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ファーウェイ、AIによる信頼性の高い通信ネットワーク構築に向け、オプティカルネットワーク障害予測ソリューションを発表

2018.07.06

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は6月26日、AIとビッグデータ技術を活かしたオプティカルサービス障害予測ソリューションを発表しました。オプティカルネットワーク上での障害を発生前にを予測可能な本ソリューションにより、通信事業者は予測された障害の種類に応じて、先回りしてトラフィックグルーミングやトラブルシューティングを実施し、ネットワークのユーザー体験を総体的に向上することができます。

情報社会の基礎となるオプティカルネットワークは、インターネット、4G/5G、電力、金融、その他の産業ネットワークにとって不可欠な存在です。これは、ひとたびオプティカルネットワークで障害が発生すると、トラブルシューティングプロセスに時間がかかり、その間、エンドユーザーがサービスを利用できない事態となることからも明らかです。そのため、通信事業者はオプティカルネットワークのリスクを未然に検知し、障害ゼロのユーザー体験を実現できるソリューションを求めてきました。

統計データによれば、オプティカルサービス障害の60%がオプティカルチャネルの劣化、オプティカルモジュールの劣化、ビットエラーレート(BER)に起因していることが明らかになっています。従来のO&Mでは、経験則に基づく閾値設定に依存していたため、先回りした障害検知が十分にできませんでした。また、障害発生後においても、障害データが一元化されておらず、データの関連付けができないため、通信事業者が即座に障害の種類を特定し、問題を解決することができず、最終的に顧客の不満につながっていました。

一方、一般的にハードウェアやサービスの障害では、動作が不安定になったり、パフォーマンスが低下したりするなどの兆候が見られます。しかし、これまでのO&Mは多くの場合このような兆候を捉えることができませんでした。ファーウェイはこうした課題に対し、ビッグデータとAI技術を予防保全の分野に応用し、ビッグデータでKPIを収集し、AIでトレンド学習、モデルトレーニング、モデル展開を通じて、発生した障害と今後発生する障害、その原因を正確に検知するというブレークスルーを達成しました。

今回のオプティカルサービス障害予測ソリューションは、ファーウェイのインテントドリブンネットワークアーキテクチャのアプリケーションの1つです。ファーウェイのネットワーククラウドエンジンとオプティカルデバイスを統合することで、ビッグデータ技術を利用してリアルタイムのBER、オプティカルパワー、その他のサービスに関するKPIを収集します。そのうえで、オプティカルチャネルの劣化やマルチセグメントでのサービス劣化などの各種サービスリスクの可能性を予測してスコアに換算すると同時に、こうしたリスクを軽減するための原因とヒントを提供します。

事前に通信事業者の光伝送網上で行った試験では、このソリューションによってオプティカルチャネルの劣化やマルチセグメントでのサービス劣化を予測することで、通信事業者によるネットワークの堅牢性を向上し、予防保全検査(PMI)コストを大幅に削減できることが確認されています。本ソリューションの予測精度は、こうしたライブネットワーク上での試験を通じてすでに85%に達成していますが、AIの継続的な自己学習と自己トレーニングでさらなる精度の向上が可能です。

ファーウェイ ネットワークプロダクトライン ネットワーククラウドエンジン部門ジェネラルマネージャーの鲁鴻駒(ル・ホンジュ)は次のように述べています。 「オプティカルサービス障害予測ソリューションは、ファーウェイのインテントドリブンネットワークをオプティカルネットワークに活用したものです。本ソリューションの中核となるAI技術は、トレーニングや最適化を通じて、ルーターやスイッチなどの各種デバイスでオプティカルサービス障害を予測できます。将来的に、従来のテクノロジーでは解決できなかった問題を解決するため、より多くのAI活用アプリケーションが開発されるでしょう。当社は、主要なアルゴリズムにおけるブレークスルーと各種トレーニングモデルにより、インテントドリブンネットワークを通じてデバイス保守の負荷を軽減し、通信事業者がビジネス設計やより優れたサービスをユーザーに提供することに注力できるよう支援していきます」

ファーウェイは、通信事業者や企業のお客様が、各社のネットワークを機器中心からユーザー中心へと変革できるよう支援しています。クラウド、ビッグデータ、AIの各種テクノロジーを活用して、インテリジェント、シンプル、超高速、オープン、そしてセキュアなインテントドリブンネットワークを構築し、お客様のネットワーク自動化とインテリジェンスを支援します。ファーウェイはこうした取り組みを通じて、あらゆる人、家庭、組織にデジタル化の価値を提供し、すべてがつながったインテリジェントな世界を実現することを目指しています。

なお、ファーウェイはこのオプティカルサービス障害予測ソリューションを次世代オプティカルネットワークカンファレンス(6月26~28日、フランス・ニース)およびMobile World Congress上海(6月27~29日、中国・上海)で披露しました。次世代オプティカルネットワークカンファレンスでは、業界初となる600G 単波長光通信システムを用いたデモも実施しました。こちらの詳細については、以下をご参照ください。

Huawei Completes Industry's First Live Demo of a 600G Single-Wavelength Ultra-High-Speed Optical Transmission System

https://www.huawei.com/en/press-events/news/2018/6/first-live-demo-600G-transmission-system