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ファーウェイ、1万台を超える5G基地局を出荷し、5G商用時代の幕を開ける

2018.11.26

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)の取締役副会長兼輪番会長 胡厚崑(ケン・フー)は11月20日、GSMA1およびGTI2と共催した「ファーウェイ グローバルモバイルブロードバンドフォーラム 2018」(11月20~21日、英国ロンドン)において、同社が最初の1万台となる5G基地局を出荷したことを発表しました。「5Gがインスパイアする未来(5G Inspiring the Future)」をテーマに開催された同イベントには世界各国の移動体通信事業者、垂直産業、標準化団体、業界団体から2,200人を超えるリーダーやアナリストが集い、胡は5Gの未来に向けたビジョンを概説しました。

ファーウェイ 取締役副会長兼輪番会長 胡厚崑(ケン・フー)

胡は次のように述べています。 「5Gによって技術革命がスタートします。5GはあらゆるICTに新たな力をもたらし、ビジネスに大きな変化を呼び起こす起爆剤となります。そこには私たちがかつて見たこともないような新たな商機が広がっています」

胡は、新たなデバイスの定義、新たなアプリケーション開発、ユーザー体験における新たなブレークスルーに向けて、産業パートナー各社に新鮮なマインドセットを持つように呼びかけました。胡は、これこそが5Gの価値を最大化する上で重要であると述べたうえで、5Gがもたらす5つの根本的な変化を以下のように概説しました。

1.    5Gコネクティビティがプラットフォームへ: 5Gでは無線アクセスネットワークはデータが流れるパイプという枠を超え、境界のないシームレスかつユビキタスな接続をあらゆる人やモノに提供できるようになります。

2.    すべてのモノがオンライン化: 現状ではほとんどのモノはネットワークに接続されておらず、電化製品もつながっていません。5Gにより、すべてのモノがネットワークに接続されてオンラインとなっている状態が当然のことになります。

3.    世界がオールクラウド化: 5Gが整備されることで、クラウドは超高速転送と遅延がほぼゼロの巨大なコンピューティング能力を提供できるようになります。これにより、すべての人があらゆる場所でオンデマンドにインテリジェンスを活用できるようになります。クラウドベースの無尽蔵のリソースによってデバイスを高速化する「クラウドX」のような新たなビジネスモデルが出現しつつあります。

4.    デバイスの再定義: デバイス、ネットワーク、クラウドでAIがサポートされることにより、デバイスは「プラグアンドプレイ」から「プラグアンドシンク(plug and think)」に変化するでしょう。デバイスはユーザーをより深く理解し、命令に受動的に応じるのではなく、私たちのニーズを能動的に予測できるようになります。さらに、より自然な方法で私たち人間とのインタラクションも可能になります。

5.    シームレスなユーザー体験: 既存のネットワークでは、オンラインのユーザー体験がシナリオごとに分断されています。あらゆるモノが接続され、クラウド化されることで、時間と空間、さらにデバイスの違いを超えてシームレスなユーザー体験とコンテンツが提供されるようになり、あらゆるシナリオで真の総合的な体験を実現できます。

胡は次のように述べています。 「5Gはあらゆる角度から見て、すでに準備が整っています。5Gの準備が完了し、手頃な価格での提供が可能になったことに加え、最も重要な市場ニーズも現実のものとなっています。もちろん、5G展開にはまだいくつかの障壁が存在することも事実です」

胡は周波数の割り当てと基地局展開の課題について言及しました。具体的には、移動体通信事業者は周波数リソースが不足しています。展開のスピードアップを図るため、胡は政府が連続した広帯域幅の5G周波数バンドをハーモナイズして解放するプロセスを加速し、トータルコストを4Gよりも削減することを提言しました。胡は、来場している移動体通信事業者に向けて次のように指摘しました。 「一方で、Cバンドに加え、2.3 GHz帯や2.6 GHz帯を含めたすべての周波数帯が5Gで利用可能であり、最終的には利活用されるようになるでしょう」

胡は続けて次のように述べます。 「基地局に関していえば、ネットワーク展開には多額のコストがかかります。私たちは政府に基地局展開で利用可能な公共のリソースを増やすように求めています。屋上や街灯などの公共インフラの共同利用により、通信事業者がコストと時間を削減できるうえ、公共サービスにも新たな収益源をもたらします」

胡はファーウェイの5Gに向けた4つの主要なイノベーション目標を強調し、次のような言葉で自身の講演を締めくくりました。 「当社は5Gが社会にとって重要かつ継続的な貢献を果たすと信じています。ファーウェイは、より強力でシンプルかつインテリジェントで安全性の高い5Gネットワークの実現に向けて尽力しています」

今年のグローバルモバイルブロードバンドフォーラムでは、2日間にわたり、ネットワーク技術と5G商用展開におけるベストプラクティスに関する議論を含む、幅広いトピックに関する基調講演が行われました。分科会では、LTEネットワークによるコネクテッドサービス、デジタル屋内システム、新興国市場、ネットワーク自動化、C-V2Xネットワークなどのトピックをカバーしました。

移動体通信事業者のための業界団体であるGSMAは、イベント2日目にクラウドAR/VRサミットを開催し、通信事業者とエコシステムパートナーによる5G時代の新たなサービスやアプリケーションの創出を支援しました。

また、本イベントでは、2,700平方メートルの広大な会場にファーウェイの「SingleRAN Pro」をはじめとするネットワーク技術や「クラウドX」モデルを使用した次世代のアプリケーションが展示されました。さらにGSMAやTechUKなどの業界団体、オランダ政府、欧州・中東・アジア太平洋地域の移動体通信事業者10社、ファーウェイのエコシステムパートナー36社による展示も行われました。

屋外では、欧州で最大規模となる5Gネットワークのトライアル環境が設置され、来場者は移動車両でシームレスな5Gサービスを体験したほか、英国の主要通信事業者4社((BT/EE、Three UK、ボーダフォン、O2)がそれぞれWTTx、IoT、コネクテッドカーの5Gソリューションをトライアルゾーンで展示しました。

「グローバルモバイルブロードバンドフォーラム」は2010年から毎年開催され、世界各地から通信事業者、垂直産業各社、バリューチェーンを支えるステークホルダーをお招きし、議論と協業を深めることを目指しています。

※1 GSMA:移動体通信産業における世界的な業界団体「GSM Association」の略称。1995 年に設立され、移動体通信事業者を中心に220 か国から1,050 社以上が参加する。

※2 GTI:移動体通信産業においてLTE TDD の普及を推進する団体「Global TD-LTE Initiative」の略称。2011 年設立。

本参考資料は2018年11月20日(現地時間)に英国・ロンドンで発表されたプレスリリースの翻訳版です。