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韓国KT、ファーウェイとのパートナーシップにより、 柔軟性と効率性の高い統合伝送ネットワークを構築

2016.10.04

ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は9月29日、同社の100Gマルチサービス・オプティカル・トランスポート・ネットワーク(MS-OTN)ソリューションが韓国KTのメトロ・パケット・オプティカル・トランスポート・ネットワーク(POTN)プロジェクトで採用されたことを発表しました。本ソリューションが実現する柔軟性と効率性の高い広帯域な統合伝送基盤を活用し、KTは家庭向けビデオ配信、モバイル・ブロードバンド、大手企業向け専用線などの多様なサービスを提供していきます。

KTは韓国最大の総合通信事業者であり、世界でいち早くギガビット・クラスのインターネット接続サービスと4Kビデオ・サービスの商用提供を実現した通信事業者の1社です。韓国では、LTE/LTE-Aサービスが広く展開されており、大手企業向け専用線や4Kビデオをはじめとした家庭向けブロードバンド・サービスの普及も急速に進んでいます。こうしたなか、KTは多様なサービスと複数のネットワークを支える同社のメトロ・ネットワークのアーキテクチャをシンプルにし、運用効率を向上するため、超高精細ビデオ、5G、高品質の専用線サービスに対する総合的なベアラ・ネットワークを構築することを計画しています。

ファーウェイは、トラフィック増と主要なアプリケーションにおけるパフォーマンス要件を確保するというKTの統合伝送ネットワークへのニーズに対応するため、大容量かつマルチサービス対応の統合伝送を特長とするMS-OTNソリューションを提供します。

最適なユーザー体験を保証し、メトロ・ネットワークのアーキテクチャをシンプルにするファーウェイのMS-OTNソリューションは、光チャネル・データ・ユニット、パケット、バーチャル・コンテナ・サービスの一元的なグルーミングを実現します。また、時分割多重化(Time Division Multiplexing)によるパケット・サービスの一元的な受信と処理をサポートしており、HDビデオ、モバイル・ブロードバンド、粒度の大きな専用線サービスなどの新たなサービスにも対応しています。さらに、帯域リソースをオンデマンドで提供し、サービス提供までのリードタイムを短縮することで大幅に運用効率を向上します。

ファーウェイ 伝送ネットワーク・プロダクトライン プレジデントである高戟(ジェフリー・ガオ)は次のように述べています。 「KTはファーウェイのMS-OTNソリューションを活用することで、シンプルなアーキテクチャの統合伝送ネットワークを構築し、市場リーダーとしての地位を維持しつつ、運用効率を向上し、最適なユーザー体験を保証することでビジネス面でも成功を収めることができます」

本発表は、ファーウェイが国連ブロードバンド委員会と共催する「ウルトラ・ブロードバンド・フォーラム 2016」(9月29日~30日、ドイツ・フランクフルト)にあわせて行われました。世界の通信事業者、コンテンツ・プロバイダー、コンシューマー・エレクトロニクス・ベンダー、インターネット・サービス・プロバイダー、規制当局が一堂に会する本フォーラムは、ウルトラ・ブロードバンド産業の将来の発展に向けた議論を通じて、すべての関係メンバーの事業の成功とウルトラ・ブロードバンド産業をとりまくエコシステムの健全で持続可能な発展を推進しています。

※本参考資料は2016年9月29日(現地時間)に韓国・ソウルで発表されたプレスリリースの翻訳版です。