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ファーウェイ:5Gの商業的成功に必要なネットワークリソースの最大活用

2022.10.27

【2022年10月25日、タイ・バンコク】 グローバル・モバイル・ブロードバンド・フォーラム2022(Global Mobile Broadband Forum 2022, MBBF 2022)が開催され、ファーウェイのキャリアBGグローバルセールス部門担当プレジデント陳浩(ジェームス・チェン)が、「5G成功に向けた大きな前進」と題した基調講演を行いました。講演の中で、陳は次のように述べました。「5Gは急速な発展を見せました。この5Gの価値を完全に解き放つには、展開を加速させ、各帯域ごと、1ヘルツあたり、1ワットあたりの力を最大限に活用しなければなりません。私たちは協力することで、優れたブランド、優れた技術から生み出される5Gを、優れたエクスペリエンス、優れたビジネスへと変えることができます。それが5Gの商業的成功へとつながるはずです」

MBBF 2022で講演する陳浩

MBBF 2022で講演する陳浩

陳は、5Gがさまざまな面で産業の発展を促していることを説明しました。4Gの速度と比較すると、5Gのネットワークは10倍速く、1Gbpsを超えます。また、5Gユーザーのデータ消費量は、4Gユーザーの2倍である月20GB以上であり、その量は今後も増え続けると予想されます。これは通信事業者に、ユーザーエクスペリエンス、IoT、産業のデジタル化という3つの分野で大きなチャンスをもたらします。

  • 通信事業者がトラフィックベースのビジネスモデルから移行するのに伴い、ユーザーエクスペリエンスはこれまで以上に収益を生むことができます。これは、速度、レイテンシー、アップリンク体験などといった他の要素に基づいて価格を設定した5Gパッケージを提供することで実現することができます。
  • IoT市場もまた活気に満ちており、急成長中のコンシューマー向けIoTサービスと産業向けIoTサービスが、1,000億のIoT接続を生み出すと予想されます。
  • 最後に、産業のデジタル化において、5Gは高品質の接続と、専用回線やプライベートネットワークなどのサービスを提供します。これは、通信事業者がB2B市場に進出する契機となります。5Gにより、通信事業者は接続性以外のポートフォリオを多様化し、新たな収益源を発見することができます。

このような機会を創出するにもかかわらず、5Gの普及は国によってまだばらつきがあります。現在、5Gのカバー率は世界人口の29%にとどまっており、4Gの92%に比べるとはるかに低い水準です。陳は、5Gの価値を完全に解き放って商業的に成功させるには、5Gネットワークの展開を加速させ、「各帯域ごと、1ヘルツあたり、1ワットあたりの力」を最大限に活用しなければならないと述べています。

第1に、周波数帯をより有効に活用しなければなりません。5Gではすべての周波数帯を使用できますが、TDD帯、FDD帯、mmWave帯など、異なる帯域を使用することで、さまざまなシナリオで最適な性能を発揮します。第2に、どの帯域でもmassive MIMOを使用して、すべての周波数を最大限に活用する必要があります。第3に、5Gのエネルギー効率が4Gの10倍であることを踏まえると、機器、サイト、ネットワークの3つのレイヤーで継続的なイノベーションを行い、1ワットごとにより多くのビットを伝送し、最適なパフォーマンスとエネルギー効率をもつ5Gネットワークを構築できるようにする必要があります。また、限られたネットワークリソースを最大限に活用するために、5GネットワークにAIを適用しなければなりません。

講演の最後に陳は、「5Gはモバイルの展望を変えつつあります。しかしこれは始まりに過ぎません。ファーウェイは、各帯域ごと、1ヘルツあたり、1ワットあたりの力の価値を最大限に高めるための技術革新を続け、世界中のお客様が、最高の体験、最適なエネルギー効率、最高の効率を提供する5Gネットワークを構築する支援をし、お客様のために継続的に価値を創造していく所存です。共に、5Gの商業的成功を実現させましょう」と述べました。

グローバル・モバイル・ブロードバンド・フォーラム2022は、業界パートナーのGSMAおよびGTIの協力のもと、ファーウェイが主催するイベントです。この年次フォーラムでは、世界中からモバイルネットワークの事業者、垂直的な業界のリーダー、エコシステムパートナーが集まり、5Gを商業的に成功させる方法や、その他グリーン開発、インテリジェンス、5Gの進化など注目のトピックについて議論します。詳細は、次のページをご覧ください。 https://www.huawei.com/en/events/mbbf2022

※ 本参考資料は2022年10月25日(現地時間)にタイ、バンコクで発表されたプレスリリースの翻訳版です。