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ファーウェイのクラウドOS「FusionSphere」、 エンタープライズ版Linuxのサポートを拡張

Oracle Linux認定を取得
2017.03.30

Oracle Linux認定を取得

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は3月20日、同社のクラウドOS「FusionSphere」がOracle Linux TMハードウェア認定を取得し、Oracle Linux OSをゲストOSとしてサポートすることを発表しました。今回、広く利用されているエンタープライズ版Linux OSに対応したことでファーウェイのクラウド基盤「FusionSphere」の互換性がさらに広がりました。

「FusionSphere」は、多様な業種のお客様向けに設計されたOpenStackベースのクラウドOSです。強力な仮想化とリソース・プール管理機能、豊富なクラウド・コンポーネントやツール、さらにはオープンなインフラストラクチャとAPIを備え、企業によるITを活用したクラウド変革を加速し、クラウド・ベースの基幹サービスや革新的なサービス・アプリケーションを支え、高性能・高信頼性を誇るクラウド基盤を提供します。

ファーウェイの「FusionSphere」は、130か国以上の政府機関、電気・ガス・水道、通信、エネルギー、金融、メディア、輸送・交通、ヘルスケア、教育、製造などの主要産業で、200万以上の仮想マシンを支えています。2016年1月にはファーウェイは中国ベンダーとして初めて、米フォレスター・リサーチが発表したプライベード・クラウド管理ソリューションに関する2016年Q1 Waveレポートでストロング・パフォーマーに選ばれました。

また、Oracle Linuxは2006年初頭にリリースされ、2010年9月にはこのOracle Linux用のUnbreakable Enterprise Kernelがオラクルにより発表されました。このカーネルは、エンタープライズ・グレードのパフォーマンスとスケーラビリティでアプリケーションを実行できるように最適化されており、世界各地で多数のお客様のミッション・クリティカルな処理を支えています。Oracle LinuxおよびUnbreakable Enterprise Kernelは機器メーカー、独立系ソフトウェア・ベンダー、その他のサードパーティ・プロバイダーから高い評価を得ていることに加え、認定やサポートも受けています。

こうしたことからOracle Linuxは、オンプレミスやクラウドでの展開にかかわらず、企業の信頼できるソリューションとなっています。今回の認定はOracle Linuxがファーウェイの「FusionSphere」上のゲストOSとして問題なく稼働することを証明するものです。Oracle Linuxとの連携と互換性の確保によりお客様により幅広いアプリケーションと展開の選択肢を提供し、双方にメリットをもたらします。

ファーウェイ ITクラウド・コンピューティングおよびビッグデータ基盤プロダクトライン プレジデントの任志鵬(レン・ジープォン)は次のように述べています。 「当社はオープンで協調的なクラウド・エコシステムを構築し、お客様の成功を支援することに注力しています。今回の認定は、『FusionSphere』のエコシステムの進化に向けた着実な前進となりました。ファーウェイは引き続きお客様の期待を超えるべく尽力していきます」

オラクル・コーポレーション Linuxおよび仮想化製品管理グループ担当グループ・バイス・プレジデントのロバート・シンプ(Robert Shimp)氏は次のように述べています。 「当社は、Oracle LinuxおよびUnbreakable Enterprise Kernelのシステム認定でファーウェイと連携できることを嬉しく思います。オープンなクラウド・インフラストラクチャ向けに開発されたOracle Linuxは、企業におけるSaaSやPaaSの処理負荷と既存の企業アプリケーションに対して、業界をリードするパフォーマンスとスケーラビリティ、信頼性を提供します。今回、ファーウェイが認定されたことで、オンプレミスのクラウド環境で信頼性の高いLinuxインフラストラクチャを低コストで展開する際にお客様により多くの選択肢と柔軟性を提供できるようになります」

ファーウェイ「FusionSphere」のOracle Linux認定に関する詳細は、こちらのページもあわせてご参照ください。

※本参考資料は2017年3月20日(現地時間)に中国・深圳で発表されたプレスリリースの翻訳版です。