません。ICTを駆使することでこれを実現できます」と述べています。

梁はエネルギー効率向上の一例として、ファーウェイが5G技術の研究、製品開発、エンジニアリングの過程で多くのイノベーションを実現してきたことを説明しました。具体的には、ファーウェイのチップセット、システムソフトウエア、プロフェッショナルサービス、先進的なハードウェア素材や放熱技術を用いることで、5G基地局1か所あたりの消費電力を業界平均より20%削減しています。このような革新的な技術により、ファーウェイの5G技術はより優れたエネルギー効率を実現し、環境保全をより考慮したものとなっています。

ファーウェイ 取締役兼コーポレートサステナビリティ発展委員会委員長 陶景文(ケビン・タオ)は次のように述べています。「私たちは、あらゆる人々、家庭、組織にデジタル技術の恩恵を提供したいと考えています。今年、この目的に向けて、世界規模でのデジタルインクルージョンを目指す『TECH4ALL』というイニシアチブを開始しました。例えば、携帯ネットワークが未整備の地域に展開する簡易基地局ソリューション『RuralStar』は、2018年末現在で4,000万人にのぼる人々に通信環境を提供しました」

「私たちは現在、世界で30億もの人々に通信サービスを提供し、世界中で安心・安全なネットワーク運用を支援しています。こうしたコミットメントを何があってもやり遂げることを誇りに思っています。例えば、2018年にインドネシアがマグニチュード7.7の地震に襲われた時、ファーウェイは真っ先に現場に駆けつけた唯一のベンダーでした」

陶はさらに、2点の変更を含むファーウェイの新たなサステナビリティ戦略を発表しました。第1に、従来の戦略を支える4つの柱の1つであったデジタル格差の解消に向けた取り組みを、インクルーシブルなデジタル社会の実現を目指す取り組みへと発展させ、人々をつなぐネットワーク技術を基礎にしつつ、活用事例と人々のスキルの開発により重点を置いていきます。第2に、もう1つの柱であった「安定性・安全性の高いネットワーク運用のサポートとプライバシー保護」を「安全性と信頼性の高いICTインフラの提供」を目指す取り組みに発展させていきます。

ファーウェイは、イノベーション、価値創造、パートナー各社との価値の共有という事業活動のすべての側面にサステナビリティ戦略を反映し、より大きなビジネス価値と社会的価値の実現を目指しています。ファーウェイは今後も、持続可能なより良い未来の構築に向けてその役割を果たしてまいります。

2018年度サステナビリティレポート(英語)は、以下からご覧ください。

https://www.huawei.com/en/about-huawei/sustainability/sustainability-report/2018

2018年度サステナビリティレポートの要約

インクルーシブなデジタル社会の実現: テクノロジーは一部の人だけのものであってはならず、多くの人々がその恩恵を享受できるようにしなければなりません。しかし、これを現実にするにはまだ長い道のりが必要です。移動体通信事業者による世界的な業界団体であるGSMAによれば、世界の66%の世帯はまだネットワークにつながっておらず、40億もの人々がインターネットにアクセスできていません。さらに20億以上の人々には信頼性の高いモバイルブロードバンドサービスが提供されていません。ファーウェイには通信環境が整備されていない地域に貢献する責務があります。そこで今年、世界規模でのインクルーシブルなデジタル社会の実現に向けて『TECH4ALL』を開始しました。

安全性と信頼性の高いICTインフラの提供: ファーウェイが目指すすべてがつながったインテリジェントな世界は、高い安全性と信頼性の上に構築されます。ファーウェイにとり、サイバーセキュリティとプライバシー保護への取り組みは最重要事項です。そのため、今後5年間で20億米ドルをソフトウェアエンジニアリング能力の強化に投資し、産業全体に影響を及ぼしているサイバーセキュリティとプライバシー保護の課題に積極的に対応していきます。

環境保護の推進: ファーウェイは、クリーンで効率的・低炭素な循環型経済社会の実現をサポートしています。生産・事業運営プロセスにおいて、また製品・サービスのライフサイクル全体を通じて環境への影響を最小限にすべく努めています。また、当社の革新的製品・ソリューションの提供を通じて、産業界による省エネ、二酸化炭素排出の削減、循環型経済社会の実現を支援し、継続的に産業パートナーと協力して低炭素社会を構築すべく努力しています。ファーウェイは2018年、約45万トンの二酸化炭素(CO2)排出量削減に相当する9億3,200万 kWhの電力をクリーンエネルギーから調達しました。

健全で調和のとれたエコシステムの構築: ファーウェイは一企業市民として、お客様、従業員、地域コミュニティ、産業パートナーと手を携えて健全で調和のとれたエコシステムの構築に取り組んでいます。2018年、世界で177のコミュニティサポートプログラムを実施し、各地域の持続可能な成長を支援しました。

※本参考資料は2019年7月12日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。