このサイトはCookieを使用しています。 サイトを閲覧し続けることで、Cookieの使用に同意したものとみなされます。 プライバシーポリシーを読む>

ファーウェイ、5G対応製品で世界初のCEマークを取得

2018.04.18

ファーウェイはこのたび、同社の5G(第5世代移動体通信)New Radio(5G NR)対応製品が複数回にわたる厳格な試験と評価を経て、欧州連合(EU)の第三者認証機関であるTÜV SÜD(テュフズード)の認証を取得したことを明らかにしました。ファーウェイはこれにより、CEマークで知られるEUのCE-TEC (型式承認書)を5G製品で受けた世界最初の企業となりました。

ファーウェイの5G製品は、欧州での販売に必須の認証を得たことで、商用利用に向けて公的な評価を受けたこととなります。今後の大規模な5G展開においても大きな前進となります。

TÜV SÜD(テュフズード)北アジア担当CEO ダーク・ヴォン・ウォール氏から、承認書を受けるファーウェイ 5Gプロダクトライン バイスプレジデント ガン・ビン(甘斌)

CEマーク認証を受けたファーウェイのCバンド対応5G Massive MIMO AAU(Active Antenna Unit)は3GPP Release15で規格化された技術仕様書(TS 38.104)をベースに開発され、超高速大容量通信(eMBB)における大規模な通信トラフィックに対応するよう設計されており、屋外でギガビットクラスの通信速度とミリ秒レベルに抑えた遅延を実現します。ファーウェイは部品選定から製品設計に至るまで、5G対応製品の開発の各段階において関連するすべての法規制を厳格に順守しました。この結果、複数回にわたる厳格な試験と評価を経て、TÜV SÜDによる適合性認証を一度で通過し、CEマーク認証で求められるすべての要求に対応することが示されました。

CEマークは欧州経済領域へ輸入・販売される製品に取得が義務付けられている認証制度で、欧州市場で展開するすべての製品に求められる販売許可証とみなされています。また、CEマークに適合した製品は欧州のRED(無線機器)、LVD(低電圧)、EMC(電磁波)、RoHS(特定有害物質)、WEEE(電気電子廃棄物)の各指令に準拠しています。今回CEマーク認証を受けたファーウェイの5G対応製品は、EUの厳格な要件に適合し、欧州市場での販売要件を満たしていると言えます。

Huawei’s CE-TEC certificate

ファーウェイの5G対応製品に対してCEマーク適合試験を実施したTÜV SÜDはドイツ・ミュンヘンに本社を置き、専門的な試験、検査、検証を行うほか、通信機器の検証において150年以上におよぶ豊富な経験を有しています。世界で最も影響力のある第三者認証機関の一つとして、TÜV SÜDは業界をリードする専門家を擁し、トップクラスの検査基盤を保持しています。

ファーウェイ社内で無線・MPE製品を試験するグローバルコンプライアンス試験センターはTÜV SÜDと長期にわたるパートナーシップを構築し、通信機器を検証する際に用いる多様な技術をともに模索してきました。5G技術とその対応製品はLTEよりも複雑であり、検証にはこれまで以上の課題がありますが、2社の努力を融合することで重要な検証技術で大きなブレークスルーを達成することができました。この結果、ファーウェイの5G対応製品はCEマークで求められる基準に準拠し、無線、電磁波、安全性、電磁界、特定有害物質などにおけるEUの要件に合致することが証明されました。

ファーウェイが5G対応製品では世界初となるCEマーク認証を受けたことは、当社の5Gにおけるリーダーシップを示すものです。ファーウェイは今後もさらに革新的な5G技術を探究・追求し、これにより5Gを取り巻くすべての産業の発展を推進し、世界各国の通信事業者による5G商用化をサポートしていきます。

※本参考資料は2018年4月16日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。